エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
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地球は奇跡の星✨
過去作は全部観ていますので、どうしても前の作品での感覚と比べてしまうのですが、思ったほど怖くなかったです。
今回はアンドロイドが活躍する場面が多かったので、過去作のような、宇宙空間と狭い宇宙船の中で未知の生命体に遭遇し、なす術もなく人間たちが追い詰められていくようなジリジリした恐怖感はなかったかな。
逆にアンドロイドだからこそ、感情に流されずに冷静な判断をするところは現代らしい問いかけとは思います。
自分たちがやられるのであれば、見殺しにするしかないという場面というのは絶対にあるわけで。戦場でも戦艦でも。
あと、アジア人(韓国?)が出てきた時点でこの人真っ先にやられるんだろうなって思ってたら案の定でした😅
これアジア人差別だって言われないでしょうか…
それから一番弱そうだった女性が最後まで生き残るのは原作のリプリーがそうだったし、ああいう状況におかれて初めて目覚めることもあるし。なんだかんだ言って人間は強いし、知恵のある生物なのだ。
もう一つ。
妊娠した女性を助けたけど、これもすぐに予測できてしまったのです。
遺伝子注射した時点で、エイリアンと人間のアイノコが生まれるっていう…
過去作で免疫ができているせいか
いろいろ予測できてしまったので、ハラハラドキドキ感はあまりなかったですが、それなりに楽しめました。
ただ少し長いかな…
最後にはユヴァーガという地球のような星へ。
地球という星は奇跡の星なのだとあらためて実感してます☺️
「未知」は怖い。が、「既知」は…
「よく頑張った!」と(偉そうにも)思いました。
同時に、1作目がいかに優れた「怖い!」作品なのかを再認識しました。
1作目の「怖さ」は、「未知の生命体(めっちゃナゾ!)」との接触が、人間社会と空間的に隔絶された(めっちゃ遠い!)、かつ閉じた空間内(宇宙船内)でおこなわれることに起因しているように思います。一方本作は、事件現場と「人間社会」はさほど空間的に離れていません。ここで言う「空間」とは「実際の距離」と併せて「意識上での空間」双方の意味を含みます。
例えば、某惑星での労働のシーン(登場人物たちの動機を示すために必要だった?)やアンドロイドからの逐一の指示(1stへのオマージュを込めてなのかアッシュの再登場)などのシーンを見ると、トラブルの渦中にある面々のすぐそばに「人間社会」は存在していると(鑑賞者は)認識してしまいます。
一方1stでは、ノストロモ号のAI「マザー」の答えは無機質で(モニターに文字が出てくるだけ)、肝心なところは「分かりません」だし、アッシュも会社の代弁者として無機質に「同情するよ…」と言うだけなので、乗組員たちには、自身の近くに「社会」が存在していることを直接認識・確認する術が無いのです。その状況下で、正体の分からない「化け物」と相対峙せざるを得ないという、まさに「In space, no one can hear you scream...」という状況、これが「怖い!」のです。
また、乗組員たちが放り込まれた「空間」にも違いを感じました。1stのそれはとても「静か」で「わちゃわちゃ」しておらず、艦内で食事をするシーンなどは「日常性」を感じさせます。しかしその日常性を「化け物」がぶち壊すわけです。これにより乗組員たちは「非日常」に放り込まれますが、艦内の設備そのものは「平穏」なまま(化け物は1匹だけだが、どこにいるのか、どんな姿で「居る」のかは不明)で、ようやく艦内が平穏でないことが可視化されるのは、リプリーが「本体を切り離して爆発させる」という手段を取って以降です。リプリー以外はもう誰もいない無機質な空間に「爆発まで、あと何分…」という機械的なアナウンスが警告音とともに流れる様子に、視聴者の内側に閉じ込められていた緊張感が一気に外側に露出する…という経験を記憶しています。一方今作では、基地内の描写が最初から「わちゃわちゃ」しており(最初からエイリアンが沢山いすぎ?)、「日常性の中に『非日常』が潜んでいる」という感じがしませんでした。
エイリアンという存在を人間社会の中に「取り込もう」とする企てが、そもそもの悲劇の始まりなのですが、「社会の中に取り込む=既知の存在」となってしまうと、そこに恐怖はありません。ラボで実験していたとか、「間の子(あいのこ)が誕生する」とか、正直興ざめでした。
