フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンのレビュー・感想・評価
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3回くらいのドラマで見たい気も
観客に女性が多かったのが意外でしたが、スカーレット・ヨハンソン目当てでしょうか? エンドロールで退出する人が結構いたのは、少し長めの上映時間のせいだったらいいのですが。
それはともかく、一部に存在する人類月着陸のフェイク説を逆手に取ったようなお話で、発想が面白いですね。主人公の元詐欺師というキャラがテーマの「嘘か本当か」にかけてあるのもいいです。
ただ、この作品は映画よりは連続ドラマの方が合っている気はしました。ノリの軽さとかもそうですが、途中までの展開がかなり早いので、ハラハラしている暇がない。主人公は話術や構想力に優れた広告のスペシャリストですが、それにしても色々とトントン拍子に話が進みすぎているといいますか。これがもう少し時間のとれるドラマなら、アポロ計画に賛同する議員を集める過程もじっくり描けたと思います。
今どきの映画らしく伏線の回収はきっちりしているし(まあ、黒猫がああいう形で話に割り込んでくるとは思いませんでしたが)無駄な部分がないのはいいですが、展開の早さもあってちょっとシステマティックに感じてしまうところはありますね。
まあまあ予想通り(笑)
5歳の私に贈るGreat American Story
アポロ11号のリアルタイム時、私は5歳だった。私には当時のアポロ話題の記憶が全く無い。当時観ていたアニメの記憶はあるのに、なぜかこの偉大な物語の記憶が無い。
それをずっと残念に思っていたのがこの映画を観た事により解消された。素晴らしい作品だった。
ライトに楽しむ夏休みムービー
なんでロケットの打ち上げシーンって、毎度心を打つんだろう。
ということで、都市伝説や陰謀論好きでなくても知っている「あの噂」をモチーフにしたコメディ。
60年代の音楽に乗せた軽妙なタッチで展開も速く、実はそこそこ長い作品だがスナック感覚でサラッと観られるのが良いところ。
米ソが有人ロケット・月着陸・核兵器などの技術革新に「国の威信」などというしょーもないプライドでしのぎを削っていた時代、その犠牲になった人々も大勢いた。
ペトナム戦争による国民からの批判を回避するためにも、主人公コールが実直に目指す月着陸は、実は政府のもっと生臭い目的に利用されようとしていた。
とは言え、撮影にNASAの協力を得られてるって時点で、お話のゴールはまあ予想がつくワケだが、あまり映画全体としてそう難しく考える映画でもない。
あくまでコメディ。
ラブストーリーや友情、家族、仕事論なども盛り込んだエンターテイメント。
個人的にはそこがちょっと気にくわなかった。
もっとクセのある、一筋縄では行かないキャラや展開があると良かったんだけど。
いや、夏休みムービーとして、家族でもカップルでも友達同士でも楽しめる娯楽作品でした。
ぜひ劇場へ。
黒猫さんが、主人公♪
大昔・・アポロ11号の月面着陸の陰謀論をシビアに描いた「カプリコン1」という映画があったが・・それは、それなり面白かった♪
最近、死人に口無しをいい事に、キューブリックを担ぎ出して・・またゾロ、アポロ11号の陰謀論のまことしやかな囁きを耳にすることが多くなったが・・そんな陰謀論を、エンターテイメントにしちゃった映画♪
どうも・・チャニング・テイタムというと「マジック・マイク」や「ザ ロストシティー」の脳筋さんのイメージが強烈で・・今回もそんな感じかと思っていたが・・実直な漢役でした♪
巷に溢れる、陰謀論は、エンターテインメントの一種と捉えていますが・・この物語「Fly me to The Moon」はもしかして・・本当の出来事かも・・・と思わせられました(笑)。
湾岸戦争の重油まみれの海鳥も・こんな感じで創作されたのかもね♪
ネコさんは🐈⬛、いつでも嘘とごまかしが嫌い♪
皆が信じればホント、皆が信じなければウソ、コロナを経験してまったく...
