劇場公開日 2024年10月4日

シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価

全410件中、381~400件目を表示

4.0庶民の夢

2024年10月4日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

エンディングで「永遠に夢を見続けろ」という歌詞の曲が流れた。
ああ、これは多くのアメリカ人(庶民)が望む夢の話なんだと思った。

主人公の女性報道カメラマンに憧れる少女の成長物語でもあった。
ガソリンスタンドで宙吊りにされて暴行で血だらけで片目がふさがった男。それを見てショックでクルマの中で震え、遺体を埋めるお濠に落ちて這い上がり車内で嘔吐する。
そんな少女がいつしか銃撃戦が行われてる現場で活き活きとし始める。

女性カメラマンと相棒の男性、他社の新聞記者の高齢男性と少女の4人は疑似家族のようだ。
高齢の記者が「ここは危険だ。死を感じる」というのも聞かずに少女を助けようとする主人公。そして死の危険を救ったのは…

中半までは抒情的なシーンが挟まれて若干退屈だったがそれ以降はスリリングで面白かった。ショッピングモールの駐車場に落ちてるヘリや落書きだらけのアメフト競技場、生々しい遺体などリアルだ。
西部軍の集結地にヘリが飛び交うシーンの重低音の迫力は劇場ならでは。

政府軍が簡単に敗れるのは疑問だが、それが多くのアメリカ庶民の夢なんだろう。

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ハッセルホフ

4.5STAY OUT

2024年10月4日
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鑑賞方法:映画館

ひとりでも多くの方に鑑賞していただき、深く考えていただきたい作品

現在、日本にも数多くいる差別主義者
彼らはこの映画の「ふたりの間に立つ男」や「赤いサングラスの男」のように知性もなく、自分たちの言動がどれだけ恥ずべきことなのかに気付いていない
こんな現状を見事に描いていた

ただ、ファーゴのあのふたりが、こんな形で共演、、、

What kind of American are you?

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がい

3.5分断の恐怖+地獄の黙示録+ キルステン・ダンスト

2024年10月4日
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近現代に内戦を経験した国なんてのは結構あるが、これを現代のアメリカに当てはめると背筋がゾッとするものがある。アメリカで分断を促すようなことをやっている人々にはこれを見てほしい。あなたたちは、こうなりたいのかと。

観始めるとパーソナルな映画だと気づく。内戦の行方を描くポリティカル・スリラーな盛り上がりを期待したら全然違った。登場人物の心象描写を切り取った内省的なロードムービー。予告編とは全く違う。「アメリカ最後の日」というサブタイトルは完全なミスリードだ。

そして、映画をある程度観ている人なら、おそらく途中で気づく。これは「地獄の黙示録」(=コンラッドの闇の奥=ダンテの地獄巡り)の焼き直しじゃないかと。
4人の記者が車に乗りワシントンでの大統領インタビューを目指す。これがベトナムでカーツ大佐を目指す旅に重なる。70年代風のロックが流れ、プレイボーイショーや民間船の殺戮、フランス人植民地の人々、それぞれをモチーフにしたかのようなシーンがあり…本作とは無関係だが、キャメロン・クロウが「地獄の黙示録」を撮り直したらこんな感じになるのでは。そんな作風を感じる。

キルステン・ダンストは有名な戦場カメラマンという役柄(カメラの”SONY”ロゴを消しているのは何故だう?”NIKON”はそのまま)。「エリザベス・タウン」のイメージが強かったが、ちと雰囲気が変わったか。
散文的なシーンが多くて脚本は薄めである。キルステンの無言しかめ面カットも多い。もう少し彼女が何かを語るシーンがあっても良さそうだが。因みに、赤いサングラスの兵士を演じたのはキルステンの夫、ジェシー・プレモンス。カメラを止めると共演者が泣き出してしまうほど緊迫した雰囲気だったそう。

地獄巡りの終着。反政府軍に同行した彼らはワシントンの凄惨な銃撃戦に飛び込む。ホワイトハウスを攻撃する異常なシチュエーションもあってかなりの緊張感。ゲートに戦車砲を撃ち込み、抵抗するシークレットサービスをなぎ倒し、強大なアメリカの力の象徴が崩れ去る現場を目の当たりにする。

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Yuk

3.5地獄の黙示録的ロードムービー

2024年10月4日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

ミリタリーアクションを期待して観に行くとあれっ?ってなると思う。
何の説明も詳細も省かれいきなり戦争状態になってる。
カメラマン目線で描かれていく。
カメラマンとしての拘りが随所に見え隠れしてる。
途中で現像してるシーンとかで振り方とか見ると写真家から見ると完璧ってなるしストーリーがどんどん進み少女が成長していく過程をカメラのストラップの捌き方がプロになってくところとかでさりげなく表現している。
確かにツッコミどころはあるが総じて良いロードムービーだったなと感じた。
途中でインサートされるカントリーミュージックも効果的でしたね!

