フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンのレビュー・感想・評価
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1960年代世界の覇権をかけ米ソは宇宙開発競争をしてました。
人類の歴史の中でも最大の偉業の一つと言える月面着陸が世界の覇権争いの道具だったり、果ては商業ベースでいろいろ利用されたり、怒るべきなのか、笑っちゃうのか、そんな話です。そして"失敗するわけにはいかない″から″そうだ!失敗した場合(月面着陸そのものが、あるいは衛生生中継が)に備えてフェイクの映像をこしらえて世界に流しちゃえ"というバカバカしい(もしかしてホント?)お話でした。
世界の覇権をかけての"無謀"な"強引″な宇宙開発競争の犠牲になった多くの宇宙飛行士の存在を知っている元パイロットのコールと宇宙開発に便乗して成り上がろうとするケリーの二人の掛け合いとロマンスは面白い。
そして音楽好きな僕としては1960年代後半にヒットした(でも日本ではあまりヒットしなかった)名曲、特にソウルミュージックがたくさん流れていたのは僕のテンションを上げてくれました。
あの頃(月面着陸の映像に感動し、またラジオから流れるたくさんの洋楽聴いてた子供の頃)を思い出させてくれる楽しい映画だったな。
月は出ているか?
アポロ計画
冷戦下の1957年にスプートニクの
打ち上げに成功したソ連に
宇宙開発を先んじられたアメリカは
1960年代に人類を月へ送り出す
計画で大逆転を狙った計画
1969年にアポロ11号が月に降りたち
その計画は成功とともに
「一人の人間の小さな一歩だが
人類にとって大きな飛躍である」
人類史における
科学の進歩における偉業となった
今年でちょうど55周年である
たびたび映画になるこのテーマ
最近だとアポロ11号の船長
ニール・アームストロングを
主人公にしたディミアン・チャゼル
監督の「ファースト・マン」
もあった(これもいい映画)
自分も宇宙開発ものの
映画は大好きでロン・ハワード監督
「アポロ13」のED聞いただけで
条件反射で号泣できるくらい
今作はその中でも
計画の「広報」という部分から
長年言われてきたある種の「陰謀論」
を題材に取り扱ったがどうだったか
大変面白かった
最初は陰謀論寄りのアポロ計画を
小ばかにするような話なのかなぁとすら
思ったが全然そんなことはなく
「もう絶対に失敗できない」という
様々な人々の気持ちと思えば
本当に偉業を成し遂げたんだなと
改めて思わされるものでした
1960年代のアメリカは
天へ向かって宇宙開発も行っては
いたものの地上ではベトナム戦争も
やっており世論は揺れている中
アポロ計画も失敗の連続
アポロ1号では配線のトラブルから
訓練中に宇宙船内で火災が発生
3名の宇宙飛行士が亡くなる
悲劇もあった
自身の身体面の問題で
宇宙飛行士になれなかった
コール・デイヴィスは
これまでの犠牲に報いるべく
黒猫を不吉だと近寄らせない
ようにするほど縁起を担ぎ
アポロ計画の実行に心血を
注いでいたがそこへ
呼ばれたのが
殆ど詐欺のようなきわどい
やり口の広告屋で知られた
ケリー・ジョーンズ
戦況の悪いベトナム戦争などで
世論が批判的になっている
アポロ計画に理解を得るため
広報を改革してほしいと
政府筋の怪しいおっさん
モーから依頼されます
ケリーは張り切って
役者を使った
プロモーション映像を作る
など刷新しコールらNASA職員は
戸惑いますがそういう形で
予算が出てくるのも事実
アポロ計画は進み
10号で目処が立ったので
ついに11号で月面に向かいます
ケリーも喜んでいたところ
モーに呼ばれ
なんでも月面着陸の「映像」を
別撮りしてほしい
テレビ中継の際に実際の音声に
合わせて流す奴を作れと
指示してきます
要は月面着陸が失敗した時の
ための布石ですが
これが長年言われてきた
「アポロは月に行ってない」
「カメラアングルが不自然」
「国旗が不自然」
「地上でスタジオで撮影した」
などの都市伝説というわけ
ケリーは用意された
超巨大なハンガー内で
セットを作り月面に降り立った際の
生中継準備をしています
こういう事をこっそりやっていた
ケリーにコールは俺たちが
月に行けても行けなくても
関係ないのかと当然怒ります
ただ計画の成功へ向かって
犠牲者に花を手向けつつ
真っすぐに向かうコールに
ケリーも次第に惹かれていきます
そしてアポロ11号は月へ旅立ち
いよいよ全世界が注目する月面着陸
アームストロングの神業で
宇宙船イーグルは見事着陸
セットの宇宙船から役者が降りて
月面に足を付けた瞬間・・
そのセットの中にあの冒頭の
黒猫が走りこんできて現場は大混乱!