「アポロ計画」をロマンティックに描く
アポロ計画を今までと違う角度から描いているとのことと、スカーレット・ヨハンソンの60年代ファッションの着こなし観たさに鑑賞。
期待通りスカーレット・ヨハンソンのファッションはカラフルでバッチリ決まっていたし役どころも頼もしくピッタリだったが、個人的にはチャニング・テイタムの発射責任者姿は今までのイメージからは合わずちょっと感情移入しにくく感じたかな。
構成としても、打ち上げシーンはやはり迫力があり観どころの一つでもあるが、もう少し打ち上げの苦労話にも焦点を当てて欲しい気もした。でもそれでは今までのアポロものと変わらなくなってしまうか。
あと、タイトル名にもなっている曲「私を月まで連れてって」を、きれいな月をバックにもっとじっくり聴かせてもらえたなら、より一層ロマンティックに浸れたかもしれない。
スカーレット・ヨハンソンが魅力的😍
「アポロ11号の月面着陸の中継映像はフェイクだった」という都市伝説を逆手に取って、真面目に?そして大胆に映画化した作品。
しかもNASA全面協力だから、当時の貴重映像を交え、発射設備などもキチンと作り込まれていました。
その反面コメディ要素も多いので、ミッションの緊迫感がやや薄らいでしまった感もありました。
しかし、当時のファッションを着こなし、髪型もバッチリのスカーレット・ヨハンソンの演技が魅力的で、それだけでもこの映画を観る価値があるかも。☺️
反面、相手役のチャニング・テイタムは過去の打ち上げ失敗の責任を背負うという難しい立場のせいか、主人公というより引き立て役になってしまってました。
スカーレット・ヨハンソンさんみたいな美人に間近でプレゼンされたら、オジサン連中はイチコロだよなぁーとずっと思いながら観てました。
そんな私もオジサンです。
いつか、誰でも月に行ける筈
ケネディが「1960年代のうちに人間が月に着陸させ、安全に帰還させる」と宣言。それを1969年7月にアメリカはやり遂げる。小学生の頃、白黒テレビで観た月面着陸の瞬間は衝撃であった。アメリカの物凄さは幼心にも強く記憶に残った。
その日から50年以上の歳月が流れたがアポロ11号から17号までに計12名の宇宙飛行士が月に降り立ったが、その後、人類は月に訪れてないという。科学技術は進歩しただろうし、ITやAIがこれだけ隆盛を極めてるのに、夢の宇宙旅行とか月への滞在は現実のものにはなっていない。莫大な資金の問題なのか、政府や人々の関心の薄さなのか、、。そもそも科学の大きな壁でもあるのか?よく分からない。
映画はかなり楽しく観れました。ベトナム戦争で劣勢になってきた頃だろうが、やはりアメリカは豊かでおおらかだ。スカーレット・ヨハンソンは弾けているし(もうすぐ40歳とは考えられない美しさ)、コールをはじめNASAのスタッフ皆んなにも好感もてるし、政府のモーだって、結局はいい奴だったし。
アメリカ映画流石です。
家族で観れる良作と言えるでしょう。
フェイクでないけど、ノンフィクションでもない。そして興奮と感動
やっぱりアポロプログラムは素晴らしい!あの打ち上げシーンを久しぶりに大画面で見ることが出来た。何回見ても、あの場面は緊張する。サターンVロケットが咆哮を上げて、地上を離れ加速していく画面を見ながら。ライトスタッフのガスグリソムでは無いが「Go Hotdog Go!」と叫びそうになってしまった。
アポロプログラムを扱った映画は様々有るが、この映画はあまり細部に拘らなかった所が返ってアメリカの当時の雰囲気を表していたような気がする。なんと言っても、アポロプログラムで語られなければならないのがアポロ1号の事故。あまり外国では語られないが、アメリカでは深刻に受け止められていたよう。マーキュリープログラムのガスグリソムを含む3人が地上訓練中に亡くなった。この映画でも深刻に描かれていた。また、当時のアポロプログラムの予算がかかりすぎるという描写も事実だったのだろう。
そんな、ともすると重くなってしまいそうな内容を、二人の魅力的な架空の人物を登場させることで、見事なドラマに仕立てていた。全編とにかく楽しい。60’の時代の明るいファッショナブルな雰囲気が画面全体に溢れていた。テーマソングがエンディングにかかったときは思わず拍手をしてしまった(そっとですが)
話を分かりやすくするためなのだろう、ミッションコントロールが終始ケネディ宇宙センター(ケープカナベラル)という設定になっていた。(実際は打ち上げ14分前以降の管制は、ジョンソン宇宙センター・ヒューストンに移っていた)。また飛行主任は4人で6時間交替だった)。
もしこの作品でアポロプログラムに興味を持たれた方は、映画「ドリーム」・アポロ11 完全版・ライトスタッフを御覧になることをお勧めします。
ノスタルジックな雰囲気
254 めちゃくちゃ楽しめた
フェイク動画カプリコン1と
アポロ11号の宇宙飛行士側から見たファーストマン。
でもそこにはヨハ子がいた!という映画。
ファーストマンはアポロ1号の悲劇が具体的に
描写されたのでくらーい話となるも
そこは我らがヨハ子登場でコメディを基調とし
暗さも一定値からは下がらないという絶妙なバランス。
強引な手法でカネをふんだくってくる前半。
正反対の立場の男女が同じ向きをとる中盤。
で、これなくてもええんちゃうの?の終盤。
まあ、猫類初の月面着陸は笑っちゃったんですけどね。
物語も深くまで語っているし最近のコメディでは
一番の出来!
それとヨハ子が明るいキャラなのでそれも良かった!
75点
20240724 ユナイテッドシネマ大津
パンフ購入
ヨハンソン、うまいなー。
楽しい~♪
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