劇場公開日 2024年9月6日

エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価

全608件中、281~300件目を表示

4.5これまでの悪い流れを正す作品

2024年9月12日
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鑑賞方法:映画館

字幕版を IMAX で鑑賞。エイリアンシリーズの最新作である。今までのシリーズ作へのリスペクトが強く感じられる良作で、リドリー・スコットが始めた「プロメテウス」以降の世界観に否定的なところに好感が持てた。

シリーズにおいてエイリアンの生態は完全には判明していないが、基本的には、以下の段階を経て成獣になると思われている。
1.フェイスハガーを内包したエッグが宇宙船内部に産み付けられて、他の動物が近づいてくるのを何十年でも待ち続ける。
2.エッグの変化に対象動物が気付いて覗き込むと、フェイスハガーがエッグから飛び出して、顔に取り憑いて口から胚を送り込み、剥がそうとすると犠牲者の首を絞めて脅迫して傷つけられると強酸の血液が周囲を溶かすので手が出せない。ただ、酸であれば、硫酸の1京倍と言われるフルオロ酸でもビクともしないテフロンで覆ってしまえば回避できるはずである。
3.やがて犠牲者の体内で胚が成長して、犠牲者の胸を食い破ってチェスト バスターが外界に出てくる。犠牲者は出血性ショックで死亡する
4.チェスト バスターは脱皮を繰り返しながら極めて速く成長して、最終形態ビッグチャップとなる。
5.エッグを作っている者の正体は誰かという点がシリーズによって異なっている。
5-1.この生物を考え出した脚本家のダン・オバノンによれば、ビッグチャップが捕まえた犠牲者の身体をエッグに変質させる無性生殖を行うという秀逸な設定になっていた。広い宇宙で生殖の相手となる個体を見つけるのは極めて困難であるため、無性生殖は極めて合理的であり、この生物の不気味さを爆上げしていたが、リドリー スコット監督が犠牲者がエッグに変質させられる途中の状態を撮影しておきながら、完成版からカットしたため、エッグの製作者は不明になってしまい、後続のシリーズ作で数々のヴァリエーションが誕生することとなってしまった。
5-2.シリーズ2作目の「エイリアン2」では夥しいエッグを産むための「エイリアン クイーン」が登場した。どこかで雄と交尾しなければエッグを埋めなくなることになった。また、クイーンのデザインにオリジナルのデザインを手がけたH. R. ギーガーは参加しておらず、ジェイムズ キャメロン監督らがデザインしたものである。
5-3.シリーズ3作目のエイリアンではH. R. ギーガーが復帰したが、エッグの製造者には触れられておらず、また、フェイスハガーが寄生する生物に依存してビッグチャップの形態が変化するという設定が加わった。DNA レベルで寄生が行われていることになる。
5-4.シリーズ4作目の「エイリアン4」では、クイーンが卵生を捨てて胎生に変化してしまい、夥しい子孫を残すことは不可能になっており、生物としての恐怖は軽度になった印象が拭えない。新種のビッグ チャップのデザインは神秘性も美的センスもない最悪なものだった。
5-5.エイリアン1作目より前の時代を描いた「プロメテウス」では、通称エンジニアと呼ばれる古代人が正体不明の黒い液体を飲んだらエイリアンが生まれたという話になっており、神秘性も何もない思いつきに呆れ果てた。折角ダン・オバノンが創造した魅力的な生き物が底の浅い話にされてしまったのは到底許せなかった。オバノンに遠く及ばないスコットの想像力は幼児並みだと思った。
5-6.プロメテウスの続編となる「エイリアン:コヴェナント」では、あろうことかアンドロイドのデイヴィッドがエイリアンのエッグを人工的に作ったということにされていて、神秘性も何も消し飛んでしまった。いまだにこのクソ作を受け入れることは到底できない。スコットはこれ以上シリーズの汚点を増やさずにさっさと手を引けと言いたくなった。初作の監督がシリーズをゴミ箱に放り投げたも同然で、許し難い暴挙だった。