モーは真っ青になりますが
全米の生中継に写っていたのは・・
最初っから「本物」の方の映像でした!
ケリーはコールらの計画が
成功するのを信じたというわけです
いいオチじゃないですか
ちなみにアポロ11号が月面に
降り立った前年に作中でも名が出た
スタンリー・キューブリック監督の
「2001年宇宙の旅」が公開されており
その映像美に圧倒された関係で
陰謀論も盛り上がったのかもしれませんね
アメリカ人ってやっぱり宇宙人ネタが好きなのね
やっぱり、キューブリックの名前が出てきました。
そもそもアポロの月面着陸ウソ説を唱える人の根拠のひとつが、『2001年宇宙の旅』の撮影直後、或いは同時に裏でキューブリックに月面着陸のシーンを撮るよう極秘依頼があった、というのがあります。
それだけ、『2001年』が凄い作品であるということですが、もしかしたらキューブリックの熱烈な支持者が伝説を作るために、この噂を流したのかも知れませんね😄
どこかで読んだ記憶があるのですが、アポロ11号当時のコンピュータの演算能力は任天堂の初代ファミコンより劣るとか劣らないとか。これが本当かどうかは別にしても、確かにコンピュータもカメラの解像度も桁違いに進化した今の水準からみると、よくもまああの時代に!と驚嘆するしかありません。
もし、あなたが現代の宇宙飛行士だとしたら
もし、タイムマシンであの時代に行けたとしたら
人類初の月面の足跡をあなたが残せるのですよ、と言われても今の宇宙関連機器に慣れた身で、あのアポロ宇宙船に乗る勇気はありますか?
無理〜と逃げ出す人のほうが普通だと思います。
宗教と科学のシンクロを絡めた説得により、アポロ計画への支持を表明した大物議員がいましたが、このくだりは困った時以外、神を意識することのない多くの日本人にはピンとこないところです。
立花隆さんの名著『宇宙からの帰還』では、多くの宇宙飛行士へのインタビューを通して、宇宙に出ることでより神の存在を身近に感じることになるアメリカ人が実に多いことが分かります。
たぶんこのあたりの事情、つまりアメリカの政治家にとっては、信仰への向き合い方も支持者との関係でとても大きな意味を持つ、ということが窺えます。
そんなこんなも含めて(当時のガソリンがぶ飲みのアメ車だって好きな人にとってはたまらない!)、リアルでシュールで真面目に可笑しくて、ちょいとホロっと泣けて、最後は優しく笑える。
アクション無しのスカーレット・ヨハンソンがとっても素敵!そのうえ、テイタムもハレルソンもこれ以上ないほどピッタリと役柄にハマっていて超納得。
なんてことなさそうなのにかなりイケてる映画です。
ラブコメ
⭐︎3.2 / 5.0
私をツキに連れてって
APOLLOラブコメ!
大好きなテーマですし、月面着陸の映像がリアルなのかフェイクなのか、
どういうオチなのかが楽しみなことに加え、
スカーレット・ヨハンソンが主演とあっては観ないわけにはいかない!
というのが鑑賞動機です。
スカーレット・ヨハンソン演じるケリーの軽薄さというか
目的達成のためなら何でもやる的なPR手法、しかしながら天才的という
キャラ付けが抜群に面白いです。
一方の、チャニング・テイタム演じるコールは真面目で実直な
ユーモアの欠片もない堅物キャラであり、
ケリーと正反対なんですね。
このふたりが最初は反発しあう・・・というか、コールが一方的に
反発しているのが、徐々にお互いの仕事に対する“真摯さ”を理解できるようになり
心を通わせていく、その変遷の描き方が素晴らしいんですよね。
時にはコンフリクトが起き反発し合いながらも、実は徐々に心が近くなっているという
何ともロマンティックな展開が胸に沁み入りました。
楽しみだったオチについても、実に高揚感がありましたし、
ラストショットも素敵でしたね。
スカーレット・ヨハンソンは期待通りでした!!
