サユリのレビュー・感想・評価
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Genre-Bending Horror
Sayuri is a horror manga adaptation that goes all over the map. It begins as a horror house film, but the laughs ensue with the quiet grandmother turns out to be a cigarette-smoking martial arts hippie. The ghost's backstory takes the film somewhere between family drama and social criticism. With the subject matter, the laughs stop. A film unsure of its identity but undeniably imaginative.
家族の仲睦まじさと狂気性
序盤では朗らかな主人公がいかにも育ったかというような仲睦まじい家族のだんらんが描かれるが、祖母が覚醒してからの中盤は祖母のバイオレンスが炸裂し、それまでとは違った狂気じみた世界観になってくる。
特に、サユリの家族に対する祖母の暴力は半端ない。
その制裁を見ているうち、「紀子の食卓」の家族の崩壊からの暴力的なシーンの数々を思い出した。
それを考えると、前半の仲睦まじい主人公家族の芝居がいまいちわざとらしかったのも、何か意味があるかのようにも感じてきた。
あんな絵にかいたような家族なんて、本当にあり得るのだろうか?
サユリの家族の方が、ある意味身近なのかもしれない。
そう思うと、悲しさがあふれるホラーだった気がする。
理不尽を捩じ伏せる『命の濃さ』
他の方も書かれてると思いますが、この映画は前半と後半でテイストがガラリと変わる異色のジャパニーズホラー映画です。
前半はオーソドックスなジャパニーズホラーなのですが、後半から流行りの呪◯廻◯よろしく悪霊をフィジカルを駆使し祓おうとするバトル漫画的な展開に変わります。
この切り替わりがあるためにB級感やギャグ感が強くなっていくのですが、前半がそもそも主人公が家族を悪霊に惨殺される暗いパートでギャグらしいギャグ描写もほとんどないため後半の展開の切り替わりがいい意味で清涼剤となり映画全体を観やすくしています。
更に言えばただ奇をてらったりふざけたりするためにそのような展開にしているのではなくちゃんとテーマがあってこのような展開にしているのではないかと考えています。
それはこのレビューのタイトル通り理不尽を捩じ伏せる『命の濃さ』が生きていくうえでどれだけ大切なのかということです。
昨今、世界情勢は不安定で日本でも痛ましい事件が毎日のように起こっています。理不尽な災害も毎月のように起こります。今作の主人公もその例に漏れず理不尽な災害といえる悪霊に家族を奪われてしまいました。最初はその状況に塞ぎ込み、自身も悪霊に呑まれつつありました。しかし、お祖母ちゃんが覚醒し発破をかけてくれたため『命を濃く』できたため呑まれずに理不尽に立ち向かう決心をすることができました。
ただでさえ理不尽なのにこれからの世の中は更に理不尽なことが起こるかもしれません。それでも命を濃くして明るく前を向いて理不尽に負けず立ち向かっていけ!俺たちのようにという今の時代を生きる我々への力強いメッセージを今作から感じ取りました。
作品としても伏線もあらかた回収し多少の強引さはあれどコンパクトにまとまっていて観ていてスッキリします。
こんなスッキリしたホラー映画を観るのは初めてでした。
悪い点があるとしたらB級感が強いためそういうのが嫌いな人にはオススメできないことと登場人物がゲロを吐いたり下ネタを繰り返して言ったりするシーンがあるためそういうのが苦手な人にも視聴はオススメできません。
そういう万人受けはしないだろうという意味で5点をつけたいところを敢えて4.5点にさせていただきました。
ホラー好き以外の方でも上記の描写が平気な方であれば観て損はない作品だと思います。
元気溌剌!お◯◯◯まんまん!
ばーちゃんすげえ
この手もあったか!
単なる怯える被害者に留まらず、逆襲するストーリー。
全員ではないが、光る演技。
元気ハツラツ!⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎まんまん!ってパワーワード。
展開や演出にもうちょっとなところがちょっとありますが、
総じてばあちゃんのキャラで文字通りぶっとばす。
怪作であり、快作だと思います!
