「ムジカ:パペット物語=身の回りに溢れた、そして自分の中からも溢れ出す音楽!恋と夢に」ミュージック 僕だけに聴こえる音 とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
ムジカ:パペット物語=身の回りに溢れた、そして自分の中からも溢れ出す音楽!恋と夢に
実話・実体験も作品として昇華しながら芸の肥やしにルディ・マンキューソの才能。ラテン・ミュージックなノリが作品全体を包むテンボの良さと馴染のない僕らにとってはヘンテコさ。けど、それが奇抜さとかではなく、ちゃんと作り手のバックグラウンドや個性に裏打ちされたもので、結果作品を形作る個性として導入部の取っつきやすさみたいなものにもなっている気がした。ミュージカルパートが始まると、それが作中の現実ではなく、あくまで主人公の妄想であること=主人公の見て感じている光景を共有・強調するように、マスクがかかる。人生の岐路に立った彼の恋と夢、そして時にダサい現実もひっくるめて(モテてやがるけど)ラッピングされた状態で、かつ一本の作品としてテーマを立たせて、しっかりとプレゼンしてくれる。周囲の音がリズムに聞こえる主人公の夢はパペットショー。母親と同居している学生で、母親は同胞との結婚を望んでいる。すごく新鮮だけど、やっぱり慣れ親しんできた普遍さみたいなものもあって、面白かった。
Based on a true story. Unfortunately.
ただの会話だ
You took it higher.
勝手に関連作品『ハイ・フィデリティ』『(500日)のサマー』『アニー・ホール』
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