フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンのレビュー・感想・評価
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中継が切り替わっていなかったら…
連日暑いですね〜。暑いと映画を観る気が失せてしまいますが、ほっとくと公開終了してしまうので行きました。でも身体のほてりが治らず、話の抑揚もあまりないので、前半は頭がボーっとしてしまい、よく分かりませんでした。
でも時代を感じさせる粗い画質やファッション・音楽はとても良かった。
ロケット発射で自分の頭もようやく回転が始まりました。
ラストの🐈⬛の前フリがあったのか分からないので、それが分かっていたのならもっと良かったのだろうが。
この映画は Apple Studios 作品で、元々が Apple TV+ 独占配信だったので、今後の配信はどうなる?他社有る? Apple TV+ にタイトルは載っているけど…。
楽しませていただきました
発射責任者である主人公 コール が着ている服は、首回り こそが少し違うが、エンタープライズ号(スタートレック)の制服ではないのか?
当時、5歳の僕は、家族と"生LIVE"で、この永く続いた月面シーンをコマ送りTVで観ていました。
しかし 大人になった僕は「月面に人が立った事」を信じていません。
月には、地球の1/6の重力があります。
①溶媒となる"空気"はないが、重力は"引力として"伝わるので、なびく「星条旗」は、時間をかけずに"垂れ下がる"筈です。
また、②月面から離陸して、帰路に使う膨大な燃料を積むこともできていないのに加え、離陸時に射出されるガスにより、無重力故 ③地球以上に"砂ぼこり"が長時間派生して、月面にはその跡が残るだけでなく、月面に置いてきた「星条旗」「鏡」も 当然吹き飛びます。
当時に映像撮影をするにあたって、カメラ機材を小型化するならば、16mmもしくは8mmフィルム撮影の1択だが,
ASA1000レベル(軍であっても ここまでの高スペックはムリ)でも、当然大光量のライティングが必要だし、フィルムなので、LIVE放送はできない。
よって、技術装備的に ありえないVTR撮影を選択したのだが、
当時のVTRはフィルム以上に感度が悪く、フイルム以上の撮影時の光量が必要なのだが、
月面着陸機には ④外部に向けたライティング設備さえもない。
また、撮影したVTRを地球へ送る送信設備も、その為の大電源さえもない!
それでも、アポロ計画により月面に立ったとされている13人の飛行士の内、12人がボーイスカウト出身者なのです。
月への周回は、50年前でも、ガッツがあれば、そう難しくありませんが、
無重力空間での減速と、月面からの再離陸は、現代でも至難の技です。
主人公コールのキャラクター的な立ち位置と、正確がはっきりとせず、ブレすぎなのは、俳優の演技力のなさと、監督の演出不足以上に
脚本家の程度の低さが際立つ。
この映画を観たら、「カップリコンone」ではなく、「2001年宇宙の旅」を観て、宇宙旅行への憧れを、再熱したい。
リアル⁈フェイク⁈
スカーレットヨハンソンさんとチャニングテイタムさんの演技がとても良かったです‼︎
この2人が演じるキャラクターのドラマも良かった‼︎
終盤のリアルの映像かフェイクの映像か分からないところはめちゃくちゃ緊張感あった‼︎
まさかの黒猫が出てくるとは思わなかった‼︎
いかにもハリウッド的な良質な娯楽大作
予告を見て「カプリコン1」を思い出さざるを得なかったのですが、実際に見てみるとなかなかの娯楽作。
1960〜70年代のファッションに身を包んだスカーレット・ヨハンソンさんの魅力は素晴らしく、また、夢のある時代のアメリカ宇宙開発の模様が描かれていたのもよかったです。
ただ、前半の月着陸計画におけるPR活動や企業とのタイアップなどはどの程度実態に基づいたものなのか、判別しにくく、後半のフェイク映像制作などはさすがに完全な創作であるはずですが、予算を得るための上院の集票活動は実際にありそうで、どこまで物語にリアリティを感じながら見るべきかの戸惑いはありました。
とはいえ申し分なく楽しめた作品ですし、綺麗に終わったことも含めて、想定外に良かった作品でした。
スカーレット!
陰謀とは程遠い、笑って感動できるドラマ。
扱ってる題材、予告から考えて、
どうしても、陰謀論的なものを期待してしまうが、
そういうタイプの映画ではなく、
陰謀論をうまく利用したドラマだと思います。
とにかく、スカさんが美しい♡
みんな、すぐ騙されちゃう(笑)
最初は浮いてたけど、どんどん、周りを巻き込んで、
良い方向に回りだす。そして、みんな良い顔になってく。
こういう人って、素敵だと思う。
うちのチームにも欲しい(笑)
陰謀論?なにそれ?