散々悪口を書いてしまいましたが、1stへのリスペクトのもと本作を完成させた制作陣には「よく頑張りました!」と言えますし、相応に楽しみはしました。機動戦士ガンダムになぞらえて言えば、「1stが最高なんだけど、ユニコーンもよく頑張った!」みたいな感じ…でしょうか。
ラスボスが…
エイリアンと言えば、やはり1作目と2作目。その後の作品はたぶん「3」と「プロメテウス」は観たはずだけどほとんど覚えてない。
少なくとも1と2は傑作。
今回はその「1と2の間」とのこと。
これまでも、いろいろな監督が比較的作家性を発揮して作品化したシリーズ。今回のフェデ・アルバレス監督の「ドント・ブリーズ」なんてサイコーの映画だったし、期待して劇場へ赴いた。
「社会に搾取されながら底辺で暮らす若者たちが、違法ながらももがいて掴んだチャンスが、新たな地獄の始まりだった」みたいな、まさに「ドント・ブリーズ」的な軸で描かれる本作。
どちらかというとシリーズの1作目がホラー、2作目はエンタメアクションだったことを考えれば、今回はまさにその間、ホラーで始まってアクションで2作目に繋ぐ感じ。
フェイスハガーがワラワラワラワラと追いかけて出てくるところなんて鳥肌だし、背後でヌルっと何か動いたよ!みたいないつものエイリアン演出も楽しい。
これまで「コントロールする側」で、良くも悪くも「知性や効率」の象徴だったアンドロイドが、「される側」「役立たず」で登場するのも面白い。
シリーズを知らなくても楽しめるけど、せめて1作目は観ておいた方がいいだろうな。
で、評価は…というと、映画として面白いってことはまず書いておきます。
ただ、SFとして気になるのは今回物語攻略の大きなポイントになる「無重力」の問題。演出として面白いのは間違いないんだけど、物理的に「いや、それはおかしいんじゃない?」ってところが気になった。
あと「アレを『小惑星帯』って言わなくね?」とか。
日本語訳の問題なのかもだけど。
あの格納庫の切り離しに関わる辺りからの一連は、ちょっと荒唐無稽過ぎた気もする。
そしてもう一つ。
(ご注意:ここからラストに関わる内容を書きます)
シリーズのメインモンスターである「ゼノモーフ」。「エイリアン」という単語を固有名詞化したと言っても過言ではない、男性器を想像させるあいつ。これまでも作品ごとにアレンジはされて来たものの、この造形の邪悪さと美しさこそ、このシリーズの魅力の一つだと思うんだが、今回のラスボスはそのエイリアンと人間の謂わば「混血」。
断然興味を惹かれたのに。
なんであんなに醜い…というか、特徴に乏しい、つまらない姿にしてしまったんだろう。
もちろんこれは個人的な趣味の問題で、「ラスボスが怖くて良かった」というレビューも散見されるのでこういう感想は少数意見なのかもだけど、生まれた瞬間の姿がきれいな人間の赤ん坊だっただけに、ここからエイリアン的な特徴の何かを取り込んだ美しさのあるものを期待してしまった分、取り込んだのは「四肢と尾かい!」となってしまった。
私は圧倒的にあのギーガーの描いた造形、特にあの長いアーチの頭部こそがエイリアンだと思ってるクチなので、それ無しにエイリアンのラスボスとして登場されるとなあ…と。
お母さんを喰ってしまうとか、(良い意味で)なかなか嫌なシーンは、印象に残ってるし、このエイリアンの見た目だけで嫌いになるなんてことはないんだけど、やはり古いファンとしては、最後が綺麗に腑に落ちなかったのが悔やまれる。
でも、SFとして、ホラーとして、モンスターアクションとして、間違いなく楽しめる映画だと思います。
1作目・2作目は越えられない
映画「エイリアン・ロムルス」をIMAXで鑑賞しました。
時系列としては、「エイリアン」「エイリアン2」の間の話だそうです。しらんけど。😛
人生の行き場を失った6人の若者たちが、生きる希望を求めて足を踏み入れた宇宙ステーション“ロムルス”。 だが、そこで彼らを待っていたのは、恐怖と絶望──寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する “エイリアン”だった・・・というストーリー。
1作目の「エイリアン」への原点回帰というか、まあ、焼き直しみたいな感じでしたが、そこそこ面白かったですし、さすがに映像の進化も感じました。
でもね、やはり1作目のあの究極の恐怖感、加えて2作目のサバイバルアクションの面白さは越えられないのかなーと思いました。
この前2作は何度見ても面白いのですが、本作を今後も何回も観たくなるかなーというのが感想です。
でも、ヒロインの女優さんは可愛かった・・・。
ロムルスにハリウッドの限界を見た。
リドリー・スコットがプロメテウスとコヴェナントでエイリアンを更なる新天地へ運ぼうとした反動だろうか?
