愛はステロイドのレビュー・感想・評価
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映画は最後まで観るもの・・・を再確認
いやー、途中まで嫌~な気分で観てたんですよ。
これ、配信とかだったら「やりきれない気分」で途中で観るの止めてたと思います。
しかし、最後の最後に僕にとって理想的な結末が訪れました!
「最後まで頑張って良かった!!」
もう、僕が切った身銭はこのシーンの為だったのでしょう。
という事で、私の「映画は劇場で」はまた延長です。
女性の気持ちは難しい
愛は人を盲目にする劇薬
ステロイドねぇ、確かに🤣🤣
家父長制を否定したいが為にシスターフッドがマチョズムに縋るって本末転倒も甚だしいな🤣
あぁ、それも【愛】故に?
なりふりかまってられないって?
嫉妬深くて、他責思考で、やらかす度に対処しようと藻掻けば藻掻く程、悪循環のドツボにハマる…
まさに…女さん定期🤣🤣
30年以上前から何も変わっちゃいない。
SNSで個の情報発信が多くなった結果、バカが浮き彫り易くなっただけ。
結果…自己中に異性愛者も同性愛者も関係ないと。
ただまぁ、品行方正じゃ映画にならないしね🤣
つか、ラストさぁ、あの娘が可哀想過ぎる。
クソのような人生の出口
最高でした。
暴力と家父長制の解体というテーマをこの角度から描くか!という発想の面白さの前に、ストーリー上の多少の難点はもうどうでもよくなります。
クールなクリステン・スチュワートと、
なんともかっこいいケイティ・オブライアン。
本当にボディビルをやっていただけあって、ポーズの取り方も堂に入っていて、大きな大会のわりにしょぼいステージ(今は盛んなボディビルも、1989年当時はあんなものだったのでしょうか?)でも、輝いていました。
まあ、ステージの途中でとある展開になりますが……
最後にジャッキーが……するシーンは思わず感動してしまいました。
日本にも「我が友、スミス」という女性ボディビルダーを描いた小説があるのですが、日本で映画化は無理か……
歪んだ愛のショーケース
A24あるある早く言いたい
人間、巨大化しがち。
A24に限らず巨大化するのが昨今のトレンドなのですかね⁇ それは置いておいて、ジムで働くルーがボディビルダーのジャッキーと出会い恋に落ちることからストーリーは始まります。
互いに親子関係も複雑な2人はすぐに惹かれ合いますが中盤からサスペンスが加速します。ルーやジャッキー、DVを受けていたベスといい、恋や愛は盲目です。
クリステン・スチュワート出演の作品を見るのは「トワイライト」以来なのでだいぶ久しぶりだったのですが、変貌ぶりに驚き!か弱い女性のイメージだったので男前な雰囲気と自分の人生にウンザリしたような役がとても良かったです。
グロもあり、血も多めな作品ですが2人の度を越えた愛の形が見所です。
リバウンド?!
予想通り、ジュリア・デュクリュノーの『TITANE』、コラリー・ファルジャの『サブスタンス』なんかと同系列の作品だった。単なるレズビアン&フェミニズム映画では目新しくも何ともなくなった昨今、ステロイド中毒に陥った女性ボディビルダーとジム従業員の性と愛をマッスルに描いてみせたA24特製スリラーである。
1990年生まれのミレニアル世代監督ローズ・グラスの長篇デビュー作『セイント・モード/狂信』も拝見させていただいたのだが、ミス・リードがなかなか効いてる力作スリラーであった。今作に関しては、中毒、幻覚、ゲロ、流血といった流行りの演出に固執しているせいか、スケールが逆に“小さく”なってしまった気がする。
エド・ハリス演じる毒父が体現する女性蔑視のマチズモにメラメラと敵がい心を燃やすフェミニストといった、A24ど定番のジャンル映画。筋肉もりもりのマッチョたち相手に、主人公のルーを演じる華奢な身体のクリステン・スチュワート一人ではあまりにも荷が重すぎる。そこで用意されたのが“女ハルク”ジャッキー(ケイティ・M・オブライエン)だったのだろう。
のっけから💩がつまったジムのトイレにクリステンの手を突っ込ませるグロいシーン。その後、血飛沫あり、ゲロあり、SEXありのサービス精神てんこ盛りなのだが何かが物足りない。ギリシャ神話に目配せした『TITANE』や、スタンリー・キューブリックに捧げたオマージュがなかなか面白い『サブスタンス』に見られる、“エログロだけじゃないのよ”的な+α演出(テルマ&ルイーズというよりもリンチのワイルド・アット・ハート寄せか?)が弱すぎるのだ。
“肝っ玉が小さい癖に大きいふりをする”マチズモを蔑んだ“大蔵大臣?”というよりは、ステロイドの打ち過ぎで自分が“ハルク”に変身する幻覚をみた中毒症女のお伽噺に終わってしまっている。ステロイドにしてもニコチンにしても恋愛にしても、一旦中毒に陥ったら死ぬまでやめられない人間特に女性の危うさ。食事制限と日々のトレーニングが物を言う厳格なボディビルダーの世界だけに、多分そのリバウンド(天に届くほどに)も相当激しいのだろう(推測だけどね)。
全体的には間違いなく良作、しかし終盤でサプライズニンジャが急に現れる問題作
