「深くなる眉間のシワ。」室井慎次 敗れざる者 SAKURAIさんの映画レビュー(感想・評価)
深くなる眉間のシワ。
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27年前、青島との約束を果たせなく定年前に警察を辞め故郷・秋田に戻った室井慎次の話。
故郷秋田にて「事件の被害者家族、加害者家族を支援したい」という思いから、2人の青少年・高校生の貴仁、小学生の凛久の里親となり暮らしてた室井だったが…、そんなある日、池の周辺を散歩する飼い主と犬、その吠える犬を目撃した室井は違和感を感じ、飼い主に声を掛けに行くが…、草村の一部が枯れ腐敗臭が…、そこを掘り返すと死後約2週間の遺体と洋梨が…。
20年前の“洋梨事件”2年前に出所してる犯人、貴仁の殺されてる母、身体に火傷跡がある凛久、…の父親出所、室井の前に現れた無期懲役中の日向真奈美の娘・杏を絡ませながら見せる…。
警察を辞め秋田に戻り1年、自転車に乗って訪ねてきた警官から「レインボーブリッジの封鎖の室井さん」ですよね?、他の関係者からも「レインボーブリッジ封鎖」攻撃、何回そのセリフある?と思わせるなか、捜査官が集まる遺体現場で顔が利く室井さんはちょっとカッコ良くて。
どこか影がありながらも優しく寡黙な室井慎次は良かったし、序盤で見せた凛久の室井顔は可愛くてで、ただ観ててヒシヒシと伝わってきたのはそのテンポで2時間…、こんな中途半端に終わったら続きが気になってしょうがない!(笑)
過去作だとシリアス50コメディ50位のテイストに感じたけど、今作はシリアス70コメディ30位だったのかな?!ほどよくコメディで今作が一番好きかも。ギバさんの酒を飲んだ時のクゥ~ってする顔は久々に見た気がする。作品としても面白かった。
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