またヴィンセントは襲われるのレビュー・感想・評価
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ホンマにこれは何をテーマにしとんの?
ヴィンセントが襲われる理由は分からない
目線があった特定の人物から一方的な敵意と攻撃を受ける
犬は襲ってこない。襲ってこられる時に教えてくれる
ヴィンセント自身も襲ってくる相手が分かる
前半で分かるのはこれだけ。
ただ見境なく襲ってくる訳じゃないけど、自宅前で遊んでる少年少女にまで襲われるのはキツイ。
しかも少女が腰の入ったパンチをヴィンセントにブチ込み、綺麗な前蹴りを入れてくるのにはちょっと笑ってしまった。サバットとか空手を嗜んでるアクション畑の子役なんかな
でも近所の子ども2人と大の大人が殴り合いしてたら事情なんて聞いてくれる筈もない。
ご近所様もヴィンセントに異常者としてのレッテル貼り警察対応され敢えなく逃げ出すのが情けない。
たまたま会った元大学教授と言う男に、襲われてるんだろうと話しかけられ、歩哨と言うサイトを教えてもらったのに犬を飼う以外の事を参考にしない危機感の無さにちょっと呆れてくる。
ここまで観てふと思った。なんかゾンビ映画にみたいだ…と。
作中では何故襲ってくるのか理屈の説明はない。
分かってるのは特定の人物と視線が合ったら全力で襲ってくると言うことだけ。
終盤はヴィンセント個人だけに起こった事ではなくなり、国中で襲う側と襲われる側に分かれている。
マルゴに襲われていたヴィンセントが今度はマルゴを襲うシーンもあるため脳の働きの差で振り分けされるのだろうか?とか色々考えながら観た。マルゴは結構な時間ヴィンセントと話していたがいきなり襲ってこず、飲酒後の理性が緩くなったタイミングで襲ってきた。裏に住む同級生のシングルマザーは襲ってこなかったが、横にいた女児は襲ってきた。家に誘っていたから好意的な思いがあったとして、好意があると攻撃しないのか?女児は知らないオッサンだから警戒してて好意はないから攻撃したのか?それも分からないまま終わってしまいグダグダ感が強い。
フランス映画ってほんまよーわからん事が多い気がする。
軽い感じでサッと付き合い繋がるのも不思議。
必須オプション【手錠、目隠し】
最後までイマイチ法則性が把握できなかった。
ワケが分からない状況から主人公がアタリをつけていくあたりはいい。
でも、「目が合わなくなったら攻撃が終わる」って、どう見てもしばらく続いてたよね。
というか、最初から右目脇にキズがあったのは何?
目を合わせない工夫も単に目線を逸らすだけで、サングラスしたりなどの試行錯誤はナシ。
そもそも目が合ってるかどうか見ててよく分からない。
別荘に避難したり護身グッズを買い集めるのは理性的。
しかし、それらを携帯せずに近所のオッサンを返り討ちにした挙げ句、罪悪感もなさそうなのはどうなのか。
トランク開けずにそのまま餓死させればいいのに。
ジョアキムが何も言わずに家を出たのも意味不明。
顔を合わせるのは危険でも、文字や音声での連絡は出来るハズなのに、ヴァンサン含め説明を放棄し過ぎ。
このあたりの性質が襲われる側の共通点?でもないか。
マルゴーが気になって店を調べたり通ったりはまだしも、SNS特定までいくと怖いです。
直前まで「勘違いしないでよね」とか言ってたのに、借金取りを追い返しただけで即オチするチョロイン。
彼女に状況を信じさせるためにあの人数引っ張り出すのも、そもそも信じさせる必要も感じない。
身の安全よりラブですか。
世界的に状況は悪化してますが、主人公的には孤独に襲われ続けるよりマシな気もする。
父の行方は不明なままで、シェルターに向かってたハズがマルゴーの船に戻って愛の逃避行でエンド。
希望にも絶望にも振れない半端な締めでした。
スルタンはかわいい。
退屈ではないけれど、ストーリーがなあ
