がんばっていきまっしょいのレビュー・感想・評価
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日常芝居の力の入れよう
90年代、田中麗奈の出世作である実写映画版は公開当時見て面白かった覚えがある。とてもさわやかな感動作だったと記憶しているのだが、今回のアニメ版は、それとは時代もストーリーも異なるが精神的な部分を引き継いだ作品という感じだ。
今、なぜこの作品のアニメ化なのか、どういう興行的な勝ち筋があったのか、いまいち見えてこないが、作品自体はなかなか面白い。よくあるストーリーと言えばそうなのだけど、「こういう作品ではそれが観たいよな」という素直さはむしろ好印象だ。
日常芝居をアニメでしっかりやるという意気込みが大変良い。CGアニメの表現を突き詰める、手描きの2Dアニメではやりにくいことをやるべきだということをきちんと意識して、CGの表現をしっかり追求している。今年は、CGアニメでエポックメイキングとなりそうな作品が、何本かあったのだが、この作品の挑戦も地味かもしれないがすごく貴重なものだ。ボートをこぐ芝居も、きちんと重さが伝わってきた。
この規模の作品としては結構少人数で制作してるっぽい(クレジットの人数が少ない)のも、応援したくなる。
シニア世代の私達にも楽しめる映画です!
予告の特番を見て映像が綺麗だったので友達と観に行ってきました。普段アニメは見なかったけど、自分達の若い頃を思い出し映像も臨場感があって爽やかな気持ちで帰りました。3Dならではのステキな映画だったので是非劇場で観てほしいです。
アニメ映画だけど実写映画並みの動きが凄い
アニメ映画ありながら実写映画並みの動きが非常に素晴らしい。
流石に3DCGを駆使した作品である。
アニメ特有の配色を色鮮やかに人物や背景に反映させ、松山の自然豊かな色合いも心に残る。
とても良かった。
現実の日常、当たり前の風景。ほんのちょっとの成長。
この手のアニメにてしては、かなり繊細な作品作りがされていると思った。
まず超絶劇的なことは起きない。それを求めている人には物足りないのかもしれない。
でも日常ってそんな感じだし、この映画はスポ根ではないし、ラブストーリーでもない。
たまたま彼女たちの日常の近くにボートがあって、それを通じて、ちょっとだけ成長する。
言えないこともたくさんあるし、言えたとしても言葉足らずで全部伝えられてないこともたくさんある。
そんな現実の日常を丁寧に描かれている印象。
スポーツが題材だからスカッとするようなものを期待してた人には肩透かしを食らうかもしれないけど、それよりはスッと心に染み込んで、実際の青春ってこんな感じだったよなぁと、もどかしい部分も含め思い出させる。でもやっぱり青春っていいよね。
う~ん
主人公がやる気がなくしかも才能も高くなくリーダーシップもないという珍しいスポ根アニメ。いやスポ根というよりは10代の少女の揺れ動く感情を表現した青春アニメと言ったほうがいいのだろう。
ただ途中で恋愛要素を絡めてくるのかなと思ったらそれもなし。
最後も大して練習してないんだからそりゃ負けるよなという感じ。
盛り上がりに欠けるかな。
主人公がやる気のない状態から立ち直ってくれたのは良かったがもう少し努力して脱皮していく過程も描かれていれば共感できたかなぁという感じです。
全編ほぼウジウジしてる主人公に全く共感できない。実写版の田中麗奈の...
