エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
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私はそろそろ飽きてきたかも…。
没入できる2時間
「底辺」の若者たちが「一発逆転」を狙って廃船から盗みを働く…
という展開は「ドント・ブリーズ」を思わせるし、もっとシンプルに「格差社会」を思わせる。
で中盤以降の「会社の指令/利益」はブラック企業や「社畜」を思わせる。
SFを舞台装置に「現代社会」を描くのは映画あるあるだが、であれば、「エイリアン」は何のメタファーだろうか?
俗っぽく言えば「核兵器/生物兵器」かもしれないが、「欲」かもしれない。
「欲」に引き寄せられ、飲み込まれ、身を滅ぼす…って。
登場人物も(必要程度に)描かれている。といっても主人公と弟(アンドロイド)だけだが。
弟はアンドロイドだけに、「七変化」するのは上手い使い方だと思う。
主人公の葛藤とか、他メンバーとの確執も弟がキモになっていて面白い。
続編の有無は分からんけど、
単独作としても上手くまとめ上げた手腕を評価できる。
静と動、陰と陽
本当はvsシリーズを除く全6作品を鑑賞してから挑みたかったんだけど、1と2の間の作品っていうのを聞いてちょっとサボってしまいました。一先ず、IMAXで見れないとなると超後悔しちゃうから、1だけ予習して劇場へ。
ファンからの評判が高く、ポスターも予告も何から何までクオリティが高かったから結構期待していたけど、、、これは面白いっっっ!!!全作見ている訳じゃないからマニアックな話は出来ないけど、1はこれ本当に70年代の映画?と感じさせる近未来っぷりなのに、本作は本当に新作?と感じさせるノスタルジーっぷりで、原点である1に対してのリスペクトがとにかく凄まじい作品だった。続編という名のリブート。古いのに新しい『1』と、新しいのに懐かしい『ロムルス』。愛とセンスが尋常じゃないって!(嬉)
聞いた話にはなるけど、ジェームズ・キャメロンがメガホンを取った『2』はアクション映画に一新されているらしく、再度リドリー・スコットが撮った前日譚においても原点である『1』とはかなりテイストの違う作品のよう。往年のエイリアンファンでもやはり、『1』を愛する人が多く、次いで『2』が好まれているみたい。恐らく、今回監督を務めたフェデ・アルバレスもそうなのだろう。
そうして作られた最新作である本作は、最も愛されれる『1』と『2』の間に起こった話。映像と技術は進化したものの、舞台や設定を変えることはなく、展開や演出に至ってもスコット愛がドバドバと溢れている。直前に見てもこんなに興奮したんだから、こんなのファン歓喜間違いなしでしょ。何十年も年月が経っているのに、違和感なく続編だと認識できる。70年代、80年代の名作の続編を作るのが流行っている昨今、ここまでの作品を当時とは別の監督が撮れるなんて、本っ当にすごいことだと思う。相当な熱量と愛がないとなし得ない偉業。あっぱれ👏
エイリアンの造形だとかホラー映画としての品質だとか、褒め讃えたい箇所は沢山あるんだけど、40年以上続けてきた映画シリーズ、ここにきてメインであるエイリアンではなく、人間側で面白さを出してきたことが本作で最も感心した部分。アンディというキャラの深さ。魅力的すぎる。これはぜひ劇場で感じて欲しいんだけど、このキャラとその設定こそが、アルバレスなりの『1』へのラブレターだったんだと思った。そう。『1』が好きな理由は、実はそこも大きかった。彼らの苦しみもしっかり描かれていて刺さる。今を生きる人々が抱える、未来への恐怖。そして、未来を生きる映画の登場人物たちが抱く、今を生きる不安。まさに絶望。SFとしてもあまりによく出来ていた。
本当に怖かった。そして最高に気持ち悪かった。静と動、陰と陽。IMAXで体感するエイリアンは想像以上に常軌を逸していた。そして思う。この空間にいる人たち、みんなエイリアンのこと大好きなんだろうなって。始まると、物音一切立てない。みんなスクリーンに釘付けになって夢中で見ているのが、劇場の温度感・空気感から伝わってくる。これは今からでも本気で全作品見て、もう一度挑まなければ。あの空間にもう一度包まれたい。いやぁ、怖いのに幸せな時間だったな...。劇場すらも無重力空間だったよ。。。
まってました!
