「あんなに一緒だったのに」トランスフォーマー ONE マスゾーさんの映画レビュー(感想・評価)
あんなに一緒だったのに
トランスフォーマー
日本のタカラが展開していた
「ダイアクロン」「ミクロチェンジ」
等変形ロボットの玩具を展開末期に
米玩具最大手のハズブロ社に提携を持ち掛け
1984年のアニメ放映と並行して
「トランスフォーマーズ」として
リパックして販売したところ
空前の大ヒット
あまりに売れるのでハズブロの要請で
タカラの持っていた変形ロボ
商品が片っ端からトランスフォーマーで
発売され倒産し買収された
タカトクトイズのヴァルキリーまで
名前を変えて出たという逸話もある
日本でも逆輸入的な形で
1985年から商品展開
アニメも放映されそのぶっ飛んだ
内容と正宗一成氏の名調子もあって
根強いファンが多い
世界観としては宇宙の果てで
変形して擬態できる能力を持つ
ロボット生命体が
「オートボット(サイバトロン)」
「ディセプティコン(デストロン)」
が戦い続けるといった感じで
地球に舞台を移すろことから
がアニメシリーズだったが
今作はその前日譚
オプティマスプライムと
メガトロンはどうして
戦い続ける関係になったのか?
でどうだったか
あまりにひねりすぎて当初
コレジャナイ感が凄かった実写版の
デザインが徐々にスッキリしてきた
ところで非常におさまりが良く
サイバトロン星の世界観も奥行きがあって
IMAX3Dで観た甲斐も非常にありました
今は変形機構「コグ」を持たない採掘ロボ
「パックス」と「D-16(ディー)」は親友で
いつしか失われたヒーローの証
「マトリックス」を見つけようと
夢見るパックス達
セイバートロン星は過去の戦いで
唯一生き残ったヒーローで
みんなのあこがれの
「センチネル」が統治する星に
なっておりその星の「地上」は
危険なため進入禁止になって
いましたがパックス達は
謎のSOS信号を知り
「D-127(ビー)」
「エリータ1」らとそこへ
向かうと伝説のヒーローたちの亡骸
エネルゴンキューブをあげたら
生きてたアルファトライオンから
センチネルの裏切りによって
英雄たちが犠牲になった真実を
聞かされます
センチネルは
トランスフォーマー達の
創造主ともされるクインテッサと
通じており
またセンチネルによって
ヒーローの証のマトリックスを
探すため危険な発掘作業をさせるために
コグを意図的に外され採掘ロボに
されている真実も知らされ
パックスらはショックを受けますが
ディーは特に激高します
そしてトライオンから
コグを与えられ
変形できるようになります
セイバートロン星には
センチネルに従わない連中もいて
そこでリーダー(気取り)でいるのが
皆さん大好きスタースクリーム
と一緒にいる使える部下の
ショックウェーブやサウンドウェーブ
らがくすぶっていましたが
このへんからディーが力を手に
したことで一発ぶん殴っただけで
反逆軍のリーダーになってしまいます
パックスはディーの変化を
感じ取りつつセンチネルを正すため
地下に戻りますが本性を晒した
センチネルはパックスらを
葬ろうとしますが怒りに目覚め
強大な力を持って進化する
ディーには歯が立ちません
それを止めようとしたパックスが
ディーに撃たれ
重傷を負い落下しかかりますが
とっさに手を伸ばすディー
しかしそこで目の色が変わり
二人は「決別」
ディーはセンチネルを引き裂き
「メガトロン」を名乗り
ここに破壊大帝が誕生します
パックスは薄れゆく意識の中で
その取った行動こそがヒーロー
なのだと過去の英雄たちに
語りかけられそこでパックスに
マトリックスが与えられ
ついに「オプティマスプライム」
が覚醒します
実写映画版はもっともらしく
させようとしすぎてだんだんわけわからん
方向に行ってしまった感じもしますが
前日譚として大変良かったと思います
ほんとセイバートロン星の奥行き感が
素晴らしいので
出来れば3Dで観てほしい作品です