嘘のようなほんとの話?
オメガ崇拝!!
一昔前、時計好きな人は、オメガ派かロレックス派に別れたものですが、私はずっと、何故にオメガなのかと感じていたのです。
それは、子供の記憶なので不確かではありますが、父がまだ1$=¥360だった頃に社員旅行でハワイに行った時の母への土産が華奢なオメガだった。子供心に何でこんなオモチャみたいな時計と思ったのですが、もしかしたらこれが背景にあったのかもしれませんね。何か、謎が一つ解けた感じです。
映画の感想は、面白いし、想像してたのとちょっと違ったので、より楽しめました。
チャニング・テイタムはスカーレット・ヨハンソンより年上なのですね。なんか年取って、凄く味が出てきた感じ…これからが楽しみです。
個人的には、ウディ・ハレルソンがめちゃめちゃお茶目な役で、月に向かって小躍りする所とか、大好きでした。
ロケット発射時、コーヒーの入ったマグが振動する所とか、ドルビーシネマにするべきだった?と少し後悔しました。
是非劇場でご覧下さい\(^-^)/
最後まで横切る
クロネコちゃんは、誰も捕まえられないんですね〜
着陸船のカメラシステム、修理のためにバラしたTVはやっぱりSONYでした!
むかしソニーが買収した映画スタジオのコロンビアは100周年で、
最初にその変遷を見せてくれる女神さんたちが登場、歴史というかハリウッドの時代の
うつりかわりにまで一瞬心を馳せてしまいました。
ケリーがプレゼン相手のフォードの荒馬も出てくるんですが、戦闘機のMustangも
とってもロマンチックなシーンで使われています。
ハッピーエンドと相まって
題材が60年代、むかしの話ですから当たり前かもしれませんが、懐かしい感じが
とてもしました。
映画を観るのが好きになったのはポリコレとかそんなのがない頃のハリウッド製のものが
大好きだからです。
そんなむかしの映画の一つにまた出会えた気がして、初めて観たのに懐かしさにしびれっぱなし。
音響効果はもちろんですが、楽曲のセレクトも楽しめます。
音がいい館で観るのを強くお勧めしちゃいます。
IMAXでみたかった!
思っていたのと違う…
期待度○鑑賞後の満足度◎ 古き良きアメリカ映画の伝統が今も息づいている様な映画で、大変気持ちよく観せてもらえた。
月に舞い降りた人はかぐや姫だけらしい‼️❓
よく出来たストーリーなんだけど、スカーレットヨハンソンの顔と胸と尻しか記憶に残らない。
月着陸のフェイク説は都市伝説として生きているが、自分もあの程度の技術で人が月の行けるとは信じがたい、月とケネディとトランプ、わかるかな。
コメディとして、歴史物として、ラブストーリーとしてなかなか出来てるんだが、スカーレットヨハンソンを鏡の前で後ろから抱きしめて絆を視認したい空想で、映画の世界観に浸り難い。
大気圏外に出るのにあんなに大変なのに、何万倍遠いところに行き帰るなんて信じがたい気持ちが誰しもあるからフェイクも独り歩きするのだろう。
ともかく、スカーレットヨハンソンだけのためにあるような映画でした、ありがとうございました😊
another Artemis program
フェイクの噂は耳にしたことがありますが、んなバカなと信じてはいなかったのですが、月は昼夜温度差激しく200度ぐらい、裏側に行った訳でもないので温度を感じさせないあの映像可怪しいのかもと思ったことも(実際は表面の温度で気温ではないからとのこと)
昔の名前で出ていますみたいなスカヨハはペテン師か?だったけど、PRって大事なんだ、強引だったけど必要な人材なように思えた
ソ連には絶対負けられなかっただろうし、大統領ニクソンだし、時代の情況からしてあながちデタラメなお話ではないのではないかと感じた
サターンロケットの映像は良かったけどシリアスなラブコメみたいだったので☆4
今年は🐕🦺🐈⬛ムービー多い
予告編とは違い、明るくポップで軽快
前半良かったけど尻すぼみ・・
登場人物か皆「粋」
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