全編ほぼウジウジしてる主人公に全く共感できない。実写版の田中麗奈の爽やかさがまるでない。もうそれが決定的。
他のキャラクターも今ひとつ魅力的ではない。見分けのつかないリーと姫、無理矢理なライバル感のお嬢2人。
恋バナになるかと思いきやまたウジウジ。あんなに練習サボりまくって強豪チームに勝てるわけないやん。
たいして期待していたわけではなかったが、さらに下回ってきた感じ。実写版の圧勝です。
スクリーン2座席D-4 鑑賞人数10名でした。
廃部寸前のボート部に引き寄せられて集まった5人の女子高生が、素人同然から始めた部活動を通して成長する姿を描いた学園ドラマ。登場する人物が魅力的な良作です。
正直、予告映像を観た際の感想としては今ひとつ響かず。
キラキラした女の子が一杯登場する今風のアニメ作品かと
思い込んで、鑑賞対象外の作品でした。
愛媛県が舞台の地方色の出ている作品 と小耳に挟んで興味が
涌いて観てみることに。
さあ鑑賞開始。
で、すぐに単なるキラキラな作品では無いなと分かりました。
登場人物の性格がみんな魅力的で、会話もテンポ良く進みます。
楽しい世界観に冒頭から引き込まれました。・_・
(先入観から決めつけてはダメですね。うーん。反省)
で、登場する主な人物たち。全員高2。
村上悦子 (悦ネェ) メインヒロイン。何となく気だるげな雰囲気。
佐伯姫 (ヒメ) 悦ネェとは小中一緒の幼馴染み。参謀タイプ?
高橋李衣奈(リー) 埼玉からの転校生。翔んで…は来てません。
兵藤妙子 (ダッコ) 地元の大手漁業事業者の娘。実はお嬢様。
井本真優美(イモッチ) 由緒ある家のお嬢様。妙子はライバル。
あ、唯一の男子部員を忘れてました。・∇・; ゴメン
二宮隼人(???)高2。三年生引退後に残った唯一の部員。
舞台は四国。愛媛県松山市の三津東高校。
進学校らしいです。かつてはボート部が強かったそうな。
海が近く、ボート部は畝も行き交う海で練習します。
県大会は、山の中の湖で開催されます。その名も玉川湖。
後でマップで確認したら、細長い湖のようです。こじんまり。
ボート競技に適した湖なのかも。
悦ネェと姫が同じクラス。そこに転校生がやってきます。
ボート部に入りたいと言う転校生=リー。
海で競技会を行っているのを見て、ボート部があるものと思って
いたようですが、その時点で「廃部寸前」。@_@;;
三年生の引退後、残った部員は男子一人だけ。
その唯一の部員に会いに行こうと…しないリー。 「?」
リーは家庭環境と女子校育ちのため、男子が苦手。あらら。
泣きつかれて、二宮クンの所に付き添う悦ネェと姫。
そして三人で二宮君の前に。
「ボート部に入りたいんだけど。残せないの?」
そう尋ねると ” 残せる ” との返事。ただし、と二宮君。
「三人が入部してくれれば」
部の人数要件を満たすのだそうだ。
自分は付き添いで来ただけ。そう告げて入部の意志が無いことを
口に出す悦ネェ。入るのはこの子だけ と、リーを指さす。
「お願い!一緒に入部して!」
必死に悦ネェと姫を勧誘するリー。…彼女は男性が苦手。
幽霊部員として名前だけでもと、入部することになる二人。
こうして入部することとなった三人の元に、ボート部に勝つため
との理由で更にダッコとイモッチが入部。怒濤の展開。・_・;
女子だけで5人になった。4人乗りのボートを漕げる。
競技に対する熱意の温度差はあるものの、部活動スタートだ。
と、まあ
5人の練習する姿や、出場した大会の様子が描かれます。
また、” 真面目に取り組んでも意味が無い ” と
練習に身が入らない悦ネェの姿、
ライバル高の生徒との間でバチバチと火花が飛ぶ様子などを
ときに軽妙に、ときに本音混じりに描き出します。
全体を通して流れる雰囲気が軽妙洒脱で良い感じのする
「青春・学園・スポ根・ヒューマンドラマ」 でした。・_・;
登場人物の性格がしっかりと描かれている点、話がブレずに
進んだのが良かった。
観て良かったと思える作品です。
満足しました。
◇
鑑賞後、この作品をもっと知りたくなって色々調べたのですが…
あ、原作あったんだ。@-@ ;
あ、実写映画もあったんだ。@-@ ;;
あ、連続ドラマもあったんだ。@-@ ;;; キャー
原作は1995年に発表されてます。ほぼ30年前ですか。
…うーん。
当時の作品を全く知らずに鑑賞してしまいました。・_・;; けど
それでも尚、しっかり伝わってくるものがある良い作品でした。
あ、10年後を描いた続編小説もあるんですね。
これも気になります☆
◇あれこれ
■ボート競技
の事をを調べてみたのですが、現在は「ローイング競技」と呼ぶらしい
です。この作品で描かれた競技のような「1艘に5人乗って4人が漕ぐ」
競技を「舵手付きクォドルプル 」と呼ぶようです。
高校の競技ではこれが花形種目らしく、距離は1000メートル。長いなぁ
舵手は漕ぎませんが、楽チン…な訳ではなく、司令塔なのでしょうか?