まさかここまで守りに徹し、革新性に欠けた続編が生まれてしまうとは。。
本作の最初の印象は、既視感。
完全新作映画であるにも関わらず、どのシーンも過去のエイリアンシリーズのオマージュでしかない。
登場人物を一新しているにも関わらず、過去作品をトレースした展開が続き、さながら"エイリアンベストヒット"と言った印象。
もっと言うなら、エイリアン1+2÷2。
そこにプロメテウスを少々…といった感じか。
しかしどれも表層的なオマージュなので薄味なのが何とも。。
エイリアン1と2って根本のジャンルから別映画なんですよ。1はゴシックホラーで2は戦争映画。
ロムルスは両作から良いとこ取りしようとした結果、実に中途半端な作品になっています。
エイリアンうじゃうじゃ出すのも、戦争映画で軍隊モノの2だから成立してたのであって。
この展開を民間人が主人公のロムルスでやっちゃうと"ただの弱体化"にしかならない。
故に緊張感に欠けるという悪循環を引き起こしています。
何とも勿体無い。
だからどんな展開が来ても「エイリアンあるある」すぎて驚かない。
いやそれどころか、中盤あたりでは集中力も切れてしまうという。話が進めば進むほど残念感が増していく構成。
この感覚はスターウォーズにおける「フォースの覚醒」にも通ずるものがありました。
ファンが喜ぶ"であろう"物を出そうとするあまり、徹底的に表層的なオマージュを続ける。
それゆえ、キャラクターやテーマ、ストーリーですらオリジナリティに欠けてしまう。
まさにこれを地で行ってました。
とはいえ、全てがダメとは言いません。
主人公達が廃棄された宇宙船に乗るまでの経緯や、初代エイリアンの"その後"への言及など見どころも序盤はあります。
また、本作は「人工重力」のギミックを活かしたアクションを取り入れていたのが斬新でした。
無重力を活かしてのエイリアンとのチェイスは、エイリアン4の水中戦以来のフレッシュさを感じましたし。
息を殺してフェイスハガーの群れの中を進むシーンはまさにアルバレス監督の真骨頂と行ったところでしょうか。
その後の音が出るまでの展開は、やや脚本の粗も感じましたが目を瞑りましょう。
でもそれにしたってエイリアンもフェイスハガーも弱体化補正著しくてなんとも。
エンドロール間際の展開はもはやギャグ、私は失笑してしまいました。
誰も望まない展開。
どうしてああなった。
同じフェデ・アルバレスで言ったらドントブリーズの方がよっぽど怖くて面白くてユーモアもあったなと。
むしろ本作はエイリアンというブランドがアルバレス監督の足枷になっている気がしてなりません。
ウェルメイドな作品にする事に徹したあまり、根本的に面白くない作品になってしまうというジレンマ。
こういう企画じゃないと予算も降りないというジレンマ。
これは今のハリウッドが抱える"病気"と言っても過言ではないかと思います。
エイリアンブランドの限界と、ハリウッドが抱える構造的問題が改めて浮き彫りになった作品でした。
こんなの作るくらいならブロムカンプのエイリアン新作作ってくれよ‼️
リドリーのプロメテウスシリーズ完結させてくれよ‼️
クソ喰らえ‼️
そんな感じです。
期待値高かっただけに見事に裏切られました。
エイリアンって各作品ごとに時代も監督も作家性も個性が全面に推されてるのがシリーズの魅力だったのに。本作では真逆に保守に走りすぎてるのは、今のアメリカを象徴しているようにすら感じました。
プロップはじめ背景美術は素晴らしかったです。
興味のある方はぜひスクリーンでお楽しみください。
エイリアンを見た事がない人なら、エンタメとして十分楽しめると思います。
実験は大失敗?!