ネタバレに触れた上での感想ですと、諸悪の根源は純粋な悪であれば尚良かった。
ちょっと可哀想な部分もあるが故に、ばあちゃん覚醒時の地獄に云々が弱まった感がある。
この際、もっとばあちゃんがはっちゃけて悪に対して救いが無い展開であれば、ジャパニーズホラーの歴史に歴然と輝く傑作になり得たかもしれないと個人的には思う。
とはいえ、本作が残念ではなく、ばあちゃんのキャラは言うに及ばず、Bl好きの霊能同級生の演技は素晴らしいし、結末もホラーにあるまじき爽快感すらある。
ホラー故に多くの人に受け入れられないかもしれませんが、生きる力をくれる力ある作品だと思います!
やられっ放しじゃ終わらせない!衝撃の二部構成
「貞子VS伽椰子」、「コワすぎ!」シリーズetc…バトル×ホラーに定評のある白石晃士監督が、押切蓮介氏の漫画「サユリ」を実写映画化。 原作を全く知らない状態で鑑賞したが……まぁ何とも怖がらせてもらったし笑わせてもらった。原作がそういう作品である事だけは知っていたが、ここまで宣伝から何から何まで振り切って映画化したその清々しさと、単におバカ映画というだけに終わらない作品としての完成度に驚いた。 予告などからも匂わせられているが、この映画は二部構成となっている。 前半数十分は正統派なホラー映画。中古の一戸建てに引っ越してきた矢先にどこかから聞こえる不気味な笑い声、時折現れる少女の霊、そして不自然に次々と命を落としていく家族……恐怖演出は王道中の王道。シンプルイズベストな怖さだ。 そして後半。前半のホラーは前フリ、ここからが本編だ。 家族が立て続けに取り殺され、主人公・則雄も万事休すかと思われたその時、朝日と共に則雄を救ったのは序盤からずっと認知症でボケていたはずの祖母・春枝であった。悪霊に家族を殺された怒りで認知症から目覚めた春枝は、則雄と二人で「アレを地獄送りにしてやる」と、高らかに復讐を宣言するのであった……。 悪霊と真正面から戦う。呪われた家から逃げるのではなく、途中でなし崩し的に戦うのでもなく、自らの意思で戦う事を選択する。王道ホラーだった前半から一転、バトル映画に早変わり。キャッチコピーの「見せてやる、極上の地獄を」が人間側のセリフだとは一体誰が想像しただろうか。 人を殺すほどの力を持つ悪霊に、一体どうやって対抗するのか?ここが最高に面白いポイントなのだが……それは是非劇場で確かめていただきたい。 敵が悪霊化した経緯まで詳細に描かれる為、観終わった後のモヤモヤ感は皆無。それどころか、青春映画を観た後のような爽やかな後味が残る………。「生きる」というテーマやメッセージ性もはっきりしており、「明日からも頑張ろう」という謎の活力すら湧いてくる。なんとも奇妙な映画である。 欠点としてはR15指定という事もあり、一部台詞が極めてお下劣な事である。性的な方の下ネタが決め台詞のように恥ずかしげもなく使われる様はある種のカッコよさすら覚える上に、悪霊という死した存在に「生きる力」を支える三大欲求の一つ「性」で立ち向かう、という理屈も一応通る。かつギャグとしても笑える人には笑える……という感じではあるが、如何せんお下劣過ぎるので人によっては不快感を覚えるだろう。家族や異性なんかと観に行った日には気まずいなんてものではない。 また、純粋な「ホラー映画」を観たい人もこの映画を観てはいけない。この映画の本編は後半のバトルなのだから。 公開から1ヶ月が経過し、終映する劇場も増えてくるとは思うが、ここまでの文章を読んだ上で「観たい」と少しでも思った方は是非とも劇場へ足を運んで頂きたい。おバカ・B級的なノリが好きな方、カッコいいおばあちゃんが見たい方、可愛らしいヒロインが見たい方……色々な方にオススメしたい映画である。 この映画の出来とインパクトは素晴らしいものだが、それに触発された凡庸で薄ら寒い二番煎じが現れない事を祈りつつ、このレビューを締めようと思う。