お子さま向け
集中できなかった(泣)※追記有り
本来なら作品のレビューのみ書きたいのですが、今回ばかりは脱線します。
本編始まる前から嫌な予感はしてたのです。私の席の横の方からガサゴソガサゴソ…ずーっとガサゴソうるさい。ポップコーンを漁っているらしい音が。まぁ、本編始まればそういう人も大人しくなるし…と思っていたのに、本編始まってもまだガサゴソやってる。もう、気になって仕方がない。いつになったらガサゴソやめるんだ?そんなにポップコーン美味しいのか?あの山盛りポップコーンをガサゴソさせながら2時間食べ続けるのか?そういえばポップコーン食べながら映画観たことないなぁ。なんでポップコーンなんだろう。おせんべいだとバリバリうるさいから?でもポップコーンもガサゴソうるさいぞ。すると今度はズゾゾゾ……ガシャガシャ……ズッ!ズゾゾ……。マジか。ジュースでも音出してくるのか。……ん?あ、宇宙行った?なんで?なんで宇宙行った?ア…アンドロイド…?…?
完全に置いてかれました(泣)めちゃくちゃ大事な導入部分ほぼ記憶にありません。しかもその後もポップコーン漁りは続き、しまいにはバッグの中まで漁る始末。少なくともポップコーンの中にはポップコーンしかありませんよ?
ごめんなさい、まだ愚痴は続きます(泣)なにせこの映画、SFホラーですよ?緊張感が何より大事なわけじゃないですか。それなのにガサゴソガシャガシャズゾゾゾゾ〜ですよ。勘弁してくれー!そのコップにはもうジュース入ってないよ!気づいてくれ!
そんな雑音に包まれながら私は思った。こんな集中出来ない環境で観なきゃいけないなら、サブスク待って家で観るわって人が結構いるのでは?毎週映画館に足を運んでいる私ですら、今回ばかりはそんなことを思ってしまいました。なんだかとても悲しくなりました。映画は映画館で観ることで最高の体験が出来るというのに。
自分が出している音は意外と周りの人に聞こえているし、気にする人もいます。気をつけましょう、というお話。……でも……例えば、「あぶデカ」みたいな映画だとみんなゲラゲラ笑ってたりしても平気なわけで、「マッドマックス」みたいな始終爆音轟かせてるような映画なら多少ガサゴソしてても気づかないでしょう。そのへんの線引って個人に委ねられるから難しいですね…。
答え。4DXで観ればよかったのです。4DXってポップコーン持ち込む人が少ないですし、何故かおとなしめのお客さんが多いので雑音が気になった試しがない。今回はスケジュール的に仕方なく通常上映でした。でも本当は、毎回4DXは金銭的にきついし、通常上映でも楽しみたい!
今更本編について(笑)ストーリー展開がとても面白く、次から次へと悪化していく状況にどう立ち向かうか?という緊張の連続は凄く良かったです。エイリアンの成長段階を描いていたのも絶望感があって良かったです。アンドロイド役の俳優さん、難しい役でしたがなかなか良い演技だったんじゃないでしょうか。ラストのクライマックスは衝撃的でした!
