シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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…っえ?なんでこんな評価高いんだろ
確かに最近で一番銃撃戦シーン良かったし、カメラのフォーカス合わせる感じの映像とかすげーって思うとこあったけど中身なかった。
随所随所にある人種差別とか貧困とか、人々の残酷な無関心さを描いていたから評価高いの?
ただただ、ジェシーが邪魔。若さとか無知とかそんなのじゃなく“無謀”。
最初から最後までずっとイライラしかなかった。
余韻に浸りたいと思える映画じゃない。
最近観た映画全て“あー観なきゃよかったー”って感想が頭にくるから悲しい(´・ω・`)この映画もそう。
申し訳ないですが、自分はダメな映画でした
(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
結論から言うと、今作は自分にはダメな映画でした。
鑑賞前はアメリカの分断社会の現実の中で、遂に内戦状態に陥り、双方の戦闘が主張と共に繰り広げられる内容を期待していましたが、ほぼ全くそういう内容ではありませんでした。
今作のストーリーは簡単に言うと、著名な女性報道カメラマンのリー・スミス(キルステン・ダンストさん)らと、彼女に憧れている女性報道カメラマンの卵であるジェシー・カレン(ケイリー・スピーニーさん)との4人が、権威主義的な大統領(ニック・オファーマンさん)にインタビューを試みる為に、内戦の中、ニューヨークからワシントンD.C.のホワイトハウスへ向かうロードムービーです。
すると、著名女性カメラマンのリー・スミスのカメラマンとしてのポリシーが映画の初めの方で伝えられます。
リー・スミスは女性カメラマンの卵のジェシー・カレンと共に、道中のガソリンスタンドの裏で武装した男に吊るされて半死になった2人に遭遇します。
しかし、リー・スミスは特に感情を動かすこともなく、武装した男を吊るされた2人の真ん中に立たせて、報道写真を撮影します。
リー・スミスは、暴行されて吊るされた2人を救うことなく、カメラマンの仕事は記録に徹することだとジェシー・カレンにその後の車中で伝え教えます。
私は(映画の1観客としても)、この報道カメラマンとしてのリー・スミスの報道ポリシーは(それがリアルだとしても)受け入れることは出来ません。
なぜなら人命を超えて報道が優先される考え方に、私は反対で同意出来かねるからです。
そんな私のような感想はさて置かれ、女性カメラマンの卵のジェシー・カレンはリー・スミスの報道ポリシーを受け入れて、例えば戦場であればジュネーブ条約違反の国際法違反である、人質を処刑する場面の報道撮影を心を動かすことなく遂行して行きます。
物語は進んで、4人の内の1人のジョエル(ワグネル・モウラさん)の報道仲間の車と遭遇し、走行している互いの車の窓を伝って移動遊びをしたりしている内に、1台だけがはぐれて、いわゆる権威主義的なアメリカを信奉しそれ以外の人間はアメリカ人とは認めず虐殺を続けている集団にジェシー・カレンらが捕らえられます。
リー・スミスやジョエル達は、捕らえられたジェシー・カレンらを助けに行くのですが、結局はジョエルの友人の香港出身のジャーナリストやその同僚が、純粋のアメリカ人でないということで権威主義的なアメリカ信奉の人間に殺害されます。
この場面は、もちろん現在の極右思想の持ち主が差別的に排外的に振舞っている帰結が大量虐殺であることを現わしていて、個人的にもその短絡思想の延長線上の殺戮に対し、激しく嫌悪する場面でした。
ところでその後、4人の内の1人のベテランジャーナリストのサミー(スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソンさん)が、機転で車を権威主義的なアメリカ信奉者にぶつけて倒し、銃殺された2人以外の、リー・スミスとジェシー・カレンとジョエルの3人を救い出すことに成功します。
しかし、サミーもその救出の過程で凶弾に倒れ命を落とします。
そしてその後、リー・スミスとジェシー・カレンとジョエルの3人は、テキサス州とカリフォルニア州の同盟からなる「西部勢力」の陣地に合流し、その部隊に従軍することで、ついにワシントンD.C.のホワイトハウスの大統領に迫ります。
しかし、大統領に会う直前にリー・スミスはホワイトハウス内で凶弾に倒れ、3人の内、大統領に到達出来たのはジェシー・カレンとジョエルだけでした。
そして大統領は命乞いだけをして、「西部勢力」の兵士に殺害されて映画は終了します。
で、さてこの映画はいったい何を伝えたかったのでしょうか?