生命力こそ全ての源
生命力を高めて悪霊をぶっ倒す! ババアも孫も元気ハツラツ!! グロ描写は充分だが、もうちょっと幽霊の怖い描写がほしい そこだけ物足りなかった ガチホラーというよりエンタメ映画だが カップル親子で見る時は下ネタ注意⚠️
予想以上にジャンルが変化 「ホラー 後 コメディ」
10月03日の木曜日までやってるのかと思ったら29日日曜日で上映終了でしかも金曜土曜と休映とのことで、急遽日曜日に時間を作ってなんとかギリギリ最終上映で鑑賞。日曜で終わりで金土が休みとは同じく思わなかった人が多かったのか、公開して間もない映画かと思うくらいの人の多さで、最終上映のシアターらしい静かな雰囲気はあまり無かったです。 後半は婆ちゃんが覚醒してアクションに変化するというのは予告編などによって予め承知の上でしたが、ここまでとは聞いてませんでした。数年前の「事故物件 〜恐い間取り」みたいな感じで、ホラーもそこそこ残しつつお化けとバトル 的な展開を予想してたら、想像以上に後半はホラー要素が解消して、もうほとんどアクションコメディ。演出がもう完全にホラーじゃなくなっちゃいました。ワンシーンくらいはホラーが戻ってきますが、それも一時的で、ホラー映画としては変化球過ぎました。変化球の変化の仕方、ぶっ飛ばし方が悪い方に寄ってしまいましたね。ふざけてましたね。 ホラーからバトル系に変わるこのパターンというとやはり「事故物件 〜恐い間取り」を思い出すと思いますが、アレより酷いですよ。 前半はホラーって聞いてたので、キャッチコピーとかの画を観て、後半はさておきホラーシーンは先日の「あのコはだぁれ?」以上の恐怖が期待できそうだなあと思ってたんですが、前半を中心にホラーシーンだけくり抜いても、「あのコはだぁれ?」の方が恐いです チラシにあった「新しい」ホラーとか「新型」「進化系最新」ホラー「変化球」「ぶっ飛んでる」などという見出しがホラー映画で用いられている際は要注意だと学びました。 エンディングくらいは不気味な音楽やホラー映画によくあるおまけ映像も入って、ホラーだったことを思い出させてくれるのかと思ったら... 終盤とエンドロールだけ観たらあれ感動物語かなんかだと勘違いしますよ。 もっと「極上の地獄」とやらを中途半端に終えずにしっかり最後まで魅せて欲しかったです。 ホラーとしてはほとんど評価できず、怖そうな感じを醸し出されていただけに散々言ってしまいましたが、婆ちゃん役の根岸季衣さんの演技力はさすがでした。認知症を患っている通常モードのときの普通のお婆ちゃんと覚醒ver. の時の婆ちゃんの切り替え方が流石の演技力でした。覚醒時の演技はほんとすごいです。別人格感がしっかりと表現できています。体当たり演技って感じでした。通常モードの時からフラグかのようにちょいちょい覚醒時の人格が見え隠れするのでそこにも注目です。 ということで、評価としては、★3与えても良いかなあと思ったのですが、チラシなどを見た感じよりも期待してたほど前半さえもホラー感や怖さが感じられなかったので、ちょっと厳しめに採点しました。前半だけでももっと恐怖や「地獄」を感じられていたら★3くらいは出てたと思います。
惜しい
本作を絶賛するレビューをいくつか見たので、感化されて鑑賞。 結果、ハードルを上げすぎてしまったのかもしれない。 他人に勧めるのは難しい作品。 これはホラーじゃ無いとか、展開がお粗末とか、そういう不満は一切ない。 エンタメ映画として、かっこいい!渋い!このシーン最高!そう思えるシーンが欲しかった。
前半部は怖い!
