劇場公開日 2025年3月20日

「は、鼻息が...スーカスカ耳障りでツライ」教皇選挙 雨丘もびりさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5は、鼻息が...スーカスカ耳障りでツライ

2025年5月31日
PCから投稿

...は、鼻息が...スーカスカスーカスカ耳障りで、すっごい気が散ってしまひ...2回目の投票まで意識が...スミマセン

そんないーかげんな態度で観といて申し訳ないんだけどサ....探偵役のレイフファインズが(ダースベイダーなみに鼻息立てながら)場当たり的に候補者の不祥事情報をボロボロあばいて失脚失脚また失脚...クソゲー?
ぬるくてがっかりなミステリ。お話しは正直あんまり面白くない。
てゆうかベニテスあんたも枢機卿だったんだ。出馬?みたいのしてなさそうだったから、選ばれんだ!?良いんだ!?って驚いた。すんごいご都合主義。

「教会はドアの外に迫る憎悪の連鎖に染まらない立場を」とベニテスが演説ぶって皆が踏み留まるあたり...はるか昔の銀河ファーファーラウェーでクローン戦争を嬉々としておっ始めた緑よりは中立でマシな機関かもね。

ただ結局この映画の結末は、神が導き賜うた未来ではなくて、呆れるほど人間の願望通りなワケよね(先代教皇の仕組んだ通りでしょ?)。
しかも現実はこんな巧く運ばないし。組織票だってあろうにさ、票が安直にコロコロ動きすぎて作り物臭い。
疑われた枢機卿ズはロコツにうろたえて脱落..... 受け身取れなさすぎ。東京の緑のタヌキの方がもっと老獪で腹黒ですよ。この映画、政治の縮図と呼ぶにはあまりにお粗末なデフォルメじゃござぃませんこと?
世界では強欲な狒々爺を嬉々として選んだり廃車見込みのシトロエンに汚れ仕事させてさっさと交換しようとかしてるワケで、これから後始末させられるワケでしょ私らが。あーあ、ウンザリしてるご時世柄、この映画はあまりに安直なめでたしめでたしオチに感じちゃって萎えました。良いわね〜スクリーンのそっち側は理想的なお花畑で。
カトリックが腐敗を加速させてゆくオチだったら生々しくて好きだったかも。

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雨丘もびり
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