「今年のベストの一本だろう」ガール・ウィズ・ニードル エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
今年のベストの一本だろう
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マグヌス・フォン・ホーンの長編監督第3作。第1次世界大戦直後のデンマーク🇩🇰で実際にあった犯罪を題材にしているとのこと。
想像を絶する展開だった。
想像を越える傑作だった。
戦場から帰らぬ夫、貧困から抜け出そうともがく女性カロリーヌ。働く裁縫工場の社長の子供を孕むも捨てられ、体を傷つけたが堕ろすこともままならない。
見世物小屋で再会した夫は戦争で深い傷を負い、顔が醜く変形し不能となった。
これでもかと畳み掛ける悲劇にゾクゾクする。
しかしそこからが本題だった。
貧しい母親たちが望まない子どもを里親に託す手助けをするというダウマとの出会い。
間もなくカロリーネ、そして観る我々はダウマの狂気を知ることとなる。
ダウマを演じたのは2019年の傑作「罪と女王」でイケメンの青年を食ってしまったデンマーク🇩🇰を代表する女優トリーヌ・ディルホム。ここでもドラム缶のように太った肉体をさらけ出し欲望と狂気を表現した。
そしてカロリーヌを演じたビク・カルメン・ソンネの圧倒的な個性と存在感。今年の主演女優賞候補だ。
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