最初インターン生に殴られた時はドキっとして掴みはグー。そこから同僚から田舎に引っ越すまでは評価が低いのが不思議なくらい面白い。日常のなかで精神病的なものに原因があるのかなとかウイルスかなとか。宇宙からの謀略かとか観ていてワクワクする。
肥溜めで人を殺したあたりから期待してた方向性と違ってくる。ゾンビやペット・セメタリー的な顔巣のような別の世界観のものに。大学教授が襲われなくなったと電話してきたあたりからああ今度は襲う方になるのねと展開も読めた。クルマでシェルターに移動するあたりから結末回収しないで終わりかなと思ったら案の定だった。
きちんと理屈を作って回収したら4の評価だったかも。
フランスの下水の濾過装置ってどういう仕組みなんだろ。それが一番気になった。
Absurd
目線が合ったら襲われるという超理不尽な状況をテーマに作られた作品で、ワンシチュエーションもの×スリラーとかいう好きなものに好きなもののっけたどんぶりみたいな作品に惹かれて鑑賞。
自分も私生活だとずっと見られっぱなしとかは嫌だよなとか考えてしまい、目線を逸らすことが多い人間なので、そこんとこにも注目していました。
最初はインターン生と目が合ってパソコンでぶん殴られ、次は同僚と目が合ってボールペンで腕を刺され、車に乗った婦人と目が合ったら轢き殺されそうになって、近所の子供たちと目が合ったら噛みつかれ殴られという理不尽のオンパレード。
最初こそ少し横柄な態度のヴァンサンの行動にも非があるのかななんて見ていましたが、全員殺す勢いでかかってくるのでもうそれどころではないという状態にゾクゾクしました。
田舎に逃げたって、関わろうとしてくる人が結構いるのでやはり襲われ、肥溜めで襲われるシーンは物理的にも精神的にもキツいだろうなと観てるこちらも視線を逸らしてしまっていました。
飲食店の店員のマルゴーとちょっと親密になったかと思いきや、やっぱ目線が合って襲われて、と思ったらイチャイチャしちゃってとちょっとだけ人間らしさが感じられるシーンが差し込まれて面白かったです。
ヴァンサンが目線が合ったら襲われるというのをマルゴーに証明するためにスーパーに突撃していったい何人と目線合わせたんだレベルで客をゾンビ並みに引き連れてきたシーンはめっちゃ面白かったです。1人くらいにしろよというツッコミは胸に潜めて。
どうやら世界中で一般人が暴徒化する世界になっていたみたいで、街中で人が人を殴り蹴りまくる異様な光景になっていて、衝撃的な絵面にこれはクライマックスどうなるんだろう…と思って観続けていましたが…。
終わり方は投げっぱでなぜ襲われるのかという事に対しての解決は特になかったのは惜しいなと思いました。あえての余韻なのかもとは思いましたが、ある程度決着はつけて欲しかったところ。
ただ原因不明のものが治ったら今度はヴァンサンが襲ってしまうという不可逆的な行動は面白かったので、そこを突き止めていっても良かったのになぁと思ったり。
全体的に粗い作りなのは否めず、視線を合わせない対策として一回サングラスかけるのを試して欲しかったです。多分越しでも襲われるんだろうなとは思いましたが、一回実行した上でってのがなかったのでモヤっとしてしまいました。
光る設定をしっかり活かしていて、個性強目の作品になっていました。
リメイクの話が出てるそうですが、なんでこんなにリメイクするんでしょうか…もっとオリジナルでの面白いもの作っていきましょ〜。
鑑賞日 5/16
鑑賞時間 16:20〜18:15
座席 G-2
用もないのにガン見したら、10人に1人ぐらいは殴ってきそうな気がしますね
2024.5.16 字幕 アップリンク京都
2023年のフランス映画(109分、G)
ある日当然、目が合っただけで襲われ続け始めた男を描いた不条理スリラー映画
監督はステファン・カスタン
脚本はマチュー・ナールト&ドミニク・ポーマール&ステファン・カスタン