そして、この映画が伝えている内容の趣旨に対して、私は全く同意出来ないなと思われました。
おそらくこの映画で言いたかったことは、戦場あるいは無秩序な空間での報道カメラマンは感情を殺して記録することが出来るぐらいしかない、事だったと思われます。
では、その事でその先に一体何を伝えたかったのでしょうか?
感情を殺して記録に徹することで人間性が壊れていくリー・スミスを通して、このような非人道的な戦闘や戦争を起こしてはならない、だったのでしょうか?
その割には、ホワイトハウスに乗り込んで、大統領の周囲の人間や大統領の条件を伝えていた報道官などを簡単に「西部勢力」の兵士は殺害し、命乞いをする大統領も簡単に殺害し、ジョエルも大統領の殺害を喜んでいたと思われます。
この「西部勢力」による大統領や周辺に対する一方的な殺害は、道中の差別的で権威主義的なアメリカ信奉者による香港出身の人間などを一方的に敵とみなしていた殺害と、何か違いはあったのでしょうか?
それぞれの自身の陣営の思考を正当化し、相手に対する殺戮を正当化している時点で、他者を抹消したい欲動の帰結の点では(コインの裏表の)全く同じ思想だと思われます。
感情を殺して記録に徹することで人間性が壊れていくリー・スミスを通して、とてもこの悲惨な戦場や戦闘における殺害を、この映画は否定しているとは思えませんでした。
この映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』で描かれていたのは、(権威主義的な思想の信奉者であろうが、それに対峙する「西部勢力」の人間であろうが)敵とみなしたものに対する容赦のない殺害であり、一方の側の殺戮に加担するか、あるいは、それを否定することなく感情を破壊して記録する報道機関の姿でした。
私は、他者への想像力を抹消し他者の存在を消滅させようとする思想には(それが右派的であろうと左派的であろうと)組することは出来ません。
そして、それを記録する事を感情を消すことで可能にし、相手の蛮行に対して異議申し立てをしなくて良いとする報道機関の考えに同意することも出来ません。
報道機関の人間が感情を殺している事を1人になった時に苦悩されても、目の前に存在する他者に対して想像力を辞めたことで起こっている問題の責任から、免れることなど出来ないだろうと、映画を観ていて思われました。
であるので、徹頭徹尾、この映画が提示している考えに合わず、申し訳ないですが僭越ながら個人的にはダメな映画だったと思われました。
意表を突きたい監督のラストは亜流脚本。 途中からネタバレ ★2.9
まず、よくこんな大層なタイトルを付けれたもんだ!
私が内容から付けるなら、せいぜい「新人戦場カメラマンの欲望」だ! (欲望と付くのはラストに起因)
恐らく多くの方とは真逆の評価に。
内戦というぐらいだから、序盤から時事がドンドン進行すると予想したが、本筋以外の描写シーンに時間をとり、物語がタイトルの様にシリアスに進まない・・。
そして描写とは相違なる、アッケラカーンとしたBGM。 シリアスシーンにあえて "明るい曲調" を使うというのは、黒沢明監督が「野良犬」や「生きる」で使った "コントラクンプト" という斬新な手法。 だが、本作はそれを模倣してるだけで、そこだけミュージック・ビデオの様に見えてしまう違和感が。
そして物語はほぼ、カメラマン達のロードムービーに、
小規模戦闘が挟まれる形で進行し、その戦闘描写がややシリアスというだけで、内戦の実情説明はなく、西部勢力がワシントンに侵攻するという稚拙で大まかな物だけ。
作品の全体像が、かなり中途半端でまとまりなく感じて、ぶっちゃけ大いに期待外れ。中盤まで私的に★3.2~3.3ぐらいに感じた。 (最近、鑑賞中にその時点での★点数が、頭をよぎる癖が♪)
それに、戦場最前線で敵建造物に侵入するという、最も生死が分かれる瞬間に、足手まといになるプレス関係者が、ほぼ一緒に行動してるのにも、違和感・・。
