卍 リバースのレビュー・感想・評価
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「美しい青年」に全く見えないのが致命的。彼に魅力がないから本作品が成立していない。
2024.5.26.シネマート新宿
あの谷崎潤一郎の長編小説を、現代を舞台に男女逆転版として映像化。
脱サラし美術学校に通う夫、弁護士の妻、夫の同性愛の愛人の三人が織り成す愛憎劇。
昭和の時代、樋口可南子、高瀬春奈、原田芳雄出演作が未見ですがエロかった記憶が強烈にあります。
さて本作は、変なことだらけで全くリアリティがない。
あんなにおしゃれできれいで、広々とした庭園のど真ん中にある美術学校は、いったいどこにあるのか。
精神科病棟らしき建物も、そちらも、どこか少女漫画の映像化作品の舞台のよう。
何といっても致命的なのが、キーマンとなるはずの「美しい青年」(らしい)!
若ぶっている大人にしか見えない。
ぜんぜん妖しい魅力が感じられない。
カリスマがない。
あの髪型であの感じで、(声を出さずに)笑ってしまった。
もっと細身で怪しい魅力がある人をなぜキャスティングできないのか。
若い夫婦が二人して手なずけられてしまう魅力、説得力がまるでない。
名前だけ知ってる人の小説が原作だったから、 じゃ本読んだつもりで、...
名前だけ知ってる人の小説が原作だったから、
じゃ本読んだつもりで、と、見てみた映画
これは原作に忠実なの?
流れが不自然とかいろいろあるけど、
なんだろう、
うーん、
リメイクしたら良くなる?
エロスよりもホラー
高校時代に谷崎潤一郎作品はちょいちょい読んだけど、『卍』は未読。過去に映像化された作品も未見。真っさらな状態からの観賞。
率直な感想……はめちゃホラーだった。ヒューマンホラー。谷崎潤一郎が執筆してた時代にはセンセーショナルな性愛だったのかもしれないけど、なんでも多様化が進んだ現代に置き換え、更にリバースとなると割とよくありそうな……。
でもだから官能作品というよりはヒューマンホラー作品に仕上がってた感じのが見応えあってよかったかも💜
光くん、
ヘルメットカットの高橋一生にしか見えません。温厚な口調が突然ぶっ飛ぶモラハラ男の典型で観ていてモヤモヤ。
園田くん、
なぜ真っ白な服に血飛沫が飛んでないのか……と思ってたらその後のカットではお袖に血飛沫飛んでました、アレ??
弥生、
前半は理性的。後半は転落。
でもその堕ちたトリガーがわからない……。
作中のセリフ、『一緒にいられないくらいなら死んだ方がいい』。そんな愛に身を焦がす事が出来る人って世の中にどれくらいいるのだろうか……
『卍リバース』と『痴人の愛リバース』の合同舞台挨拶✨✨今日は都合つかないけど、ほぼ2人芝居の痴人の愛も観たいな〜
「こんなこともあるだろう」という気分になります
原作は未読、リバースの付かない「卍」は見ておりません
複雑そうで単純なストーリーです。はじめは「こんなことあるかな?」と言う気持ちでしたが、見ているうちに「こんなこともあるだろう」という気分になります。
ただ、全体に作りが雑、予算もなかったのでしょうが、いかにも「低予算映画」感が否めません。顔面に返り血を浴びながら、服には血痕一つついていないシーンなど、おもわず笑ってしまいました。
それにしても日曜日だったのに観客は二人のみ。先に「低予算映画」と書いてしまいましたが、いくら低予算でもこれでは赤字でしょう
毎晩の投薬はなんの為?
画家を目指す為に会社員を辞めて美術学校に入った男とその妻の弁護士、そしてデッサンモデルをすることになった同じ学校の男の妖しい話。
療養所の様なところにいる園田が語る体でみせて行く流れで、BL的な話しかと思ったら光に婚約者?
契約書がどうのと言い出して、ドロドロするんだろうなと思ったら、確かにドロドロだけど何だそれ?洗脳?寄生?弥生は弁護士なのにポンコツ過ぎません?
原作も同名映画も観たこと無く観賞したけど、これと言って光が魅力的だったり狡猾だったりと感じる描写が無いから何で???という感じだし、時々みせるやり直し描写だったりとわけがわからず。
それに御曹司が絡むとはいえ、誰だかわからない一般人だそんな大騒ぎになりますかね…。
そういうもの、と受け入れられたらそれなりには、面白いのかも知れないけれど、余計なものが気になるというか、ずっと何で?がついて回って自分には冗長だった。
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