原題は『Vincent doit mourir』、英題は『Vincent Must Die』で、「ヴィンセントは死なねばならぬ」という意味
物語の舞台はフランスのリヨン
そこでグラフィックデザイナーとして活躍しているヴィンセントことヴァンサン・ボレル(カリム・ルクルー)は、ある日目が合っただけでインターンのユーゴ(Ulysse Genevrey)から殴られてしまう
同僚たちが力づくで止め、それ以上の騒ぎにならなかったが、今度は経理部のイヴ(エマニュエル・ベリーテ)から攻撃を受けてしまった
気が狂ったかのようにペンで滅多刺しにしてくるイヴだったが、ユーゴ同様に暴力を振るっていた時の記憶は欠落していた
人事部のアレックス(ジャン=レミ・シャイーゼ)が仲裁し、告訴に至ることはなかったが、理由が判明しないため、モヤモヤしたまま1日を過ごすことになった
上司のライオネル(セバスティン・シャバネ)からは「在宅勤務」を言い渡され、ヴァンサンはやむを得ずにその命令に従うことになった
その後、ヴァンサンは至る所で他人の目が気になり、食料を買い込んで籠城することになった
荷物が届いたら庭先に置かせ、外食もまとめて買い込んで、駐車場まで持って来させる
そんな折、ダイナーのウェイトレスのマルゴー・ラミー(ヴィマーラ・ポンズ)と出会ったヴァンサンは、なぜか彼女だけが攻撃して来ないことを不思議に思っていた
その後、交流を果たすことになったヴァンサンとマルゴーだったが、やはり身の危険は拭いきれない
そして、ある日を境にマルゴーまでが暴力的になり、ヴァンサンはやむを得ずに、彼女を手錠で縛りつけることになったのである
映画は、理由なく暴力を振るわれるヴァンサンを描き、その原因の特定には至らない結末を迎える
彼は自分の身の回りに起こったことを整理したりするものの、その答えには至らずに放置されている
途中で同じ境遇のジョアキムBD(ミヒャエル・ペレズ)から「謎のシェルターサイト」を教えてもらうものの、そこも胡散臭さが全開で、どうにも信用しきれない部分が残ってしまう
物語性はほぼ皆無で、状況を重ねることで一本のシナリオを作ったような構成になっている
感染症によるものか、ゾンビ化したのかはわからないものの、それでも愛する人と一緒にいるために無茶な旅を続けているように見える
それでも、出会って間もないウェイトレスにそこまで思い入れを持てるのかは疑問で、さらに「ヴァンサンがサングラスをつけようと考えない」ところに違和感が募った
対人関係においてサングラスで挨拶するのは御法度だとは思うが、状況を考えると着用を試した方が良いと思う
おそらくはサングラス越しでも目線が合えばアウトなのだと思うが、それを明確に示した方が良かったように思う
夜でも襲われるのかとか、太陽が出ている時は眩しすぎて攻撃に至らないのかなど、ほぼ物理的な説明というものも放棄されている
それゆえにモヤッとしたものが残るのだが、それにしてもほぼ全員が思いつきそうな対抗策すら講じないのは意味がわからないと感じた
いずれにせよ、不条理系スリラーとしてのワンアイデアは良いと思うが、そこから日常に設定を落とし込むのに失敗しているように思う
原因特定まで至る必要性はないが、ほぼほぼノープランで動き続ける主人公のマインドは理解し難いものがある
人間の攻撃性を特化させる条件があると思うのだが、彗星をはじめとした天体条件による異変なのか、動物の進化の先に起きているものなのかぐらいは匂わせても良かったように思う
最終的にはシェルターを見つけて安穏と暮らそうみたいなことになっているが、彼らに自給自足の生活ができるのかの未知数なので、そのあたりも微妙かなあと感じた
アイデアは秀逸!...
またヴィンセントは襲われる
発想は凄い良い‼️
突如他人から襲われるヴァンサン
目が合った瞬間、相手から殺意も感じながら
ヴァンサンは逃避行を続ける
前半は面白かったけど
後半から中だるみ
いきなりキスする〜?セックスしちゃうの〜?
