シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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リアルさもう一つ
記者目線でのストーリー展開ではありますが、一般市民が戦争に巻き込まれた現代をしっかりと映像化しています。
違和感を感じたのは、容赦ない残虐性がこんなにまで短期間で現代のアメリカ軍に蔓延するのかな?平気で市民を虐殺したり、理不尽な殺害を感情もなく行えたりって文明社会の元たるアメリカの軍人がそんなに傍若無人にできるものなのかな?って感じました。
だとしたらそこに至る内戦の経緯を見せて欲しかったです。2時間足らずの上映時間で表現するのは厳しいストーリーですよ。
こんなことが起きたからこんな戦争が始まったという説得力に欠けたままストーリーが進んでいき、結局足手まといの若いジャーナリストで主人公に面倒をかけ、しまいには命まで、、。
全体的なストーリーや表現は見ていて飽きないしドキドキして鑑賞できました。
でもちょっとモヤモヤと軽はずみな行動でのストレスが残ってしまったかな?
やっぱり映画館で観るべき映画
屋外でフィルムの現像がやれる?
映画が始まった時点でアメリカは内戦中。ちょっとビックリ。何が原因で戦争になったんだろう?どちらが正義なのか分からないが、テキサスとカリフォルニアの西部同盟がアメリカ政府を追い込んでいる。ニューヨークの街中でも争いが起きていて、女カメラマンのリーが戦場カメラマンに憧れる女の子ジェシーを助ける。この子、可愛くて中学生くらいかと思ったら23歳だった。持ってるカメラはNikon、あら、デジタルじゃなくてモノクロフィルム。これ未来の話か?
その後リー達ジャーナリストは大統領の取材をする為にジェシーを連れてニューヨークからワシントンに車で向かう。その途中途中で起きる銃撃戦。敵でも味方でもないのに命の危険にさらされる皆んな。兵士のぶつかり合いなら分かるけど、何でなんだろうね。仕事として写真を撮りまくってはいるんだけど、今時モノクロフィルムだなんて不適切じゃね?とにかく危険なシーンの連続でずっとハラハラ。次から次へ死んでしまう仲間達、後半結構悲しかった。最後なんてまさかリーが。こんな不幸が起こるのは良くないと、大統領選挙前のアメリカ人に内戦禁止の意向じゃないかな。
予想してたよりドキドキウルウルして楽しめました。
とても日本人には理解不能かも
これは分断が極端に進んでいるアメリカ人と中国人しか理解できないんじゃないかなぁ。でも銃の恐怖と、多人種はアメリカだけかな。
ラストはちょっとオチを付けるため無理クリっぽい展開で、リーのジャーナリスト魂をジェシーが受け継いだ事を見せたかったのだろうけど、一緒に死線を乗り越えてきた仲間に一暼もせず特ダネを取りに行くのはちょっと、感動できなかった。
ジェシーの存在がリアルさを打ち消していた。いない方が物語が締まったんじゃないかな。
リアルさで言うと暗いところであんなにクイックに撮影できないんじゃないかな。フィルムは装填しなきゃならないし、カメラ一台だけってのもファンタジーかな。
思い込みって…
思い込み その①
作品紹介から、近未来のSF戦争映画と勝手に
思い込んでいた。
それだけで面白そうと、レビューも見ずに
チケット購入。
観てびっくり、SFじゃなかった
思い込みその②
チケットの購入、いつもようにインターネットで購入。席もいつもの席。
前日に行く用意をしていたところ、チケット購入完了メール来ていないことが判明。イオンはこの完了メールがないと、映画館に入れない。会員カードではダメ。
サイトを確認したところ、完了メールのアドレスが変更になり、メールが届かない事があると記載。