リアル"近所の映画友達"に勧められて、鑑賞しました。 前半部は、身の毛がよだち、鳥肌が立ちっぱなしで、わざわざお金を払て恐怖を味わう‘’己の愚かさ‘’に悔根しましたが、 核心に迫っていく途中から、社会派的サスペンス映画に変貌してしまい。。。怖さはなくなり 普通の映画に成ってしまいました。 幽霊モノなら、"牡丹"のはなしが1番怖いのですが、近年の映画なら「リング(1998年)」が1番恐怖を感じます。 日本人なので、日本的呪いの恐怖が、怖さの最上位にあるので、他国のゾンビ等の恐怖物は、単なるアクション映画の延長上でしかも思えませんが 「エクソシスト(1974年)」は例外で、心底怖いです。
太極拳 ばあちゃん!
これは、面白い。原作は知らないが、エンターテインメントとして、素晴らしい出来映え。ホラー要素はあるものの、愛と勇気とやさしさを併せ持ったバトルロワイアル。ラストホッコリ。南出くんの可愛らしさと根岸季衣さんのカッコよさ爆発。白石監督にもアッパレ!
長男に とにかくイライラ。。
まぁ とにかく色んな 人からの忠告を 気にせず 生活 続けてる長男には 終始イライラでした。周りは スゴく心配してくれてるのに。異常なペースで 家族が 次々と亡くなってても 普通に生活してる姿に イライラ。。祖母や友人の助けがあって なんとか。。腹立たしい気持ちで 最後まで 映画を観たのは 久しぶりです。復讐劇は 最高でしたね。やりすぎなんですけど 一気に スカッとしました。
サユリの父親 超サイテー野郎でした。サユリの無念さ。。言い表せない 何とも言えない感覚に 陥ってしまいました。虐待とかを 題材とした映画 最近多いですよね。邦画の下ネタ連発ってのも 久しぶりって感じで。。これ ホントに 使っても いいヤツ?? って思いましたけど。。この映画の事故物件 これは ホントに最恐レベルのヤバいヤツですね。恐ろしかったです。ホラーレベルは いい感じでした。
なんだろ?複雑な感じです笑
前半、中盤まではね。ホラーでしたね。うん。Jホラーらしい魅せ方やらで良かったかも。直接的な描写よりも不気味さがあってホラーしてました。 後半はね。CMやらを観てると分かると思うんだけど。ババー覚醒して。あのCMからノリが変わるのもボクは折込済です。それで鑑賞した。正しく悪ノリやなぁー。このやり過ぎ位な転換が如何にも!って感じのJホラー、その中で所謂おバカホラー笑 クドイ位のコミカルさやらを苦笑いで観るなら有り!なのかなぁー。苦笑いの時点で純粋なホラーとしての評価はお察し下さい。でも?あーぁ、やり過ぎやん?作りて側も悪ノリし過ぎてるのは自覚してるんかな?もしかして、ホントにコレが+に働くと思ってたのかな?などなどを考えながら観ると映画の出来も許容範囲だと思えるのかも笑 因みにこの苦笑いが出たのは 悪魔のプー以来です。って最近の話ですけどね笑
生きる力
最初の方は暴力的な表現が強く非常にショッキングでしたが、おばあちゃんがボケから覚醒してからは怒号の展開でした。おばあちゃんの叱咤で私も背筋を伸ばし下ネタで思わず声をあげてしまいました。。起承転結がしっかりしており、最後にフラグ回収をしきっているので気持ちよく終われ、食後のクレープを楽しめました。
心身を健康に保ち続けよ
長野県松本市には人肉館という心霊スポットがあり、これがなかなか雰囲気のある廃墟なのだが、それにしても気になるのは人肉館という恐ろしい名称だ。