彼女もかなりビッチなのね。。。
良かった点が他にも仲間が居て交流サイトがある事
凄く似てる映画が「ラディウス」
主人公に近づくと即死するスリラー。
マルゴーと関わってから
そんなに恋愛に発展するかしらと疑問符。
手錠に違和感。
犬は良い子。
ごめんなさいラストシーンでウトウトしてました。
クライマックスの群衆シーンも
安っぽかったね〜。
逃げてから森も。
なのでその辺りから眠気が。
アイデアは良いのに
執着が不安定。
後半はズルズル感。
大パニックにしなくても良いのに。
心憎い演出イケてる作品です
映画『またヴィンセントは襲われる』目と目が合っただけで襲われる。なかなかアイデアマンの作者だなと作りに関心させられるんですが、嘘かホントか、でも結構ラストまで引っ張られてしまう。思わず上手いと感心させてしまうラスト、芸達者なワンちゃんもいい。
結構いける内容
フランスのリヨンと田舎が出てくる。
映画とは関係ないけど。
リヨンってフランス二番目の都市だよね。
主人公は、それなりの仕事についていて、ある程度収入があると思うのだけど。
住んでいるアパートが、古くて、ボロイまでは行かなけど。
フランスの住宅事情って、あまり良くなく、居住費は高いとは聞いていたけど。
本当なのかなと、映画を見ていて思ってしまった。
本筋とは関係ないことで、すみません。
でも、映画はよくできています。
この手のホラーといいますか、パニックムービーって、作り物感が出てしまうのですが。
そのあたりの処理がうまい。
大勢のエキストラを使うわけどもなく。
上手く、恐怖感を感じさせてくれる。
目線が気になる
目線を合わせると、襲ってくる。
街を歩いていて、目が会うと因縁をつけてくるってのは、聞いたことあるけど。
多分このあたりが、元ネタなのかな。
そこから話を展開してゆくなんて、アイデアがいいね。
目は口ほどに物を言い。
田舎に避難した主人公が、襲われて壊れた浄化槽の糞尿の中で格闘する。
思わず、臭ってきそうなんだけど。
このアイデアもいただける。
ただ、この格闘で、切り傷を負った主人公が、傷口が化膿しないのが、不思議だ。
ただ、医者にかかると目線があって襲われるから、あえてそうしなかったのかな。
医者との格闘なんて展開も面白かったのに。
犬が、もう一人の主人公
人ではないから、もう一人ではないんですが。
そのひょうきんさが、なんとも言えず。
映画の殺伐感をなくしてくれて。
多分この映画は、洒落でできているのかなんて、想像が。
ラストのオールディーズの曲と合わせて。
そのあたりは、結末は見る方におまかせ。
そんな作りが、おしゃれに感じます。
ちなみに、ワンちゃんの名前は映画の中では、「スルタン」なんですが。
ラストの字幕で、ちゃんと本名「スージー」と堂々と、テロップに出てきます。
エンディングロールで流れる「悲しき街角」と言い、映画のラストと妙に合っていて。
なかなか心憎い余韻を残してくれます。
観客に伝えたいメッセージって何だろう
ある日突然、目が合うだけで不条理な怒りと暴力を向けられるようになる主人公
襲われる原因や理由などないのに、目が合うだけで命を落としかねないほどの暴力を受ける
主人公は世界中にあふれる「不条理な暴力」のニュース映像やyoutubeを眺めている
確かに、世の中はまさに目が合っただけで絡まれ殴られ、または自分の意図していない
解釈で恨みや憎しみ、嫌がらせを受けかねない空気がそこにある
監督は、この世の中の、理由の無い暴力、または本当に些細な出来事でお互いを
傷つけあう世界をまさに「目が合うだけで襲われる」設定の中で
警鐘を鳴らしたいと思ったのだろうか
視線が合わないようにサングラスで防衛すればいいとも思うが、その小道具を使うと
物語が間延びするからか、一切使われない だから視線が合う恐怖は見ている観客にも
しっかり伝わる
(日常生活の中で、ふと他人と目が合う時、やっぱり気まずかったり、ある種の不安感を感じるそれに似ている ただ、視線があっても襲われない描写もあり、やや混乱する)
この物語をどう着地させるのかと思っていたのだか、途中からいわゆる「ゾンビ映画」テイストになってしまい残念だった
ラストシーンもまさにそんな映画の終わり方でもったいないなぁと感じてしまった
もう少し、いい映画になるような、いい設定だったのに
なにひとつ解決していない
SFものかゾンビものかサバイバルものか、なんかそういうものを想像して観に行ったがどれでもなかった。
なぜそうなったかと言う疑問への答えは最後までなく、隣人とのいざこざも早々に回避し、襲われると言っても時々思い出したように散発的にあるだけ。
とうとう人を殺してしまったあとも、だからと言って何もない。
唐突に再登場した父親もいつの間にかいなくなり、最後は俺たちの冒険はまだまだ続くで終わってしまう。
大学の映画サークルの作品のようだった。
不条理サバイバルスリラー&ラブストーリー!?