当日窓口で確認してもらえば良いと思い、いざ映画館へ。窓口で手間がかかると思い、7:30に家を出発。色々と調べてもらったら、なんと購入していなかった。最後のボタンをポチしなかったのでしょう
そのため、当日購入。いつもの席は取れず
隣の隣にした。
8:25から93席のキャパ
びっくり仰天、9割程入っていた。
いつもなら、朝イチの洋画は10人以下なのに
なぜこんなに混んでいるのだろう。
内容は迫力があり、中東の戦争ではなく、
アメリカ国内の戦争だが、きっと実際もこんな感じなのではと思った。
ロードムービーみたいな感じで
良い作品なんだろうけど、自分の好みではなかった
帰り際、いつもの席を購入された方、寝ていたのでびっくりした。
150年前の日本の明治維新を重ねて。
原題「SIVIL WOR」は、「民間人による、闘い」。で、そのタイトル通りの、フリージャーナリストという私人と、内戦を描いた作品。副題の「アメリカ最後の日」は、ドンパチ推しのキャッチコピー。
内戦を描いた本作品、おのずと日本の明治維新と重ねながら、鑑賞していました。
「どのアメリカ人か?」の問いに、テキサスとか、フロリダとか、応えるところは、アメリカに疎いので理解が追いつかず。たぶん、幕末に置き換えると、薩摩、長州、会津、みたいなことなのかと。(こういうところは、日本映画の『侍タイムスリッパー』は、しっかり楽しめますね)
ワシントンD.C.は、戦火で壊滅し、大統領は命乞いで腰抜け。
日本の歴史に置き換えると、日本のリーダー、最近では、昭和天皇も、政権交代では、命の覚悟を決めたことや、江戸城の無血開城は、本当に、大英断だと感じました。
映画によって、明治維新や、日本映画の良さ(細かい事情まで理解できる面白さ)を再認識できたので、星5つです。
ラストカットからエンドロールへの、モノクロ写真が現像されてゆくカットは、秀逸でした。
赤サングラスのヤバい奴はキルスティンの旦那さん(笑)
予告編とは全く違った映画。。。いや、それはそれで面白いのですが。
ニューヨークからワシントンDCまでの若手女性カメラマンの成長譚でもある文字通りのロードムービーでした。久々にキルスティン・ダンストを観ましたが、ベテランカメラマンの彼女がケイリー・スピーニー演じる若手カメラマンジェシーの師となるわけです。NYからDCまでは本来300数十キロですが、安全な地帯を遠回りするために1500キロ以上にもなる旅です。道中でいろいろな体験をし、危険な目にもあうジェシーですが、着実に成長していく様はまさにロードムービーでした。
話は変わりますが、道中で出会う赤サングラスのやばい軍人(ジェシー・プレモンス)はキルスティンの夫らしいです。
アメリカ内戦でなくても良くない?
アクション映画ではなくロードムービーか
「今のアメリカ」でしか撮れない映画
架空でも濁しても無い現実の国が舞台で、テロリストでも思想犯でも無い、ましてやサイコパスでも無い自国の国民が、自国の大統領をあっさり射殺するシーンがクライマックスとなり、それをあたかも"めでたしめでたし"的な演出でエンディングを迎える映画を、大掛かりに撮影し、一般公開する。
そんな事が出来る国がどれだけ有ろうか!
おそらく我が国でも無理、エンタメ界隈で追い抜かれた韓国でも無理であろう、北朝鮮や中国であれば制作前に全員投獄or死刑…
こういうエンタメ界での懐の深さを見せられてしまうと、アメリカ映画界が世界の頂点である…と改めて認めざるおえない。
劇中、国の分断を煽った大統領は当然"あの方"がモデルなのであろうが、そんな大統領を射殺するのが"黒人女性"というのも皮肉たっぷり…
ハンヴィーを登場させるというのはどうかな?
