「たしかにヴィンセントを殴りたくなる……」またヴィンセントは襲われる よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
たしかにヴィンセントを殴りたくなる……
予告を見て期待していた作品です。
ある意味そのまま予告通りの作品ですが、ファーストショットで「殴りたくなる」ヴィンセントの顔が映し出されて、この瞬間に「映画としては成功」していると感じます。
映画はヴィンセントが災難に合う展開がひたすら続きます。殴られるケースと殴られないケースの違いは何? とか、そもそもなぜ殴られるの? といった疑問は一部開示されますが、不条理なまま話は展開します。
ラストは「おかしくなった社会」での「愛の在り方」が提示されて終わりますが、やや唐突感を感じるものの、それまで十分楽しませてもらったので、受け入れられるかは好みの問題でしょう。
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