視線があうと襲われる主人公ヴィンセント(でも、字幕はヴァンサンでルビがヴィンセント)の設定ですが
実はヴィンセント以外にも襲われている人がたくさんいることがわかります。
その謎は解き明かされません。ウイルスなのかなんなのか不明なままなんですね。
犬🐕は襲ってこないし、襲う人を見分けられる。縫合の技術を身につけておかないと大変・・・等、
同朋からアドバイスを受け、着々と準備するヴィンセント。
とあるハンバーガー屋でいい感じの女性といい感じの仲になるのですが、
その女性からも襲われるという悲しさ、むなしさ。
その彼女に手錠をしてまでコトに及ぶ執念は男女ともにスゴイなと思いました。
人間の根源的な欲望は、死生観すら凌駕するのですね。いやぁスゴイ。
最後は襲われる人・襲う人入り混じって凄まじい光景に。
これって、そういう状態にならなくても、今現在、戦争状態な国は同じようなものなのかもしれません。
その人たち・国は意思を持って人を殺しているわけであり、
本作の襲う人とは全く違うわけです。
そういう現実の不条理への批判もあるのかなと感じ、そこは私も好意的に受け取りました。
それがなければ割と胸くそな映画だと思いますね。
ヴィンセントとマルゴーとの恋愛模様は、ちょっとどうなの!?必要なの!?と
サバイバルスリラーで通して欲しかったというのが本音ではありますが、
このおかげで鑑賞後感は悪くなかったですね。
主人公の造形が割とごっついのですが、その主人公が襲われるという設定は見応えありましたし、
ラスト近くでは主人公が恋人を襲うというシュール且つ悲しく切ない展開になるのもリアルで良かったと思います。
宮崎のワンダーアティックシネマで鑑賞しましたが、貸切で鑑賞させていただきました!気持ちよかったです。
だった一つの面白設定に賭けた潔い映画
「目が合っただけで襲われる」って話しを聞けば絶対観たくなるに決まってるw。
だってその理由や結末、映画好きならどういうふうにこの極上の素材を料理するのか知りたくない人なんかいないから。
配役が絶妙なのが良かった。
主人公のあの顔つきと体型と鈍臭さでグラフィックデザイナー、スポーツサイクル出勤、マッチングアプリデートなど独身を謳歌ってw、襲われても怖さと面白さのちょうど中間の感情を保てる良い塩梅過ぎ。
襲った連中が皆謝らないところもツボで、経理の奴にいたっては「訴訟しません」って自分で即答してるしw
料理のしかたは賛否あると思うが、ある意味フランス映画っぽく、食事や異性の誘惑に負け何度もピンチに陥るなどあまり深刻に考えている様子がないところもドライブがかかって面白い。
せめてサングラスぐらい掛けてみろよ。
目が合っても大丈夫な人もおり、一貫した法則がないところも気になりはしたが、個人的にはかえってリアルで良かったと思う。
犬も絶妙なビジュアル。
元教授がどうなったかぐらいは知りたかった。
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