悪くはないが、期待したのとは違ったかな
アメリカの内部分断による内戦勃発というタイムリーな設定に惹かれ、公開初日に鑑賞してきました。期待してIMAXで鑑賞しましたが、映像的には通常スクリーンでもよかったかなという印象です。
ストーリーは、アメリカ連邦政府からいくつもの州が離脱し、テキサス州とカリフォルニア州が同盟を結び、西部勢力として政府軍との間で内戦を繰り広げ、ワシントンD.C.陥落を目前に控える中、大統領の単独インタビューを行うためにホワイトハウスを目ざす、戦場カメラマン・リーを始めとする4人のジャーナリストの姿を描くというもの。
人種のるつぼと言われるアメリカで、主義や思想の異なる人々が激しく対立する内戦を通して、現在のアメリカが抱える問題を浮き彫りするような展開を予想して鑑賞しました。テーマそのものはそれに近いものを感じますが、その描かれ方は予想とは大きく異なりました。もっと大規模な内戦シーン、互いの主張をぶつけ合うシーンを描き、そこに絶対的な正義など存在せず、残るのは虚しさだけ…みたいな感じを期待していたのですが、実際にはもっと地味な感じで展開します。
物語の大半は、降伏寸前の現政府大統領のインタビュー敢行を目ざすジャーナリストと戦場カメラマンのロードムービーといった感じです。最前線の激戦地を目ざす道中であるため、徐々に戦場の激しさと危険度が増す中、若い女性カメラマン・ジェシーがしだいに覚悟を決め、いっぱしの戦場カメラマンとして成長していく過程をうまく描いています。と同時に、各地で出会う人々の生きざまに、国内分断の受け止め方の違いがよく表れています。中でも、過激な行動に出る人々の姿を見ると、現実もこの一歩手前ぐらいにあるのではないかと恐怖を感じます。
また、クライマックスの大統領官邸への突入は、ヒリヒリするような緊迫感で描かれ、なかなか見応えがあります。実際に無防備なジャーナリストが最前兵に同行できるのかは疑問ですが、そこでしか撮れない瞬間があるのは確かだし、その写真に大きな説得力が生まれるのも頷けます。ラストは、リーの言葉を受けた、ジェシーの非情なジャーナリズムが印象的で、本作の軸足はむしろこちらにあったかのような印象を受けます。
こんな感じで、見応えがないわけではないですが、期待とは異なり、終盤にさしかかるまではわりと退屈な印象を受けます。特に、ジェシーの行動を看過できず、彼女さえいなければ…と思えてしまうことが多く、なかなか共感しにくいです。そのため、期待したようなアメリカが抱える分断問題の描き方がかなり薄い印象になっているような気がします。かといって、リーたち4人のジャーナリズムが深く描かれているかというと、そちらもやや中途半端だったように感じます。そう感じたのも、ミスリードを誘うような予告のせいかもしれません。なんの予備情報ももたずに鑑賞すれば、もっと楽しめたような気がします。
主演はキルステン・ダンストで、ベテラン戦場カメラマンとしての貫禄十分な演技が光ります。脇を固めるのは、ワグネル・モウラ、スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニー、ソノヤ・ミズノ、ニック・オファーマン、ジェシー・プレモンスら。中でも、ジェシー・プレモンスが印象的で、彼の登場シーンはとてつもない恐怖を感じます。
劇場で事前に流された予告編は観客をミスリードするため恣意的に切り取られたもの
絶望と恐怖の未来を追体験
ありえない架空の物語かもしれないが、本作を観て現在の分断されたアメリカを想起する人は多いのではないだろうか。トランプ政権時代の排他的な移民政策や、一部の支持者たちによる議事堂襲撃事件等、これまでには考えられないようなことが次々と起こり、今やアメリカは混沌とした時代に突入している。その先には、ひょっとしたらこうした絶望的な未来が待ち受けてるかもしれない。そんな作り手側のメッセージが感じられた。
映画は、女性カメラマン、リーの目を通して死屍累々とした戦場を掻い潜る追体験ドラマとなっている。
全編に渡って息詰まるような緊張感が持続し、サバイバル・ムービーとしてとても面白く観ることが出来た。
監督、脚本はアレックス・ガーランド。謎のウィルスが蔓延したロンドンを舞台にしたSFパニック映画「28日後…」の脚本で注目され、その後「エクス・マキナ」や「MEN 同じ顔の男たち」といった問題作で監督業にも進出している鬼才である。
これまでの作品同様、いわゆる通俗的なエンタメ作品とは一線を画した風刺性、問題提起を優先させた作りになっており、観終わった後には色々と考えさせられた。
