「EW」エイリアン ロムルス ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
EW
エイリアン関連の作品を劇場で観るのは多分初めてです。
公開前・公開後の評判がとても良かったのでワクワクしながらの鑑賞。「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレス監督なのもプラスして。
とってもジャンキーな作品でした。
ホラー畑の監督にガチモンのモンスターを付与したらそりゃ面白くなるよなという期待に拍車をかけてくれて、底なしの絶望を叩きつけてくれるので目が大喜びでした。
ひょんなことから宇宙に飛び出したと思ったら宇宙船の中にエイリアンが潜んでいて…というシリーズを見なくても分かるお決まりからの続々と襲われていく展開はベタですがスッと飲み込めるのがこのシリーズのいいところだと思いますし、ポップコーンムービーには最適だなと改めて思いました。
今作では何度も選択する場面が多く、その判断が正しい正しくないもありますし、人工知能だから最善最速を心がけての行動もありますし、感情に揺られる場面も多く、その点の駆け引きは「ドント・ブリーズ」に通ずるものもあり二重に楽しめました。
宇宙空間を活かしての重力の有無での戦闘を見せてくれるので場所を無駄にしないスタンスも好きでした。
銃の規制だったり酸による影響だったりとうまいこといかない作りなのもとても良きでした。
エイリアンたちの造形もしっかりとキモいのも素晴らしく、そんな奴らが真正面からネチョネチョしながら物理的に攻撃してきてくれるもんですからそりゃあ最高です。
寄生してからニュルっと出てきたり、思いっきり子宮を突き破って出てきたりと生理的にキャーっとなるシーンも多いのでそこんとこ耐性ないとキツいかもしれないです。自分は楽しみました。
惜しむらくはもう少し暴れるシーン・やられるシーンが欲しかったなぁというところです。
予算的な問題なのか、クオリティの問題なのか、思っていたよりかは登場頻度は多くないのでそこに強く期待すると少し肩透かしするかもです。
ジャンプスケアは少なめなのも音頼りでビビらせてこないところに好感を持てました。
ザ・エンタメだわ〜って作品を浴びれて良かったです。
エイリアンには無限の可能性があるのでまたアバターと戦ってください。
鑑賞日 9/8
鑑賞時間 9:00〜11:15
座席 Q-38