ショッキング映像を単純物語に挿入して、さも奥深い作品です、という誤魔化した様な浅はかさが私には伝わる・・。
が、終盤ホワイトハウスへの大規模攻撃シーンで、ようやくハリウッドらしくなり、★がやや上がった時、ラストシーンに唖然・・・。
その、観客を欺きたいだけの描写にあきれた・・。
★が2点台に急降下・・。
唯一、キルスティン・ダンストは、DCヒロインから年月を経て、女優では稀少なしっかり顔になって、重厚な演技を示せる存在になっている。 この様な役が自然に演じる事ができれば後年も活躍するだろう。
↓ ネタバレ含む
ラストシーン
ジェシー役のケイリー・スピーニーが、通路の真ん中にまで出てカメラを構えた時、ああ、やはりこんなエンディングか・・。
それをダンストが、かばって犠牲になる・・。
と瞬間に悟った。
ラストに誰かの死を持って、作品に奥深さを増す私的に、“逃げの脚本”だと。
ダンストが、ほぼ撃たれに行ってるような不自然な動きも、わざとらしいし・・。
が、それだけに終わらず、なんとジェシーはそのダンストを写真に撮り、彼女を無視してまだ撮ろうとする・・。
唖然を通り越し、なんと無謀で亜流な脚本か。
自身の欲望のみで動く姿は、常人として100%あり得ない行動。
憧れを持って近づいた人物が、自分を助けて目前で絶命したのに、人の死で嘔吐していた者が、突如心のない機械の様に無表情で次の行動なんて、まさにフィクション描写。
この監督は、意外性を濃く描写して、観客を驚かせたいだけと感じて、一気に冷めた。
私が敬愛するハリウッド俳優・監督である、イーストウッド、デンゼル・ワシントン、スタローンなどが、もしこの作品の制作に関わっていたら、絶対こんな恥ずかしいラストにはしていない。
彼らは自分の作品に誇りを持っていて、あり得ない様ないい加減な人物像は絶対描かない。
昨今、こういう意外性や曖昧性が強調された作品が多く、
それを評論家が高尚な作品と言わんばかりに絶賛し、アカデミー候補にもなったりする・・。
が、それらの作品はTVで何度、再放送されても、それなりの視聴率を獲る名作・・には当然至っていない。
シビル・ウォー アメリカ最後の日上映中
政治的意図で作られたプロパガンダ映画! よって、くそな映画です。
ふ~ん、なるほど、そういうことか!と冒頭から思った。
この映画が、大統領選挙前に作られて上映されたことが何を意味しているか。
「選挙行動を一定方向に導くため」・・・です。
報道カメラマンは、西部アメリカ=つまりは民主党側、
善良で真摯に状況をとらえようとする誠実な人間集団。
対するワシントンDC側=共和党、というよりトランプ側。
情け容赦なく人殺しをして差別感に満ち溢れた蒙昧な人間集団。
さあ、あなたはどちらを選択するのだ?!と幼稚なまでにプロパガンダ性に染まった作品だ。えげつないったらありゃしない。
それから笑えること。
若い女性が「NIKON FE2」で白黒写真を撮る、という設定。フィルムカメラを使ったことがあればわかるはずです。あの暗い状況で撮れるものではない。バカバカしい。絶対フィルムカメラを使ったことのない人間がシナリオを書いたか、演出におぼれたかのどちらかだ。
アメリカの分断をもっとまじめに描いた映画かと思って期待して観たが、何のことはない,単なる民主党応援のエンターテイメント映画だった。
ジャーナリスト目線で描く
面白かった!!
予想以上に面白かった!!
惹かれなくて観ようか迷ったんだけど、キルスティン・ダンストとソノヤ・ミズノが出ている事で観てみました。
キルスティン・ダンストは主人公でジャーナリストなんですが、冒頭で彼女が出てきただけでシビレた。
非情な現実と向き合うジャーナリストらしく、愁いを帯び悲しみを湛えた顔で、役柄になりきってて役者としてプロフェッショナルな感じ。
マジで鳥肌、ホントいい役者になりましたね。
いまだ『スパイダーマン』のMJのイメージを持ち続ける自分には、なおさら(笑)
旦那様のジェシー・プレモンスの出番は後半だけど、この方も演技うまいですね!!
