「闇の中にある微かな光」ガール・ウィズ・ニードル Kさんの映画レビュー(感想・評価)
闇の中にある微かな光
《試写会にて鑑賞》
舞台は第一次世界大戦後のデンマーク。
コントラストの強い美しいモノクロ映像で
描かれた北欧ゴシックミステリーを
しっかりと目に焼きつけました。
幸福から絶望へ。心を突き刺す作品。
傍観者ではいられない。
100年前の堕胎方法がまさかの…。
“貧困”というテーマは
現代の社会問題にも通じるものがありました。
ひとつひとつが痛々しい描写の連続で
個人的にとても好きな作風でした。
衝撃のラストが待ち受ける濃密な123分!
俳優さんの目の演じ方が見事で
ダイレクトに感情が伝わってきました。
心理的恐怖を煽る音響、美術、画角、
カメラワークが完璧。
本日はありがとうございました。
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