劇場公開日 2024年9月6日

「閉ざされた宇宙船内に、奴等の恐怖が再び・・・」エイリアン ロムルス ratienさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0閉ざされた宇宙船内に、奴等の恐怖が再び・・・

2024年9月9日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

「エイリアン」の新作、原点回帰と言う触れ込みで期待してたんだけど・・・

不思議なもんです。
1作目の公開から40年以上の歳月が経って、撮影技術は爆発的に向上している。撮れないものは無いんじゃないかってほどのド迫力の画面なのに、ワクワクする面白味が伝わってこない。
ついこの間、1作目を久しぶりに見た時には、チープな特撮でありながらも、視線は画面に釘付けになっていた。

本作品においても、閉ざされた宇宙船の中での出来事で、逃げ場の無い緊迫感が体感できると思ったのにな。
それほどの恐怖はなかった。

複数のエイリアンが登場して銃で攻撃しまくるとか、アンドロイドの微妙な存在感とか、今までのシリーズ作品を周到して、新たな映画にしようって気迫は、何となく感じられたんだけど、それが面白いかは別の話。

決してつまらない作品ではありません。ただ、大きすぎた期待に応えられるほどの、面白味を持った一本ではありませんでした。

「エイリアン」のシリーズはどの作品も好きなんだけど、やっぱり、1作目を越えるものはないかな。(2作目は、別の意味で面白い作品ではあったと思うけど)
それだけ、1作目が名作だったってことなんだろう・・・

ratien