付けてた赤いサングラス、カッコ良かった♪
ソノヤ・ミズノも出番は後半です。
序盤から最後まで緊張感が続き、終わるまでハラハラできます。
話のオチも良かった。
少し甘めかな?80点ぐらい。
IMAXで観た自分としては、
ディストピアなアメリカがスクリーンいっぱいに広がり、銃声が響く世界観と相性いい大迫力のデカイ音、
やはり、IMAXがオススメです。
報道写真に興味があるならどハマり間違いなし
世代交代しろ、させろの話
そもそも後からノコノコやってきてネイティブアメリカンを人とも思わず殺しまくって手に入れた土地にアフリカから奴隷連れてきてプランテーションで大儲けして左うちわだった野蛮人どもが、別の土地の奴らの方がより美味しい思いをしてるって勝手に思い込んでその富をお互いに取り上げようとした強欲の果てに起こったのが南北戦争で、そこで血で血を洗って戦った敵同士が民主党と共和党なんだから。アメリカってそういう国だから。
しかも内戦の可能性って今でも日に日に高くなってきてて全然あり得る未来でマジで怖い国よ、アメリカって。
あとネイティブアメリカンと同じで東洋人なんて人と思ってないからね。あのシーンで劇場内凍り付いたけどワスプってほぼこんな感じやで?って妙に納得する自分がいたり。一般人巻き込むというよりは一般人しか狙ってない東京大空襲も原爆も根本にそういう思想があるからでしょ?アメリカに。
コンセプト的には今の超資本主義システムが崩壊寸前で次を探すにはどうしたらいいの?って話だと勝手に思ってて、そのメタファーとして主人公のマグナム最年少加入のルポルタージュフォトグラファー女史にやり直しの効くSONYのデジタルミラーレスを持たせて(すごいオールドレンズ付いてたり白い望遠付けたりしてる)自分に憧れる駆け出しフォトグラファーに敢えてフィルムのNikon(たぶんレンズは単焦点つけっぱなし/未確認)を持たせてるんだろうなと。
シャッターを切るたびに1秒10コマ撮れるカメラを旧世代が使っていて、1発勝負のフィルムカメラを新世代が使ってることにアレックス・ガーランドのこれからの世界へ想いとこだわりみたいなのが詰まってる気がするし、未来への選択肢がテクノロジーだけでは無いのではないか?と見るものに想像させるような深みがあるように思えてならないんだけど考え過ぎかもしれない。最後のワシントンD.C.のシーンはフィルムらしからぬシャッターの切り方だったので多分彼女はフィルムの入れ替えがめちゃくちゃ早いのだろうよ。
誰もがスマホで写真を撮れるし、誰もがスクープを撮れる時代に生きてるけど、本物のスクープは安全な場所にいても撮れないし、偶然に撮れるわけでも無いから、若者たちはもっといろんなところに飛び込め!大御所は道を開けろ!ってメッセージなのかもしれないし、アメリカの一国支配的な構造はもうそろそろ終わりでアジアに道を開けろというメッセージにも読み取れなくも無いけど流石にそれは無いか。
伝えたいテーマや意図が明確にわからないロードムービーだからこそ考えさせられる。そんな当たりの映画なのに曜日を問わずに1,100円で見れたり、月曜だけじゃなく水曜までも1,100円で見れたりするのに何でみんなスーパーpontaパス入らないの?知らないの?w
って思いながら皆さん次もハバナイスムービー!
スリラーとして凄まじい。社会、内戦、差別への問いかけより恐怖が勝っ...
新たな時代のニューシネマ
A24的でニューシネマのような戦争映画、思っていた作品と違ったという意見が多いのも納得。プライベートライアン、ブラックホークダウンではなくイージーライダーや地獄の黙示録に近い。アメコミ映画ブームも終わる、最早洋画は日本では受けず、現実世界でも理想のアメリカ合衆国の幻想が崩れつつある。あらすじは無く唐突に始まり唐突に終わる、事細かく考察する意味はない。ただ感じれば良い。
この映画の戦闘描写がリアルなのかどうかわからない、戦争を経験したことがないのだから当然である。ある時期から戦争映画がゲームのように見えるようになった、ゲームがリアルになりすぎたのかもしれないし、実際の戦争はゲームみたいに見えるのかもしれない。
狂った男によって頭に銃を突き付けられた主人公たちは身体を強張らせて恐怖するが、戦場に居る時は笑っている。
アメリカの終焉を予感させる
わざと?というか、ドキュメンタリー&ロードムービー風に作っている。コレはアメリカ人に対する警告orレクイエムor懐古なのかもしれない。
話は現在のアメリカの市街地の貧困と騒乱の延長線上の様な混乱と国内紛争から入っていく。
警察や州兵が水を求める市民に向かって暴力を振るいながら秩序を維持しようと努める中にアメリカ🇺🇸国旗を持った女が自爆テロで突っ込んで辺りを吹き飛ばす。アメリカ自体も西部軍と政府軍の内戦真っ只中、もう目も当てられない有り様だ。
