「河合優実の芝居は引力の強さを感じる」ナミビアの砂漠 きりさんの映画レビュー(感想・評価)
河合優実の芝居は引力の強さを感じる
昭和、平成、令和のどの時代の女性の役を演じても、その時代のその女性のリアルさを河合優実さんからは感じられる。かなりぶっ飛んでるカナという女性がリアルに感じられるのは彼女の演技力の賜物かと。ストーリーとしては人によって色んな受け取り方があると思うし、個人的には河合優実さんじゃなきゃ最後まで集中して見れなかった可能性は大きい。彼女の芝居は引力がすごい。この女性を生きる河合優実がどういう結末を迎えるか見届けたくなってしまう。
健康な人にはカナがありえない女としか映らないとは思うけど、カナと同じ境遇の人には少し共感できる部分があるかも。カナは他人を傷つけてるようにしか見えないけど、実際のところは自分を大切にできずに自分を傷つけてる。
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