僕はネイティブなアメリカ人じゃないのでその土地や出身者が何処とかのちょっとしたところのニュアンスが肌感でわからないのでそこはアメリカに住んでる人から聞いてみたい。
エンドールで現れる写真が広角で撮られてるのに劇中では広角使ってなかったなぁ
でもあの写真を見せたかったんだろうなぁ笑

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chai

4.0Apocalypse Nowなう

2024年10月4日
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戦場の不条理を目撃しながらの地獄めぐり。
エモい音楽使いとスローモーション。
さながら、2時間以内の「現代の地獄の黙示録」といった印象。

後半の最新兵器が使われるワシントンDC市街地戦が90〜00年台に量産されたの近未来SFアクション映画の様で、人類はあのディストピアの目前まで来ているのかとゾッとさせられた。

色々とアメリカの地理に詳しいともっと楽しめたのであろうと思われるシーンがいくつか。

兵隊たちがフリーのカメラマンが戦場(作戦)の最前線についていくことに寛容すぎたり物凄いリアリティとは言えないが、映画のキャラクターみたいな人が大統領になったりする時代だから、これくらいが本当にリアルなのかもしれん。

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K

4.0“ありえるかもしれない未来”

2024年10月4日
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怖い

興奮

難しい

この映画の設定としては、レッドステート(共和党支持者が多い州)のテキサスとブルーステート(民主党支持者が多い州)のカリフォルニアが手を組んで、大統領に反旗をひるがえすという驚くべき設定となっている。
保守派、リベラル派、右とか左とかでは無く、第三の敵として民衆が権威主義的な大統領・政府に立ち向かう(この設定は共和対民主の戦い、それとどちらかに支持されている大統領と言う現実的なイメージを外す仕組み)。
陥落寸前のワシントンD.Cだが、そんな中で長きに渡って意見を述べていない大統領にジャーナリスト・チームがインタビューにいくと言うロード・ムービー。

分断は世界中に広がっている。
我々は驚くべき情報空間の中で生きていて、そんな中で我々は一体誰と戦っているのか?
分断で注意しなければならないのは、黒か白かの二項対立では無い。
大切なのは中間のグラデーションの部分だ。
今迄以上に、お互いをより良く知ろうとする努力が大切だと思う。

昨今ジャーナリズム環境が大きく変化していて、アメリカでも70年代の様な肌骨溢れるジャーナリズムが(機関・大資本に)去勢されてしまった様に感じるが、「人間にとって医者が必要であるのと同じように、政治を暴走させないためにもジャーナリストは必要だ」
とガーランドも言っている。

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JUN

4.0心臓に毛が生えている人には 良いかも。(-_-;)

2024年10月4日
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悲しい

興奮

残虐なシーンの連続です。
戦争とは こういったものなのでしょうね。
アメリカは 分断されたら 南北戦争に逆戻り
そんな感じの 戦場カメラマン物語。
リアルは知りませんが リアル感有。( >_< )/
ソニーのカメラの ネームが塗りつぶされているのに
違和感ございました。

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Hammer69

3.5リアリティー強い戦いシーンは戦慄!

2024年10月4日
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内戦下のアメリカが舞台だが、何故?この様な事になってしまったのか?最後まで何も説明のないままに進行して行くので理解出来ないシーン(人殺しが続く!)の連続。
誰が味方で誰が敵なのか?そんな事はどうでも良い?
非常にリアリティある銃撃戦は迫力があるし、目を覆いたくなる様な悲惨で過激な本物の戦場らしいシーンも多く、ドキュメンタリータッチ感があるが!
だが?危険を承知で大統領に会いに行くカメラウーマンの動機に疑問が残る。
ラストの5人の兵士の笑顔は何を意味しているのか?
理解出来ないので不完全燃焼となる。

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デコ山

3.0予告編に騙されました!

2024年10月4日
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怖い

難しい

コレでPG12作品?戦争アクション大作かとおもっていましたが、戦場カメラマンの残虐ストーリー。余り好きな作品ではありませんでした。

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イ・ジア

3.5リアル版『翔んで埼玉』か(知らんけど)

2024年10月4日
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フィクションとは言えシークレットサービスをはじめ大統領まで殺しちゃう事を映画にしちゃうアメリカって凄い。

疫病神にちょっとムカついてしまう作品。
トレーラーでF35?が飛び交うシーンに空中戦も期待したんだけど…
実際には劣勢になって市街戦に突入する前に降伏するんだろうなと思いながら観てました。
あそこまで街中ボロボロになったら両軍の指導者だって立て直すの大変だとわかるよね(笑)
最後まで抵抗って帝国軍人かよ⁈って。
血がドバドバ飛び散るので苦手な人は避けた方が吉。

結局は人なのよ。って思い知らされます。

今現在日本は平和なんだけど(遠い目)

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REGZA521

4.5飛び切りの胸糞悪さを貴方にも😈

2024年10月4日
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悲しい

目を覆いたくなる人が人を容易く殺す凄惨な殺戮場面の連続だ

戦争や分断に大義や正義が無い事を人間は過去の歴史から学んでいても争いをやめられない止まらない

監督が描きたかったことなんかオレの知ったこっちゃないけど、鑑賞後のベットリと血糊のように残った胸糞悪さはトラウマの如く当分の間、残り続けるな

もしそれが狙いなら見事に達成した、その点は賞賛出来るとんでもない映画だ👏

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あさちゃん

2.0作り物感が凄い!

