「彼らも同じ「人」」シサム リボンさんの映画レビュー(感想・評価)
彼らも同じ「人」
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アイヌとの交易で藩を運営している松前藩のことは何も知らずにいました。
主人公の心の変遷は良く分かるし、最後、
「藩の運命を左右する普通なら隠していたい資料」
を、
「アイヌの人々の苦しみが書かれた資料」
だと想い、守り抜こうとしたことや、更に別の地域についても自分で調べるようになったことは凄く良かったです。。!
最後に助けることにした2人が(1人は兄の仇ではあるけれど)
侍(和人)に襲われる時、すぐ前に歩いてたはずなのに何で止められなかったのか、間に合わなかったのかがちょっと疑問でした。残念なのはそこだけです。(明らかに今一緒に居たのにな。。)
でもあまり今まで見たことの無い切り口の映画だったので、見て良かったです。
主人公の着物の一部がアイヌの模様になって縫われていたことが、主人公の気持ちを表しているみたいで良かったです。
自分が侍であることは変わらないし忘れないけど、ただその土地で静かに暮らしているだけの隣人のことも大切にしたいって、大事なことだと思いました。。
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