今作はこれらのシリーズ作に半端ない敬意を払って作られていた。宇宙船の起動音から初作の再現を図っており、時代設定が 20 年しか違わないのだから妥当だと思われた。パルスライフルなどの武器は「2」との共通性を感じさせたが、「3」はあまりお気に召さなかったのか、引用と思われる部分は皆無だった。問題は、今回登場した新種である。形態は「4」の流れのようだが、ぐっとスマートになっている。顔は「プロメテウス」の古代人のものだった。

プロメテウス以降の話は触れられてもいないので、この監督も私の同志のように思われた。プロデューサーにスコットが名を連ねている状況で、この判断は勇気があると思った。

話はウェイランド ユタニの劣悪な鉱山のある惑星を舞台にして始まり、主人公らがノストロモ号型の宇宙船を盗んで逃亡しようとするところから極めて過酷な状況に陥っていく。シリーズに欠かせないアンドロイドは2体登場しており、壊れかけの方は初作のノストロモ号に搭載されていたアッシュと同じ顔をしていた。イアン・ホルムは 2020 年に亡くなっているので、完全に CG だと思われるが、非常に精巧に出来ていた。

仲間を見捨てられない人間と、生き残りたければ仲間だろうと見捨てるのが合理的だという話が交錯するのは見応えがあり、そう発言したアンドロイドさえも救おうとする人間の行動は、このシリーズに不可欠のものである。音楽は「ツイスター」と同じ人で、初作を担当したジェリー・ゴールドスミスを彷彿とさせる見事な曲を書いていた。

監督はホラー作品で売り出した人のようで、演出上のツボを外していないのは流石だった。個人的に残念に思うのは、エッグが出て来なかったことと、チェストバスターの扱いが軽度だったことと、新種のデザインが全く気に入らなかったことである。この作品が初作の次に公開されていたらただの二番煎じと軽視されていただろうが、これまでの流れの後で出すことには大きな意味があると思った。
(映像5+脚本4+役者4+音楽5+演出4)= 88 点

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アラ古希

0.5リドリー・スコットも焼きが回ったな。。。

2024年9月12日
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ウルフ

4.5見に行ってよかった。作り手の気持ちが嬉しい映画です

2024年9月12日
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楽しい

興奮

幸せ

とても楽しめましたよ。
ツッコミどころも多少ありますけど、あの人登場やら重力やら、オマージュ入れてくれたのも良いし、いろいろ新しい工夫で楽しませてくれたのも良い。
若手の俳優陣も頑張って好印象。ケイリースピーニー、今後も関わってくれんかな。
CGじゃなく生の臨場感を大事にしたいという監督の姿勢も好き。
総じてスタッフも俳優も「エイリアン」に対して愛と尊敬の念を持って作ってるところが嬉しい!
当時中学生の自分に映画の楽しさを教えてくれたのが2。以来エイリアンは特別なシリーズです。1、2、ブロメテウス推し。新作出る度にやっぱりワクワクしてしまう。今作のように一生懸命作った作品が次回作につながる、ような気がする。次も是非作ってほしいです。
普及の名作に挑むのは大変でしょうけど、まだまだ楽しませてほしいな!

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BOB

4.5EW

2024年9月12日
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ブレミンガー

3.0エイリアンを観に来たはずなのにエイリアンが登場したあたりからトーンダウン

2024年9月12日
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無音のオープニングシークエンスやレトロな未来描写はおじさん的にはすごく良かったんだけど話の持っていき方が予定調和過ぎてエイリアン(ゼノモーフ)が登場したあたりからトーンダウンしてしまった…。残酷描写もちょっとマイルドで物足りない。エイリアンってSFホラーというジャンルじゃなかったっけ?しかしまさかあのアンドロイドが再び見られるとは!(別に会いたい人ではないけど)ジャンプスケア含め彼の登場に結構びっくり。

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michimomichi

3.5お前、もしかして!