一見客観性を保っていそうな報道の主人公の女性(と言っても若い方でなくスパイダーマンの彼女のキルスティンさんの方)は冷静にスクープを追いかけて同僚と車でNYから大統領のいるD.C.を目指す。
もう1人の主人公の女性(若い方)は、freshmanなのは束の間、古き良きアメリカは遥か彼方、人の死と暴力とクソみたいな道中を経験してあっという間に報道写真家稼業に魅入られ、戦争とは違う狂気の世界に嵌りこんで行く。
若い方の主人公のジェシーは、最後自らを庇って死んだリーの死に際まで写真に撮り、屍さえ無表情に踏み越えて大統領の銃殺というクライマックスとエクスタシー向かって突き進む。
取り立ててすごい戦争映画的映像は出てこなかったし、感動的で心温まる人間ドラマも無い、若干軽めで薄め、砂のようなシャリシャリ感のある映画ではあるが、それでもなおタイムリーというか、現実の21世紀が暴力と階級間や国家間での憎しみをモチーフに始まるのを見届けている現代人の心に酷く刺さる…。
現実のアメリカが帝国化するのか、この映画の様に国内市民間での内戦に沈んで行くのか、想像力を掻き立てることこの上ない。
思った感じじゃなかったが良かった
•報道の人のロードムービーとして進んでいったが、戦争の怖さをずっと伝える感じで、ド派手なアクションとかはなく、狙撃兵の静かな淡々としたシーンなど、戦争の本当はこうなんだというのが伝わった。(実際のは知らんけど)
•最後はちょっと派手になって見応えはあった!怖かったけど、、
•カメラマンあんなに近くで撮ったり、兵士に指示を受けてついて行くのかと思った、、
•主人公が女の子を庇うシーン、その前から女の子は危ない行動をしてて、?となって、見終わった後もモヤモヤしてる、、
実際の内戦ってこんな感じなんだろうなって映画
この映画は戦場カメラマンや報道記者の立場から見た視点の映画になっています。
正直どっちが勝っているとか負けているとか、どっちに正義があるのか無いのかはあまり関係ないです。勝ってスッキリ、アメリカ万歳の映画ではありません。
時は現代?アメリカ中央政府のやり方に反旗を唱える州が出て分裂し内戦が勃発。
内戦からどの位の時間が経ったか分からないけどどうも大統領率いる方が不利らしい。
大統領に取材をするべくニューヨークからワシントンD.C.に向かうベテラン戦場カメラマンと駆け出しカメラマン、若手報道記者とベテラン報道記者の四人組が車で戦場や難民キャンプを取材しながらD.C.に向かう。途中でリンチ、市民の虐殺、スナイパーに狙われたりの命懸けのドライブ。
彼らは生きてD.C.につけるのか?ホワイトハウスで大統領に取材できるのか?内戦の行方は?
とにかく銃撃戦などは迫力あり。
アメリカ云々では無くアフリカや中東などの内戦や武力闘争の現場を映画で再現した様な映画だ。
そう言った意味でかなりリアルな内戦表現になっている。
ただ武器や兵器は銃以外は最新では無くドローンなども出てこない。
イラク戦争の頃とあまり変わらない戦闘を繰り広げているので戦闘の内容的には現代的では無くなっている。ウクライナの様な戦闘とは異なり市街地の銃撃戦が主体だ。勿論核兵器も無いしF22も出てくるが空を飛んでいるだけだ。
赤いサングラスは露骨だよねー
この映画はドキュメンタリー映画として観たほうがしっくりするかも。
フィクション映画として観てしまうと、冒頭から内戦の真っ只中から始まり、なぜ内戦が始まったのか? 双方の主義主張は何か? どっち側の視点で綴られるのか? が提示されることないので、つい戸惑ってしまう。まー今のアメリカの現状を共通文脈としてのifなんだろうけど、然もありなんと、みんなが認識できるぐらい、アメリカの分断は行き着くところまでいっちゃっているのかしら。
観ていて思うのは、アメリカ人の自分たちを脅かす敵の設定がロシア、中国、テロ、ゾンビ、宇宙人では現実感が得られず、身内のアメリカ人になってしまったんだなと。ウォーキングデッドな荒廃した街並みに、脅威の対象となるのは迷彩服を着てライフルを構える一般人。軍隊のような指揮系統も、大局に立った行動理念も存在しておらず、狂気に近い偏った思想がその場(ライフルで殺傷できる範囲)を支配していく様は、空恐ろしい。
しかし「赤いサングラス」は露骨で笑った。ヒロインの女の子は「ミズーリ州」出身で助かるし。香港生まれのアジア人はサクッと射殺されるし。
大統領選を控えている今、かなりタイムリーな映画。楽しい面白いとはまったく感じられなかったが、終始、色々と考えさせられながらのめり込めた作品でした。
これは是非映画館で!
もし今、アメリカが2つに分断され、内戦が起きたら
ジェシー・プレモンスの凄さを知らしめた作品
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