Mさん
2024年10月4日
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わざと?
それとも監督の能力?

でも、そのおかげで全米で客が増えたのかも。

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M

2.5タイトルを変えた方が良いのでは?

2024年10月4日
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「war photographer」戦場カメラマン、の話だよw
「Civil War」は設定の添え物で意味がないw
A24制作の「war photographer」という映画です。
このタイトルで観たなら評価は変わる。

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mucya

3.5最後の言葉。。

2024年10月4日
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なるほど、ロードムービーだったんだ。ニューヨークからワシントンDCまで千数百キロ。西部連合軍が、ホワイトハウスに突入するまでの内戦を追う戦場記者たちの物語。世代交代や、オールドメディアの死や、何と戦っているかわからない内戦の実相や、ナチ的なるものを連想させるシーンもあり、さまざまな視点を持つ作品。
おそらく前回の大統領選挙のあとに、事件となった議事堂乱入などからインスパイアされているのかもしれない。
語られるのは、『分断』が細分化して、正義が空中霧散してしまっている中で、当事者は誰もその在処を見失っている。そして、目の前の敵らしき相手を抹殺して、生き延びることだけが目的となってしまっている悲劇。

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t2law

2.0全米で大ヒット中?との触れ込みがあったので、見てきました。❔❓(・_・?)って感じです。

2024年10月4日
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単純

寝られる

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映画大好きジジイ💓♥️❤️

3.0命よりも大事な権力、主義、矜持、そして承認欲求の物語

2024年10月4日
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興奮

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Dr.Hawk

3.5今のところ映画ですよね?

2024年10月3日
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政府軍VS西部同盟みたいなところなんだろうけど、DC以外は誰が何のためにどの位置で戦っているのか???戦争なんてそんなもんなんだろう。
ラストのカメラマンのシーンは新旧交代を分かりやすく表してるように感じました。

ホワイトハウス襲撃シーンは米議事堂侵入を思い起こし、映画だけど本当にそうなりそう。

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Oyster Boy

5.0弱肉強食

2024年10月2日
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なぜ30年賃金が上がらないか分かりますか?旧GHQに占領されているからです(๑•̀ㅁ•́ฅ✧

なぜ他の先進国と比べて平和か分かりますか?GHQが自由と銃を奪ったからです

……
…しびれるわ〜あ〜

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ミスター

5.0アメリカの共和党と民主党が内戦を起こして、大統領を殺害したイメージ

2024年10月1日
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鑑賞方法:その他、映画館

政治、人種差別、戦場カメラマンの苦労が伝わってきました。アメリカ白人がいるいろな不満を抱えている、ってことかな?共和党の白人アメリカ人が反乱を起こして、中国系アメリカ人や黒人系アメリカ人を制圧するイメージ?だから、大統領選挙で移民政策をどう考えてるか?って重要なんですね。

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プロテイン

4.0美しい米国で地獄の黙示録

2024年9月27日
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鑑賞方法:映画館

IMAX先行上映で観賞しました。

全然、楽しい気分にならないロードムービーです。

既に有る程度、内戦で社会が機能していないニューヨークから話が始まります。
このため、今がいつで、内戦がいつから始まって、誰が何のため戦っているか分かりません。

この前提で、ジャーナリストが紛争の中心地を目指します。
この間に、いろんな『停泊地』にたどり着き、メインキャストそれぞれのゴールを迎えます。ゴールの情報がよく分からないことも含めて、地獄の黙示録に似ていると思いました。

道中は断続的に戦闘が続いているわけですが、7月頃の『アメリカ流れ者』での情報ではメインキャストはいつどこで発砲されるとか知らされていないらしく、基本てきに緊張を強いられ、音が鳴れば本当に驚いているようです。

戦争映画は戦闘員が付き物ですが、ジャーナリストの旅なので反撃することはありません。これっぽっちも、スカッとする所はないのです。

本国での興業成績が良かったのは、議事堂襲撃事件もあり、銃社会であることから、現実味があるからだと思われます。一方、福田村事件やマイスモールランドを見た上で、都知事や川口市でのことを考えると、我が国でも決して他人事ではないと思いました。内戦なので、核兵器を落とす様な話にはならず、小火器中心のだから一層感じます。

観賞時の心境としては、非戦闘員の映画だと『娘は戦場で生まれた』『マリウポリの20日間』に近いのですが、映画でよく見ていたり、実際に旅行したことがある米国が舞台だと、恐怖がより強くなります。

キルスティン・ダンストは、スパイダーマンのときは『?』と思っていましたが、ドラマ版『ファーゴ』シーズン2から本作へと、素敵な中年女性になっています。

スティーヴン・ヘンダーソンは顔を見るだけで癒やされます。

『エイリアン:ロムルス』に引き続きケイリー・スピーニーはいいですね。だんだん、顔が締まってきます。

あくまでも、A24作品なので万人向けのアクション大作の訳がありませんが、今年見ておく劇作品でしょう。特に、米国大統領前、我が国の総選挙前に。

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Lhowon