演出手腕も近年冴えわたっており、緊迫したトーンの創出や臨場感溢れるシーン作りに並々ならぬ力量を感じる。
とりわけ、赤いサングラスをかけた軍人との対峙にはゾクゾクするような興奮が味わえた。
また、無人のシュールな街並みや、銃弾がどこから飛んでくるか分からないスリリングな空間作りには「28日後…」を連想させられたりもした。
リーをはじめとした主要4人の個性あふれる造形も物語を飽きなく見せている。
特に、リーを師事する見習いカメラマン、ジェシーのキャラは出色である。彼女が旅に加わることで疑似家族愛、友情のような趣が生まれ、終盤にかけて物語は上手く盛り上げられている。
一方で、本作で少し物足りないと思ったことも幾つかある。
一つは、ジェシーがカメラマンになりたいと思った動機である。父から譲り受けたカメラを使用していることから、おそらく彼の影響から始まったカメラ好きなのだろうが、年端も行かない少女が危険な戦場に足を踏み入れるというのは、やはり普通に考えてどうしてもありえない話に思えてしまう。そこに説得力を持たせるためにも、報道カメラマンという職業に対する彼女の強い思いを打ち出すような場面がどこかで欲しかった。
もう一つは、彼女が終盤にかけて徐々に自分自身を見失い暴走していく…という展開である。おそらく凄惨な現場に次々と遭遇するうちに彼女は狂気に飲み込まれてしまったのだろう。ここをもっと鬼気迫る演出で筆致して欲しかった。そうすれば、彼女の成長ドラマとして更に見応えのある作品になったかもしれない。
そんなジェシーを演じたケイリー・スピーニーは、徐々にプロのカメラマンらしい引き締まった表情に変化していくあたりは見事だった。先日観た「エイリアン:ロムルス」でもハードなアクションシーンに挑戦していたし、ただの可愛いだけではない、芯の強さを持った本格的な女優に今後成長していくかもしれない。
戦争の悲惨さをアメリカ内戦という例えで伝えてるのかも
近未来のアメリカで、連邦政府から19の州が離脱し、テキサス州とカリフォルニア州の西部同盟軍と政府軍の間で内戦が勃発した。また、オクラホマ~フロリダ州にかけての、フロリダ連合軍も政府軍を次々と撃退してワシントンD.C.を目指していた。各地で激しい武力衝突が繰り広げられていて、政府軍は劣勢にもかかわらず、大統領は勝利が近いとテレビで嘘の演説を流していた。戦場カメラマンのリーたち4人のジャーナリストは、それまで14ヶ月の間一度も取材を受けていない大統領にインタビューを行うために、ホワイトハウスに向けてニューヨークを出発した。寸断された州道を迂回し、ピッツバーグ、ウェストバージニア、バージニア州を経由する、およそ1500kmの長旅で、ワシントンD.C.に向かった。彼らは戦場と化した道中、銃撃戦に巻き込まれ、死の恐怖や兵士の狂気を目の当たりにし、それでも記者としての使命のためホワイトハウスを目指し・・・、さてどうなる、という話。
舞台はアメリカだが、ウクライナやガザ地区、その他世界で起きている戦争の状況ってこんな事だよ、って教えてくれてるような気がした。
あの大統領はプー○ンの例えかもしれないし、習○平、ネタ○ヤフ、もしかしたらトラ○プかもしれない。
かつてのチャウ○ェスクやフセ○ンだったかもしれない。
ドンパチだけでなく、案外深いメッセージが含まれてたようにも感じた。
最後のジェシーの行動はいただけないが、リー達との今回の旅ですごく成長したな、と思った。
タイトルのスケール大きさと反比例した内容でがっかり
アメリカ内戦、リアリティあるかも
来場者特典のポストカードをもらい、レイトショーで鑑賞。観客少なめ
アメリカ内戦を報道する戦場ジャーナリストのストーリーだけど、もっと内戦になってしまった状況や何と何が争っているのかを描いているのかと思いきや、はい、内戦状態です。という状況だけを淡々と表現していて、これがジャーナリスト視点ということなんだなと途中気づく自分の鈍感さw
劇中、道中のワンダーランドみたいゲートの下に迷彩服の死体が横たわっていて、遠くから狙撃されたシーン、撃ち返してる兵士に相手の司令官は?どの勢力なのかとか聞いても"お前は人の話を聞いてないのか"とバカにされるのが、相手がどうとかでなく、局所的にはやられたからやり返してる戦闘の積み重ね?とも思えて興味深い場面だった。
音響振動付きの座席と大きめなスクリーンで見ると迫力と臨場感がスゴいので、映画館で見ておく作品
まぁ、最後あたりまでは大規模な軍も出てこない戦争映画でした。
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