一人だけ進行方向を向いて乗っている訳ですから。
他にも漕ぎ手の人数や手に持つオールの数で競技が分かれるようで
人数の違いは「エイト、フォア、ペア、シングル」
オールの数は「スウィープ(一人1本)、スカル(一人2本)」
…うーん複雑 @_@;
■ボートって軽いの?
前半の描写で、女子が4人がかりで担ぎ上げる場面がありました。
中盤では、二宮君(男子部員)が一人で運んでいました。しかも
頭に乗せてました。
最初の場面からは、一艘4~50㎏ありそうな印象を受けたのです
が、頭に乗せて移動するには重すぎるかなぁという気も…。
そんな訳で、ボートの重さが気になって調べていたのですが
女子が運んでいたのは4人乗り、男子が運んでいたのは1人乗り。
重量が違うと分かりました。4人乗りは50㎏を超えますが、一人乗り
ボートは14㎏程度のようです。
そういえば二宮君。
1人用ボートで女子のボートに並走する場面もありましたね。
(※忘れてました。ごめんなさい)
■モデルになった高校
三津東高校として登場する主人公たちの高校、モデルとなっているのは
松山東高校、とのことなのですが、その松山東高等学校ボート部。
創部136年とか。歴史と伝統の重み。というヤツですね。
これからも頑張って下さいまっしょい。(えへ☆)
◇最後に
この作品の原作が書かれたのが30年前と知り、最初は" へー ” と思った
のですが、個性ある登場人物と良く練られたストーリー、そして演出に、
最後まで楽しんで鑑賞しました。
良い作品の魅力は30年過ぎようが色褪せない。昨年のスラムダンクも
そうでしたが、これもまた、その見本のような作品かなと思います。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
実写版もドラマも全然知らずに見た 最初からその台詞にに引き込まれた...
実写版もドラマも全然知らずに見た
最初からその台詞にに引き込まれた
カメラアングルとか色々凝ってたり、
すっごくリアルな描き方とかがあって、
その辺も新鮮だった
(上半身はとてもアニメ的なのに、
膝下がリアルにO脚気味だったりとか)
キャラ設定もストーリーも良かった
良作なのに
何事も頑張れなくなった主人公に、多くの人は感情移入出来るのでは?そして彼女が徐々に競技に夢中になっていく様はたしかに魅力的に感じた。
また、あえてセリフにはせずにアニメーションの表情で見せるシーンが多々あり、ただそれでも何を描きたいか、キャラクターが何を考えているかはしっかり伝わってくるため、良かったと思う。
主題歌は「僕が見たかった青空」というアイドルが担当しているのだが、アイドルが歌う主題歌にありがちな「全然作品と合ってない、理解度が低い」というものではなく、しっかり作品にリンクした歌詞が展開されていて、そこも悪くないと感じた。
強いていうなら、後半の盛り上がりに少し欠けるかな、というところがあるので星4とした。
興行的にはかなり失敗しているみたいなのだが、それが勿体無いくらい良作ではあるように感じた。
心を1にして漕ぎ出そう
無駄がない見事な構成でまとまっていました。個性的なメンバーをうまく束ねた姫の活躍が光ってます。この5人のやりとりが可愛くて面白いのでホッコリしました。
松山市の海が見たくなりました!続きが観てみたい素晴らしい作品🎉 しょい!
