「タイトルなし(ネタバレ)」かなさんどー りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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故郷の沖縄県伊江島に数年ぶりに帰ってきた赤嶺美花(松田るか)。
島を出たのは、母・町子(堀内敬子)が病気で亡くなってから。
毎晩飲み歩き、母の臨終にも立ち会えなかった父・悟(浅野忠信)とのふたり暮らしが耐えられなかったからだが、今回の帰省はその父が認知症になり、もう命も危ないとの知らせを受けたからだ。
父が可愛がっていた、工場の従業員の案内で、かつての父と母の暮らしを思い出す美花だったが・・・
といった物語で、美しい夫婦の物語・・・みたいな体裁。
照屋年之の監督ぶりは、笑いのツボを押さえたもので、少しならずクスって笑わされました。
が、肝心の物語が薄く、特に女性の扱いは、男性からみて都合のいい女性にしか見えない。
亡き妻・町子のことを思い出した父・悟のために、若き日の町子に扮する美花の姿は、ちょっとイヤらしい設定だが、そこをイヤらしく感じさせないように撮ったあたりは評価できる。
「かなさんどー」とは「愛しているよー」という意味だそうで、「かなし」は「愛し」と昔は書いていたんだっけ、とか思いました。
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