種明かしをすると、この廃墟は元々「ジンギスカン」屋だったらしい。それがいつしか「人肉館」へと訛っていき、心霊スポットと化したのだそう。
何ともバカバカしい話だ。ただ、これはある意味で恐怖というものの一つの本質を表した事例だと思う。
恐怖とは、そこに元々あるものではなく、恐怖心を抱いた我々によって生産・増幅されることがある、ということ。
SNSなんかもいい例だろう。ポッと出の悪口が新たな悪口を呼び、やがて呪いと化し、無辜の誰かを死に追いやる。
「病は気から」なんて言葉があるが、恐怖もそれに近いのかもしれない。怖いと思うから怖い。
本作は「恐怖は恐怖心から」という素朴な認識を出発点として、迫り来る邪悪を己の強靭な気の力によってはね除けていくというパワー系除霊ホラーだ。
呪われた中古の一軒家に引っ越してきたとある家族。案の定彼らはそこに巣食う怨霊「サユリ」の力によって次々と命を奪われていく。気がつけば残っていたのは長男の則雄と認知症の祖母・春枝だけだった。
しかしそこで春枝がふと認知症に罹る以前の状態に戻る。ヒッピーシャツを纏い、ガラムを吸い散らかす異様な風貌。そう、彼女はファンキー太極拳ババアだったのだ。
春枝は怨霊の力に対抗する術として、とにかく心身を鍛えよと則雄に厳命する。そこからスポ根アニメも顔負けの過酷な修行が始まる。よく食べ、よく寝て、よく笑う。サユリが付け入る隙を、つまり恐怖心を抱かないこと。
サユリは幾度となく則雄と春枝を呪い殺そうと画策するが、彼女たちはそれを気の力で追い払う。胡散臭い除霊アイテムも霊験あらたかな除霊師も必要ない。死には圧倒的な生をぶつける。それだけが唯一の打開策だ。
全編を通じて心身を健康に保ち続けることの重要性を説き続ける本作は、SNS過熱時代ともいえる現代において殊更強く響くだろう。
嫌なものを見ない、あるいは逃避することも一つの手段だが、自分の領域を死守したいのであればとにかく健康であり続けなければいけない。
しかも本作は健康の重要さを「謙虚に実直に生きること」といった抑圧的な道徳主義に結びつけることはしない。
終盤、サユリ事件の真相を突き止めた春枝は彼女を殺して庭に埋めた家族を誘拐してくる。則雄はそれを見て「犯罪だよ!」と狼狽えるが、春枝は「ああ犯罪だが?」と覚悟を見せる。あまつさえサユリの前で彼らに手厳しい肉体的拷問を加えていく。
太極拳の練習や食事睡眠の調整程度では真の平穏は得られないことを春枝は知っている。自分たちの領域を守り切るためには犯罪さえ犯すのだという強い気概が要る。
「役割から降りる」「弱さを認め合う」といった言説が広く共有される一方で、社会は昔にも増して弱者をいたぶり続けている。そうした現実を目の当たりにしたとき、「弱くてもいい」という言葉は単なるガス抜き以上の意味を持たない。
だったらやっぱり強くなければいけないんじゃないか。強くあることだけがこの世界を生き残る唯一の術なんじゃないか。
決して弱みを見せるな。せめて手に届く範囲にあるものを守り切れるだけの強さを持て。
こう書くと何だか絶望的な映画なような気もするが、重要なのはすべての戦いを自分一人で抱え込む必要はないということだ。ババアを頼れ、想い人を作れ、一緒に戦え。だからこそ則雄は平穏な日常を取り戻すことができたのだ。
最強お婆ちゃんは健在!!
