「いくらでも作れそう」エイリアン ロムルス かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
いくらでも作れそう
閉ざされた宇宙船での息詰まる閉塞感と恐怖
痛み苦しみの場面がエグすぎ
ヒトの生理的嫌悪感にこれでもかとハマりまくる描写は、あいかわらずの「エイリアン」でしたが。
死亡フラグたった人は確実にやられる
(順番も予想通り)
妊婦が出てきて、産まれるのはニンゲン外のもの
ヒロインに忠実なアンドロイド(時々…違ったり)
それと、強い女性の、母性の発揮
生き延びるのは女性
エイリアンはシガニー・ウィーバーの第一作から女性の映画だったわ
基本的にベタな作りで、想像通り。
オマージュと言えば聞こえは良いですが、既視感ありあり
あちこちからいろんなものを持ってきてツギハギして1本作った、大変省エネな映画だと思った。それでもホラーSFとしてヘビーで見応えあり。
1と2の間の話とのことだが、こんな感じなら何作でも作れそう。
でも私は「プロメテウス」の続き~完結編が観たいです。(できれば「コヴェナント」はなかったことにして)
レインが強くて愛らしいだけじゃなく、頭が切れて冷静で、なんてまあ好ましいヒロイン。
おばさん感情移入して、いつの間にか手に汗握ってがんばれがんばれと応援、彼女の絶対に諦めない強さと根性には感動だけど、凄すぎて「そんなあ」と笑ってしまった。
アンディ、ほんの少しだけいい仕事もしたが、アンドロイドのくせに生身の人間の「姉」レインの母性に守られて生き延びるって不甲斐なさすぎ。
ひたすら気持ち悪い「赤子」は、あんな短時間で大きくなりすぎ、そして造形に意外性がない。ハリー・ポッターに出演してませんでした?と聞きたくなった。
ケリーはさんざん痛く苦しい思いをして最後は自分の子に食われて気の毒すぎ。
不安が大きく残るラストがこのシリーズらしいが、「1」と同じにしたんですね。
どこで起きていることなのか位置関係がよく分からなかった。
ビジュアルは凄い。特に広がり迫るアステロイドが、見たことのない光景で見入ってしまった。また、重力のオンオフのアイデアが斬新で面白かった。
大吉さん
>レインとアンディが、リプリーとヒックス、ヌークと同じ時に目を覚まして一緒に戦うってのを作ってほしいです。
それ、めっちゃいいですね!!見たいです!!!
いっそ、3をなかったことにして(3はホントに嫌)、レインとアンディが、リプリーとヒックス、ヌークと同じ時に目を覚まして一緒に戦うってのを作ってほしいです。
そうなるとマーベルみたいになんでもありすぎてダメかな。