「見たか?黒猫だ!」フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
見たか?黒猫だ!
笑えるロマコメ ✕ かけた想いに胸熱くなる歴史・人間ドラマ = 見やすくも充実のアメリカン・ロマンス、そこに人々は今日も夢を見る。スカヨハ ✕ チャニング・テイタム = 魅力的な2人!"嘘も方便"を体現するような口八丁っぷりで仕事を獲得しまくる敏腕PRマーケティングのケリー、実直で真面目なNASAの発射責任者コール、そして裏で糸を引く"マン・イン・ザ・チェアー"なモー。モー(ウディ・ハレルソン)がケリーの部屋にいるのは、『ノーカントリー』でアントン・シガー(ハビエル・バルデム)にされた仕返し?
『コーダ』のオスカー受賞に始まり、スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、リドリー・スコット『ナポレオン』、そしてこれからはブラピの『ウルフズ』『F1』にマット・デイモン『インスティゲイターズ』と強いラインナップが続いて控え、飛ぶ鳥を落とす勢いで今一番アツい映画スタジオApple Studios(Apple TV+、Apple Original Films) & コロンビア・ピクチャーズ100周年が贈る。
"あのウワサ" 捏造映像 vs 真実の重み・価値で戦う!今までウソをついてきた彼女と対照的にバカ真面目にやってきた感のある彼、そんな主人公2人の一貫した衣装も時代性+キャラクター描写としてよかった(ケリーは女性性を出すように?)。その時代を感じられるプロダクションデザイン。黒猫をもっとガッツリとケリーが飼うのかな(的外れではなかった)とか、ベトナム戦争で暗く沈んだ国に希望をもたらしすのかな…なんて思ったりしながら見ていたから、「そこ深掘りしないんだ」ってところもあったけど、別に深くは気にならなかった。