夢のマイホームを手に入れた一家。幸せな生活が待っているかと思いきや、そこに住み着く悪霊サユリによって家族が次々と殺されていく。
押切蓮介原作漫画の実写映画化。
原作に対し、アレンジされた部分も多いが、ストーリーの大枠は原作通り。
むしろ原作があまりに展開の早い漫画であった為、普通の映画は原作のエピソードを削ぎ落として制作するのに対し、むしろ原作に肉付けされた感じがあり、逆に良かった。
前半は完全にホラー。
後半からサユリへの復讐劇へと転換。ガラリと雰囲気が変わる。
この作品、お婆ちゃんが主役と言っていいほどインパクトが強いわけだが、実写化してもお婆ちゃんのぶっ飛び具合は健在!!
サユリより化け物じみていた原作のお婆ちゃんに対して、かなりロックなお婆ちゃんにアレンジされていたのは好みが分かれるところか。
個人的には後半のノリは少しやり過ぎかなといった印象と、チープに見える触手のCGが気になったものの、この手の作品としてはかなり完成度が高いんじゃないかと思いました。B級っぽい感じも嫌いじゃありませんw
それにしても、どんなにハッピーエンドっぽくしても序盤から本当に救いの無い絶望的な展開😅
同じ作者のミスミソウもそうだが、倫理観、道徳観を無視した内容で、胸くそ悪くなるところもありますが、逆にそこが魅力でもあるんですよね☺
ホラー映画が見たかったのに
原作を知らず見に行った私が悪かったのですが、後半のギャグ展開に心底ガッカリしました。クオリティの低いCGに、不快な下ネタ、ギャグ映画として見るにはお粗末な演出で笑えもしない。後半はひたすらイライラして、一緒に来た友だちの手前帰る訳にもいかず他のことを考えてやり過ごしました。原作のファン以外にはおすすめしません。
途中までは良かったけど…
原作未読、初見映画館鑑賞。
祖母以外が惨殺される所まではしっかり怖くて面白かったです。
サユリが主人公一家を惨殺した理由が全くもって無く、ただの快楽殺人幽霊でしかなかったのは少し物語として弱すぎるというか…
結局サユリは何をしたかったのかも分かりませんし途中からギャグに路線を変えたような方向転換も微妙でした。全く面白くない適当な下ネタも不快です。
それとヒロインの女、いる?というような印象…影も印象も薄いし活躍もなくて存在を忘れます。実はおばあちゃんがヒロインだったりする?
そしてサユリとの最終決戦のシーン。正直1番酷かった。
CG感の強すぎる謎の触手攻撃、雑に取り込まれたヒロイン、何故か倒す手段がおもっきし物理、最終的に倒すのはやっぱりおばあちゃん……etc
唐突な触手攻撃に関しては本当に何で?と疑問がつきません笑 最期もバールで良かったでしょうに笑
良かったところといえば、ヒロインのリアルすぎる陰キャ感と家族が不幸に見舞われるシーンの惨たらしさくらいでしょうか。それくらいですが、そこだけは非常に良かったと思います。
なぜか、もやる。
原作漫画未読。 結構怖かったんだが、後半笑えるのは悪霊との対決上しょうがないとはいえ映画としてはバランス難しかった感じがする。S,キングのITレベルを要求するのは酷かな、、、漫画と違いリアルは色々見えてくるからね。 キャスティングに関しても中々の配役なのに、なぜかしっくり来ない。なんでだろ? キャスティングのミスなのか? 演出のキャラ作りの問題なのか? 読み合わせ不足? 前半が特に家族の足並みが揃わないまま撮り始めてしまった感がある。
最近のホラー映画では割と良さげ
原作が押切さんということもあり、お話し自体は面白い。少しぶっ飛んでるところもあるが、逆にそこをよく実写化したなという印象。 ホラー映画の演出としてもここ数年の中では割といい方。いい感じに気持ち悪さもあるし、驚かされもする。ただ今作で言うとどちらかと言うと心がえぐられるような、メンタルにくる描写が多いので、それ系が苦手な人は観るのを避けた方がいいかも。 原作未読でも充分楽しめると思います。話のテンポもサクサク進んでいくので飽きずに観れると思います。
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