2024年9月12日
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ハリソン

3.0オマージュシーンがちょっとくどい

2024年9月12日
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怖い

単純

興奮

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sumire

4.0タイトルロール後のお笑いNG集が

2024年9月12日
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あるわけないが、後の席で悲鳴を上げ続けていた女性はタイトルロールを待たずに席を立った。
暗闇が耐えられなかったんだと思う。

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Ferma

3.0ん〜ん

2024年9月11日
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って感じ。

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ゴルフバカ

3.5スリリング

2024年9月11日
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難しい

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まこやん

4.0初回作へのオマージュが心地よく、最初から最後までハラハラ、ドキドキが止まらない

2024年9月11日
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エイリアン1、2が大好きで楽しみに観に行ったのだけど、まったく裏切る事なく瞬きを忘れて目が乾いてしまうほど入り込めました。
何度か初回作のシーンをオマージュしたシーンがファンにはたやすくわかるはずで、シガニー・ウィーバーの顔が脳裏によぎることがしばしば。
ストーリーはエイリアンの王道をゆくストーリーであっという間の2時間、個人的には十分楽しめた。
見終わったあと思いにふけると初回作は1979年公開だから今から45年も前、逆に45年も前にあれだけの高い撮影クオリティとスリルとドキドキハラハラ感を味わせてるのだと、驚愕物だと言うことに気付かされました。
今作の監督はホラー映画が得意な監督だそうで、ドキッとさせる場面は流石だと。
初回作のほうが立ち向かう術を考えたり、どう退治するかや生態を知ろうとするシーンがあって奥深さはありますね。
ただし逃げまくるだけの2時間でも娯楽映画としては大成功なのでは。
根塊、少し小さめのスクリーンでの鑑賞でしたがIMAXとか大きなスクリーンでの鑑賞をおすすめしたいですね。

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梅じんの相棒

4.0頑張りました!

2024年9月11日
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Syouiti

4.0ドキドキが止まらない

2024年9月11日
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怖い

あの衝撃的な1979のエイリアンのその後。映像技術もどんどん進化しているのでよりビビる。
鑑賞後1時間経ちましたが、まだ心臓のドキドキが止まりません。
「プリシア」で可憐な女性を演じたケイリー・スピーニーが今作では逞しくカッコよかったです。

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光陽

3.5アンディーはアンドロイドにしか見えない

2024年9月11日
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そこそこ怖いしハラハラしますけど、ご都合主義が目に余りますね。
アンドロイドのアンディー役は好演でした。
それにしてもエイリアンの成長力半端ないですね。

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やまぼうし

4.0落ち着く暇なく面白かった

2024年9月11日
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泣ける

怖い

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ツネ

3.5さすがに1には遠く及ばず…でも

2024年9月11日
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楽しい

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nayuta

2.5新しい要素なし

2024年9月11日
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単純

興奮

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やぶりん

4.0しっかりエイリアンでした!

2024年9月11日
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怖い

単純

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old-tears

2.0残念!

2024年9月11日
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自分好みではなかったけど、好みは別れるのかもしれません。

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おのちゃん

3.0エイリアンの特性

2024年9月11日
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怖い

一作目の「エイリアン」は、エイリアンの得体がわからず、不気味なところがあり、2~4は、エイリアンのことを知っているリプリーが狂言回しとして、エイリアンと対峙している。本作の場合、登場人物はエイリアンの特性を知らずに話が進むが、これまでのシリーズを見ている観客からすれば、エイリアンの特性を知っているので、何か起こっても「そんなことすりゃ、そうなるだろう」ということになるので、一作目ほどの恐ろしさは感じられなかったのが残念。
上映開始から6日目で、パンフレットが売り切れ、入荷が未定ということだったので、近所の別のシネコンで購入。

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豊島区のはずれ