130
女子高生もの青春王道ストーリーです。
思ってた以上に面白かったというのが素直な感想です。
オールスターキャストの作品で、話の内容は「そんなにうまいこと行くか!」とツッコみたくなる王道ものです。
3DCGを多用していますが、CGが苦手な私でも耐えられるレベルにはなっていました。
過去作品の実写映画やドラマも見てみたくなりました。
上映回数は1日1回で、この日の観客は私を入れて2人w
これじゃ興行収入は1億円にも届かないんじゃ?
スポ根じゃなかった(笑)
原作は未読。昔、田中麗奈が主演をやった実写版があったのは記憶してます。
CGの出来は好き嫌いが分かれるでしょう。
ただ、がんばっていきまっしょい と題名そのものが作品のテーマになっています。
転校生のいいねから始まったボート部活動。
全てに上手くいかなくなった主人公が、頑張ることに再帰する過程が良く描かれています。
残念なのは話題に殆どなって無いので爆死作品なるのではと思われることです。声優さん達は有名どころを揃えてるのに。。
最後の高校総体県予選決勝の結果、次の大会にも出場が叶ったようなので是非続編が観たいですね。新入部員も入ったようですし。
5人のボート女子の心が徐々にヒトツになって行く感じのアニメ。 本年度ベスト級。
「僕が見たかった青空」が歌う主題曲が本作のストーリーにハマっていて素晴らしい!
ストーリーは可もなく不可も無い感じだったけど水中や水飛沫、夕焼け等の美しい映像に加え、登場するキャラクターが可愛かったので+0.5を加点(笑)
全ての事にやる気が無い悦ネエの通う学校に転校して来たボートが好きなリー。
ボート部に入部しようとするものの廃部となっており、独りでカヌーをする隼人を訪ねボート部を復活させようとする展開。
部を復活するには5人の部員が必要。
名前を貸すだけと、悦ネエ、ヒメ、ダッコ、イモッチが部員となり最初は嫌がっているものの徐々にボート競技に目覚めて行く感じのストーリー。
全ての事にやる気が無かった悦ネエが少しずつボート競技に目覚めて行く感じが良かった。
ヒメの「アッハッハ~」みたいな口癖が可愛い(笑)
最初は4人で漕ぐオールの動きがバラバラだったのに、徐々に動きがシンクロするのが美しく印象に残る。
レースのシーンはあまりフォーカスされていなかったのは個人的には残念。
試合会場に向かう車の中で流れる演歌がアンマッチなのに良い感じ(笑)
エンジンも無いボートが一艘200万円もするなんてビックリ( ´∀`)
全体的に力不足
スポ根青春劇が見たくて見ました。
確かにスポ根青春劇ではありましたが、満足度はやや不十分でした。
予告編にある通り、努力することに意義を見失った主人公がボートに打ち込んでいく青春劇です。
廃部したボート部を復活させ進んだり、下がったり、更に進んだりしながら努力していく典型的なスポ根映画です。
ただ視聴後の読後感は満足行くものではありませんでした。
努力シーンも足りないし、試合時の全力を出している感じも足りてなかったと思う。
序盤のイヤイヤシーン、青春の甘酸っぱいシーンや、主人公が自分を見失うシーンは不要とは言わないが、もう少しペース配分があっても良かったと思う。
結局ほどほどのところで終わってしまい、やや不完全燃焼な感じがしました。
全89件中、1~20件目を表示