劇場公開日 2024年5月25日

「3.11震災から13年後、福島では、こころの病が多発している、との...」生きて、生きて、生きろ。 woodstockさんの映画レビュー(感想・評価)

5.03.11震災から13年後、福島では、こころの病が多発している、との...

2024年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

3.11震災から13年後、福島では、こころの病が多発している、とのこと。
実際の生活者さん、医師やケアラーさんとのやり取りの様子。

津波不明者や自殺者の家族ならではの、心のもちかた、
メンタルケアはコスパやタイパでは終わらない、
PTSDが何年も後に発症する、
震災後の発症は、沖縄戦後の発症と似ている、
など
気づきの多い貴重な映像でした。

上映後に、監督さんご自身によるトークを伺えました。
ご本人らに、監督さんがじかに伺い、承諾を得て、記録して公開された映像だとのこと。

現地の方々に寄り添い、記録をとり続ける様子も、コスパやタイパではない、丁寧な観察があればこそですね。
その心意気に、ただ敬服です。

私的な感想では、
忘れたいこと/忘れてはいけないこと の線引きを丁寧にしたいと感じました。
私事ですが, 宮城や岩手に, 親族や友人が多数 (福島には生憎…)。
日常の(震災以外の)やりとりをしつつ、
遠隔だけでなく、声色や表情などで時々気づかないとなあ
と, 再確認しました。

woodstock