ウェイランドユタニ社の忠実な科学者アンドロイド、ルーク。中盤に誇らしげにエイリアンから抽出した「プロメテウスの火」の”生命の素”の黒い液について解説していたけど、それ映画見てる人の為だよね。レイン達には兎に角それを持ち出して、元の植民星に持って帰って貰えばいいだけだから、そんな企業秘密的研究成果を自慢げに話す必要ありなん?で、それ人体実験もマダだったみたいで(ネズミには試して見たみたいだけど)結局見事な失敗作だったじゃん。打ったケイは何ともなく、彼女の胎児が変異して化け物になっただけ。あんな奴、労働者として使い物にならんわ。だから「2」での植民星(「1」でエイリアンの卵とスペースジョッキーがいた星)で働いてる人達には、なんらこの研究成果が活かされていない。ルーク何やってたの?
面白いが期待の枠は超えず
遅ればせながら鑑賞。
充分に楽しんだが、
シリーズへのオマージュがどれも表面的で
小さくまとまっていた感が否めない。
1、2を超えるのが難しいなら
3のような陰鬱なものや
4のように「損壊が観たいんでしょ?」と迫ってくるものなど、
特定の方向に振り切れていてほしかった。
それから、「これからこういうルールのエリアに踏み込むから
緊張してな」というような説明や、
「じつはこんなことがあったんだ」という説明の多さも気になった。
そういう部分を映像の中で表現してこそと
欲をかいて臨んでいたためだろうけど。
また、本筋に影響はないが
アンドロイド専用出入り口から入った直後が
あの狭いダクトなのはなぜなのか?
(アンドロイドは皆這いつくばって移動するようにと
虐げられていた??)だとか、
超危険な複製ラボなのに
ドアが完全密閉しないデザインなのはなぜなのか?
など、映画的な都合による疑問点も多く、
そこは核心じゃないからべつにそれで構わないのだけど、
没入感の妨げにはなるなあと感じた。
「エイリアン」のメカの雰囲気が 映像体験できる作風がよかった。
以下ネタバレ
「エイリアン」シリーズは、
宇宙船などのSFメカや異星人文明のテクノロジーを
映像体験できるポイントが
見どころだと思っているので
今回の
「エイリアン:ロムルス」は
「エイリアン: コヴェナント」の続きでなく、
「エイリアン」後のエピソードを
「ドント・ブリーズ」の監督が演出する事前情報に
ああホラー映画か・・・と
あまりテンションが高まらずのまま
シネコンへ行きました。
しかし、
予想に反して前半は
植民星の日常描写や
ブラウン管風のモニター、
宇宙船のドッキングの段取りを
丁寧にみせる「エイリアン」設定のメカ描写多めな映画で
「エイリアン」のメカ雰囲気が
映像体験できる作風に
オオッとなりました。
冬眠ポッド回収までは
ワクワク感がありましたが、
冬眠ポッドのエネルギーを回収するあたりから
ホラー映画が開始され
アンドロイドの活躍や
自動照準のライフルのバトルは少し新鮮でしたが、
ほとんど
他の「エイリアン」シリーズで見た事のあるような
シーンが多く、
ラストの敵は「エイリアン4」の方向ではないアレンジが
ギーガー感なくて
不気味なだけの敵になってしまい、
前半に比べると
退屈な後半でした。
そのほか
小惑星帯上を移動しながの
遠景でステーション、
近景コンテナでを見せるアングルは
他の「エイリアン」シリーズでは見た事のない
ビジュアルだったのでオオッとなりました。
なんだこれ
初代エイリアンをリスペクトしたリメイク
初代では登場人物のキャラが薄い群像劇だったが、こんどの主人公は明確。サブキャラも可愛らしい未熟な若者たちで、ドラマとしても面白い。
何十年か先の未来、予備知識のない若者に「エイリアン」をまず勧めるとしたらどれだろう。ギーガーが魅力の初代か?、重厚感のプロメテウスか?。もしかしたらロムルスかもしれない。
それなりに良く出来ている
1作目と2作目には遠く及ばないが、これ一本だけ見ればそれなりに面白い。
序盤の限られた閉鎖社会からの脱出は、しっかりSF青春映画してるし、後半はホラーの監督らしく得体のしれない生態に生命を狙われる、SF密室ホラーになっている。