でも、もうちょっとエイリアンの押しが強くても良かったかなぁと思いました。それだけ知的で冷静な生命体だということでしょうか。あとジャンプスケアはもう少し控えめでも良かったかな?恐怖の演出としてはやり過ぎかなって思ってしまいました。
エイリアンシリーズはほとんど記憶の彼方でしたが、問題なく楽しめました。シリーズ初見の方にもオススメです。……ほぼ個人的な愚痴ですみませんでした。
※追記
皆さんのレビュー読んでて、この作品がいかに優れた脚本だったかを思い知らされて震えております。そういえば伏線とかあったか…。あぁ…なんかすっごく悔しい😭
シリーズ最弱のヒロイン
思ったより怖くない
エイリアン1と2しか見てないが、それと比べると怖くない。ゴジラマイナスワンの方が容赦なくて怖い。出てくる出てくる、ワッという、お化け屋敷のおばけの出方。一人ずつ順番に狩られていくし、お腹の中から出てきたり、主人公の女性は生き残るなど、先が読めるから安心して見られる。人型のエイリアンは、怖さも気持ち悪さもなく、作り物っぼくて、逆に笑える。
近距離で撃っても、強酸性の体液の飛沫を浴びないし、エイリアン自身はなぜ溶けないのだろう。人がいない時は、何をエネルギーにしているのか。クマムシみたいに休眠しているのか。
没入感はあるし、スケールの大きな作品なので普通に楽しいが、次回作はもういいかな。
シリーズの中でも秀逸
たくさんのレビューを読ませてもらったが、否定的なレビューが多いのには、いささか驚いた。そういった皆さんは、エイリアンシリーズを文芸大作か何かと勘違いしているのではないかと思います。エイリアン第1作は、SF映画の不滅の金字塔です。が、そもそもB級映画で、製作者も大きな期待はしていなかったと聞きます。それが、世界中で大ヒット、エイリアンブームを起こし、その後のSF映画で「エイリアン物」というジャンルを確立したのは周知の事実です。その後、作品ごとに監督を替えつつ続編が制作され、いつしかファンの間に独自の「エイリアン世界観」みたいなものが醸成されたのかなぁ・・まぁさもあれ、ロムルスの感想ですが、面白かったです。グログロ感がかなりアップしていて苦手な方は、注意が必要かも・・ストーリーもわかりやすく、シリーズを見ていなくても大丈夫です!大音量とホラーの演出がバランス良く、随所に旧作のオマージュも感じました。主演の子(なぜかトリンドル玲奈を連想)もシガニーウィーバーほどの色気はないが、良かった。今作は、アンドロイドが更にキーマンになっていますね。
エイリアン知らない人必見
トラウマ映画の代名詞「エイリアンシリーズ」の最新作。これまでの作品を全く知らない人でも楽しめる内容でした。逆にエイリアンを知らない若年層世代に刺さる設定でした。
字幕or吹き替えどちらを鑑賞すればいいか悩ましいところですが、アクションとホラーのバランスが絶妙で、映像に集中できる吹き替え版がおすすめだと感じました。
中心となる人物は自由と希望を求める若者達で、決死の覚悟で宇宙に飛び出す展開はこれまでの作品にはない演出になっていて、感情移入がしやすかったです。ただ、妊娠している友人を中に入れるか入れないかの問答シーンはやりすぎなような気がして失笑してしまいました。
過去作品はテレビ放送やサブスクで視聴済みで、「エイリアン慣れ」している私としては先々の展開が予想してしまい、強烈なインパクトは受けませんが、初見の人が見たら脳裏に焼き付かない保証はできません。
この映画は、中年の男女がエイリアンに立ち向かうのではなく、二十代の若者たちが最恐の生物に立ち向かう、1本のSFホラー映画としてよくまとまっていた。
主演の子、映える。
プリシラの怪物退治
シリーズは一応観てるけどすでに各作品詳細の記憶はなく、前情報は時系列では第1作目の次ということぐらい。その程度の覚悟?で復習もせずに鑑賞に臨んだので、ちゃんとしたファンなら楽しめる過去作とのつながりやオマージュもよくわからんまま、単品として相変わらず謎の地球外生命体きめぇ!と楽しみながらも、規定の試合を消化した感じ…。
アンディ再起動で白眼にひっくり返るところに爆笑しつつ、第1作のリプリー的エロさをレインに期待するも、子どもっぽさの残るケイリー・スピーニーでディズニー配給じゃ無理な注文だった。なお、ウェイランド・ユタニ社は手に負えないエイリアンを研究するより、驚異的な危機脱出能力と生命力をもつレインの遺伝子を調べた方が、人類の強化には手っ取り早いという気がした。
良い映画だった。
皆評価低...