エンタメの王道
アポロ11号の月着陸については「月に行っていない」「月面からの中継映像は偽物だ」等の都市伝説があり、本作は「偽の映像があった」という大胆な前提からスタートする物語である。
プロジェクトの行方・中継映像を巡るスリル・対立から始まるメイン2人の関係の変化など、様々な要素を盛り込んだ王道エンタメ作品だった。
ケリーの「訳アリの経歴を隠している、美貌とアイディアと駆け引きを武器にする広告業界のヒットメーカー」という設定は、アメリカのドラマを思い出した。古いドラマ風の演出もあり、当時や当時を描いた作品をオマージュしているのだろうか。
ケリーの手腕として、当時のプロパガンダのテクニックを明け透けに描いている点も興味深かった。また当時は軍出身者でなければ宇宙飛行士にはなれない時代で、彼らが現代とはレベルの違うリスクを受け入れ、危険に目を瞑ってミッションに向かっていることをきっちり描いている点も良かった。砲弾が飛び交うわけではないにせよ宇宙開発の場もアメリカの戦場だったという点に触れたことや、ストーリー内の中継映像の扱いに、当時の関係者へのリスペクトを感じた。
色々なイズムを主張する作品や、刺激的な描写を競うような作品が日々送り出される中、久々に明るく熱く微笑ましい王道エンタメを楽しんだ気がした。いざ打ち上げが成功してしまえばヒューストンに全てを任せるしかないフロリダの面々をメインに据えた点や、第一線を退いて裏方に回ったエンジニア等、日本で受けそうなポイントも多く、誰とでも観に行ける作品だと思う。
陰謀論が蔓延る現代に、それを茶化して楽しむ最高の映画
「陰謀論」は大昔からあった。
それは教育と報道で(ほぼ)撲滅されるハズだった。理屈では。
しかし、現代、しかも教育水準が高い(ハズの)米国には「Qアノン」による陰謀論とそれに同調する主要政党(共和党)と大手マスコミ(FOX)がある。
そしてそうした陰謀論を利用して大統領に返り咲きを狙うトランプ被告がいる。
そんな連中を茶化して笑うのが本作。
もちろんトランプや奴を連想させるモノは出てこないけど、ハリウッドからの「メッセージ」は明白。
ストーリーはコメディである。
それも軽いやつ。
虚実を織り交ぜた巧みな脚本、
気の利いたセリフ回し、
正直さ、誠実さを尊ぶキャラクター
(これもトランプ被告への皮肉だろうか?)
演技を楽しんでいる役者たち。
決して大ヒットはしないだろうし、賞レースに絡むことも無さそう。
でも私は大好きな作品。
コメディ、エンタメの中に社会的主張を込めるハリウッドの執念を感じた。
シナリオと演出が見事
中盤までほぼ完璧なシナリオと演出
スカーレットヨハンソンのチャーミングさ
もこのストーリーによく合っている。
シナリオのストーリーと役者の芝居が
絡み合って化学反応を起こすという理想的な
形で成功している。
唯一の難点はフェイク映像をリアル映像に差し戻すという最大のドラマがややあっさり解決して終わってしまう所。
あそこがもっとドラマティックに見せられたらなお良かった。
あとラストシーンもややあっさり気味なので、
数年後や数十年後とかにお蔵入りになった猫が通るフェイク版のフィルムを2人だけで見ているとか追加してもオシャレでよかったかも。
とはいえ文句つけるのはこれくらいで、映画としては素晴らしい出来の作品。
月への想いが胸を熱くするフロリダロケット
始めはSFサスペンスの名作『カプリコン1』みたいなお話しかと思ったら、いい意味で裏切られ、最後まで気分良く観ることができました。冷戦時代のアメリカ、ロケット開発でソ連に負け、事故ばかりのアポロ計画の逆風を挽回するために、凄腕の宣伝のプロがNASAにやってくるお話しです。スカーレット・ヨハンソン演じる宣伝のプロが、次々とタイアップ企業を引っ張ってきたり、議員を抱き込んでいくのが痛快です。一方、絵に描いたようなカタブツのチャニング・テイタムとの対比が面白かったです。ボーイ・ミーツ・ガールの定石と分かっていても、60年代のクラシックなラブロマンスが楽しく、P51マスタングに乗っての月夜のフライトはロマンチックです。また、アポロ計画に全身全霊で取り組むNASAのスタッフの熱い想いにジーンと来るとともに、国家の威信のためにフェイク画像を放映しようとする国家権力とのせめぎ合いも、そうくるかーって展開でした。役者では、クラシックでセクシーな役では右に出る者がいないスカーレット・ヨハンソンが、キレキレのキャリア・ウーマンである一方で、嘘で塗り固めた人生に苦しむ女性像を演じていて抜群でした。どちらかと言うと脳筋のイメージのチャニング・テイタムも誠実な古き良きアメリカの男性を好演してました。
モヤモヤ
シリアスと思うと減点、コメディと思うと秀逸
エンディングの意味は?
番外編アポロ11号
3回くらいのドラマで見たい気も
観客に女性が多かったのが意外でしたが、スカーレット・ヨハンソン目当てでしょうか? エンドロールで退出する人が結構いたのは、少し長めの上映時間のせいだったらいいのですが。
それはともかく、一部に存在する人類月着陸のフェイク説を逆手に取ったようなお話で、発想が面白いですね。主人公の元詐欺師というキャラがテーマの「嘘か本当か」にかけてあるのもいいです。
ただ、この作品は映画よりは連続ドラマの方が合っている気はしました。ノリの軽さとかもそうですが、途中までの展開がかなり早いので、ハラハラしている暇がない。主人公は話術や構想力に優れた広告のスペシャリストですが、それにしても色々とトントン拍子に話が進みすぎているといいますか。これがもう少し時間のとれるドラマなら、アポロ計画に賛同する議員を集める過程もじっくり描けたと思います。
今どきの映画らしく伏線の回収はきっちりしているし(まあ、黒猫がああいう形で話に割り込んでくるとは思いませんでしたが)無駄な部分がないのはいいですが、展開の早さもあってちょっとシステマティックに感じてしまうところはありますね。
まあまあ予想通り(笑)
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