かなり工夫してるし、CGを使った映像はリアリティもあり、最先端の「エイリアン」だ。
しかし、1作目をかなりオマージュしてるのは分かるが、基本プロットとしては1作目を繰り返すしかない内容になっていて、残念。まぁ仕方ないんだけど。
#エイリアン
#エイリアンロムルス
これでもかこれでもかとハラハラドキドキ満載でした
3分の2くらいまでは良かったが・・・
アンドロイドは良かった。モジュール差し替えで人格が変わるような動作、わざとらしくない演技で非常に上手かったと思う。一方、胸から下がないボロボロのイアン・ホルムのアンドロイドは、頭だけがキレイすぎ。
無重力でゼノモーフの血をかいくぐる所は面白い見せ場。重力on/offの仕掛けを上手く使ったのか、これをやりたいから重力on/offを仕掛けたのか。
ストーリー展開として、難があったように思う。妊娠していた女性が、なぜ未知の注射を自らの判断で打ったのか?全く理解できない。その直前に主人公が「信用できない」と言って打たなかったにもかかわらず。
なので、それ以降はちょっとしらけてしまった。最後に登場した、より人間に近いゼノモーフに至ってはガッカリ感というか、B級か?と思うほど。この感じなんか以前あったぞ・・・ターミネーター4で、シュワルツェネッガーのCGが登場した時や・・・。もっとH.R.ギガー的な怖いものができなかったのか。センスないなぁ。
これぞ正統派SFホラー映画!!
前作と比較したらエイリアンの登場シーンやバトルシーンは少ないが、懸命に逃げ惑う救いようの無い惨たらしさは前作よりも上質で「恐怖心」に焦点を当てた緊張感がありこれぞ正統派SFホラーだった。
特筆すべき点は、恐怖と絶望で怯える人間たちとは相反して合理的で冷酷な判断をするアンドロイドのアンディがこの物語の中で異彩を放っていたこと。
大勢の命を優先するため妊婦を救うことなく見捨るといった惨たらしい判断をしながらも、主人公たちと活路を見出そうとする冷静冷酷な姿はかっこよかった。
その中でも、印象的なのはフェイスハガーがはびこる部屋の中、音を出さず室温で人間の体温を誤魔化し気づかれないように部屋を進んでいくという大胆な敢行ぶり。情に負けず(というかロボットだから情がない)冷静でいる姿は人間とは対照的で頼りがいがあった。
そして、レインという女性主人公がとにかく有能でリプリーを彷彿させるキャラだった。場に応じて機転が利くため、コヴェナント号の無能クルーとは違い観ていてイライラしなかった笑。
特に、重力装置を利用し無重力状態にしてエイリアンの体液で宇宙船の床や壁が酸で溶けないようにし銃で蜂の巣にするシーンは斬新かつ胸熱で爽快だった。そんなやり方があるのか!!と上映中めちゃくちゃ興奮したよ。
そして、エイリアンの酸性体液で溶け死ぬシーン、チェストバスター、ドアが開かず逃げられないといったお決まりシーンもふんだんにあり古参ファンを満足させる映画だった。ラストはAVPのように変な含みのある後味悪いことは無く、爽快で後味が良いエンドだった。
昔の記憶がよみがえるシーンが 多数。o(^o^)o"
エイリアン・シリーズは終わらない?
偉大なるエイリアン1.2の世界観ではない
得体の知れない未知生物が乗組員をじわじわと追い詰めていくあの恐怖感と絶望感がエイリアン1で確立され、2で進化するも、その後のシリーズではそれを超えられず、その後もプレデターと戦わせて話題性を狙うも、なんとも盛り上がらず、いかに脚本と世界観が大切かを思い知らされたのを思い出します。
今回、ここの評価を見て少しだけロムルスに期待していましたが、正当なエイリアンの続編というよりは、謎の生命体SF映画としてエイリアンに頼らなくても良かったのではないかと残念でなりません。
あと登場人物が別惑星の宇宙船素人作業員であることと、ご都合主義のヒューマロイドがガツガツ割り込んてくる関係性がなんとも退屈に感じでしまったのも残念です。
ゲームソフトかお化け屋敷
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