1.お金かかっているなぁ
2.主人公の女の子可愛い、それだけで評価4
3.でも中身は最初のエイリアンと同じ
4.でも時代で人工人間がたまに優しかった
5.冷酷な人工人間、兵庫県知事に見えた
6.最後の赤ちゃんも知事に見えた
7.最後の赤ちゃん、女の子?
8.やはり生物は自分が生き残ろうとする気持ちが一番
9.ロムルスをとるか、レムスをとるか?
10.自分第一か他人を思いやるか?
11.「情けは人のためならず」をお金を使って言っている?
12.あんだけの映像を2千円です見れるだけで良い
13.無重力なら液体は球体になる?
14.あの赤ちゃん、大きくなったら言葉喋って教育次第では理想郷?
15.ロムルスはローマの語源。と、言う事はあの赤ちゃんがずっと続く?
16.人間と怪物DNA混ざって、ザフライと最後似ている
17.美少女が機関銃爆撃ち、セーラー服と〜とも似ている
絶望を逃れた先には、屈辱的な絶望しか無い
IMAX 字幕版で鑑賞
序盤が長い。
序盤は特にエイリアンの見せ場がある訳でもなく、若者が会社に騙され脱出しようと廃船に乗り込むまでの人間の話ばかり。この時代は文明が高度に発達しているのか、衰退しているのか良く分からない世界です。そして、40分ぐらいしてようやくエイリアン様の登場です。
そのエイリアン様は、「クワイエット・プレイス」のような いつ現れるのかというドキドキ感や、圧倒的物量による見ている側の高揚感も感じられなかった。
若者は逃げ遅れた人を救おうとして更に窮地に追い込まれる。完全にエイリアンに取り込まれた仲間を発見するが、生きているので助ける。
エイリアンに取り込まれた人は生きているのではない。宿主になった。腹から飛び出し、そのエイリアンの内側には・・・。本来あるべき新たな命。これ程屈辱的な絶望はない。絶対助からない人を助けようとした結果、助かる可能性があった人も失った。もちろんその心情は痛いほど分かる。でもそこまで深い心理描写はされていないと思った。
後半には私は見る視点がエイリアン側についていた。
エイリアン映画だから、エイリアンがもっと見たい。より凶悪なエイリアンを。
人間なんかもういらない。宇宙船が廃船になった理由。理由があるから廃船になったんだよね。若者はそれが分かっていなかった。
………………
何回か出てくるギャグ。日本語字幕では日本流にアレンジしてあるけど、英語ではなんて言っているのか気になる。と言っても英語で理解は出来ないと思うが。
生きる意志
エイリアンシリーズは昔見たけどそんなにハマらなかった人間です。今作はオマージュが沢山あると聞きましたがどれもわかりませんでした。批判されまくっている「プロメテウス」もそんなにひどい作品か? 面白くはなかったが、という感想です。
あと、この監督のファンです。「ドント・ブリーズ」が好きだったのでこの映画の恐怖シーンの緩急の上手さは本当に良かった。主人公はなし崩し的に仲間と危険な船内を探索しますが、死に直面して少しずつ成長していき最後まで生きる意志を投げ出さず恐怖と立ち向かう、というオーソドックスな作り。
冒頭20分くらい? はエイリアンがほぼ登場せず登場人物をきちんと描いていて、主人公の苦しい境遇やその友人たちがなぜ危険な行動を取るのかがよくわかった。SF設定や退廃的な街並みも詳細はわかりませんが大体の事はわかるような作りになっている。
正直、滅茶苦茶良い映画ではなかった。しかしメッセージはシンプルでわかりやすくアクションやホラー・ゴア表現も高いレベルと思う。これがPG-12でないなら小学生でもお客さん入りそうだけどなあ、けどゴア表現消したらつまらなくなるだろうな、と矛盾した事を考えた。
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