「言葉のできない」ブルーピリオド ハンバーグさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉のできない
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原作の漫画が好きで実写化という事もあり、どんな作品になるかと気になっていた作品です。
何でもない日常の中で自分の存在というものがどこか軽薄のようなに世界で生きてきた主人公。
そんなある時に美術が自分の中で好きな事になった。
好きでありたいと思って何となく周りに合わせてばかりの主人公が自分の思っている世界を描いた時に周りから評価されることに喜びを覚えた事で美術の世界へ飛び込んでいくことになる。
漫画でもそうなのだが実際の美大生が描いた作品が使われているので美術のそれぞれの作品だけでも充分に見応えのある作品です。
人間的な弱い部分を表現しようとすればするほどに自分という存在に向き合う事が大切になってくる。
言葉には、できない事を絵として作品として表現する事の大切さが描かれている。
なんだか自分と向き合う事を恥ずかしいと感じていた自分が恥ずかしいと感じるくらいにいい作品でした。
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