「没入できる2時間」エイリアン ロムルス みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
没入できる2時間
クリックして本文を読む
「底辺」の若者たちが「一発逆転」を狙って廃船から盗みを働く…
という展開は「ドント・ブリーズ」を思わせるし、もっとシンプルに「格差社会」を思わせる。
で中盤以降の「会社の指令/利益」はブラック企業や「社畜」を思わせる。
SFを舞台装置に「現代社会」を描くのは映画あるあるだが、であれば、「エイリアン」は何のメタファーだろうか?
俗っぽく言えば「核兵器/生物兵器」かもしれないが、「欲」かもしれない。
「欲」に引き寄せられ、飲み込まれ、身を滅ぼす…って。
登場人物も(必要程度に)描かれている。といっても主人公と弟(アンドロイド)だけだが。
弟はアンドロイドだけに、「七変化」するのは上手い使い方だと思う。
主人公の葛藤とか、他メンバーとの確執も弟がキモになっていて面白い。
続編の有無は分からんけど、
単独作としても上手くまとめ上げた手腕を評価できる。
コメントする