「芸術を感じられる人と一緒に見よう」ブルーピリオド 井もさんの映画レビュー(感想・評価)
芸術を感じられる人と一緒に見よう
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美術館へ行った時のような感覚になりました。
実物の絵画にはパワーがあります!!!!!
全ての俳優の表情がすごい細かい。なぜそこまで表現できるの…。
少し美術を齧ったことがあるので、どういう気持ちで絵に向き合っているのか分かるし、あの空間の匂い(画材とかの)も分かるし、何を表現してあの絵になるのかとかも少し分かる。エンディングで紙と画材の擦れる音だけになるのがにくい演出!
ですが、単に俳優目当ての人と観に行くと少し窮屈です。「分かんなかった…あの絵怖かったよね…唐突に裸婦出てくるしさ…」と言われて困った。恐らく普通の反応?なのか?
マイノリティの描き方が少し物足りないのと、原作を知っているので、先輩や周囲の登場人物との絡みが端折られていたなと感じます。主人公の蕁麻疹とか原作ではもっと苦しんでる。仕方ないですが。(実物龍二の小田原でのシーンはビクっとします。脚綺麗!)
ルックバックも観ての感想ですが、芸術に焦点を当てた作品が何を訴えかけてきているのか考えてしまいます。「絵なんてさぁ、何になるの?」という問について意識させられる。深く考えすぎ?
あとは、普通()の良い所へ就いて欲しい母がなぜ息子にそんな名前付けたの?っていうツッコミ。
ゴードンさんの横顔美しい。
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