舞台は1989年のアメリカの田舎町、町を裏で仕切る父を持つルーは同性愛者。ボディビルの大会に出るために旅をしているマッチョ娘のジャッキーに一目惚れして、その日のうちに口説き落として肉体関係をもってしまう。ラブラブな二人の平和な日々が続くかと思いきや、ジャッキーがとある事件を起こしてしまうというクライムサスペンスもの。
犯罪ものの話では定番ですが、二人が事件を隠蔽しようとしてどんどんボロがでてドツボにはまっていく展開で、これがまたテンポがよくて面白い。なんせ突発的な事件ゆえ完全犯罪には程遠く、どんどん窮地に追い込まれていくのですが、思わぬところで事態が急変したり、意外な真相を最悪のタイミングで知らされたりと、中だるみなしで終盤まで駆け抜けます。
ところがなぜか終盤にとあるトンデモ展開が1シーンだけでてくるのですが…これがまたどうみても賛否両論といいますか、サプライズニンジャ理論を実際にやってみた、的なノリなんです。
…あるいはシリアスなミステリーものの文章の合間にちくわ大明神が現れたとでもいうような…。そのシーンだけB級を一気に通り越してC級のバカ映画になってしまい、そのあとなにごともなかったようにしみじみとしたラストを迎えます…。しかしこちらは宇宙猫のままですよ…。
とはいえそのシーンに目をつぶれば良作であることも確かでして、とくにルーとジャッキーの破滅的な共依存関係はクィア、百合映画が好きならポイントは高いはず。なお、濡れ場が前半に4回ほどあるため(男女で1回、ルーとジャッキーの女同士で3回)、エッチなシーンが苦手な人は注意。ボディビルダーという設定だけあってジャッキーのマッシブな筋肉美も当然濡れ場で惜しげもなくさらしていて目の保養でした。
【“汚物は直ぐに掃除。そしてステロイド注射。”今作は美しきクリステン・スチュワートが演じるヒロインが家族の闇に巻き込まれるも、女ボディビルダーと状況を打破していくぶっ飛びムービーである。】
ー 原題は"LOVE LIES BLEEDING"であるが、邦題”愛はステロイド”のセンスが炸裂している。-
■トレーニングジムで働くルー(クリステン・スチュワート)は、町の裏社会を取り仕切る父(エド・ハリス)とはある理由で疎遠である。というか嫌っている。
そんなある日、彼女はラスベガスで開催されるボディビル大会を目指す筋肉ムキムキのジャッキー(ケイティ・オブライエン)と出会い、恋に落ちる。
だが、二人はルーの姉夫婦や父の抱える闇に呑み込まれて行くのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・冒頭、ルーがトレーニングジムのトイレ詰まりの掃除をしている。
その後の展開を考えると象徴的なシーンであるが、私は”相変わらず、クリステン・スチュワートは美しいなあ。けれど、目の下のクマが気になるなあ。睡眠はキチンと取らなきゃ駄目だぞ!”などと、自分の事は棚に上げ、余計な事を考えながら、ウットリ鑑賞する。
・だが、そのウットリ感は直ぐに吹き飛ぶ。
ナント、ルーとジャッキーのレズシーンが描かれるのである。どっちがネコだかタチだか分からないが、何となくルーがタチのような感じがする。ウーム・・。
・という事はさておき、姉の夫JJによる妻に対するDV事件が発生し、怒るルーと父だが素早くジャッキーがJJを一撃で殺害してしまい、ルーは慌ててJJの車に死体を乗せ”いつもの地の割れ目の場所”で車ごと突き落とし、燃やしてしまうのである。
■ここからの展開が、左斜め上を行くのでグイっと面白くなるのである。
町の裏社会を取り仕切る父を演じるエド・ハリスの存在感が抜群で、且つルーと犬猿の仲という理由も描かれて行くのである。
ルーがJJの車を運転している姿を見た、ルーの元恋人デイジー(アンナ・パリシニコフ)が嫌らしく、ネチネチとルーとの復縁を迫ってくる中、ナント父は捕らえたジャッキーに命じ彼女を撃ち殺させるのである。ウワワわー。
この辺りから、トンデモナイ展開になって行くのである。そんな状況下でもジャッキーはボディビル大会に出場するも(マジっすか!)、自分の行いを思い出しステージで吐瀉して敗退してしまうのである。
・そして、父は全てに片を付けようと、ナント、ルーを殺そうとするのだが、ジャッキーはルーから貰ったステロイドを注射して(更にマジっすか!)巨大化し、父を押さえつけルーは父の口に銃を突っ込み、FBIがやって来るのを待ち、二人で新たな道に進むのである。
<今作は、美しきクリステン・スチュワートが演じるヒロインが家族の闇に巻き込まれるも、女ボディビルダーと状況を打破していくぶっ飛びムービーなのである。
イヤー、凄かったっす。>
愛と狂気と肉欲の果て
■ 作品情報
監督 ローズ・グラス。脚本 ローズ・グラス、ヴェロニカ・トフィウスカ。主要キャスト クリステン・スチュワート、ケイティ・オブライアン、ジェナ・マローン、デイヴ・フランコ、エド・ハリス。製作国 イギリス、アメリカ。
■ ストーリー
1989年のアメリカの田舎町のトレーニングジムで働くルーは、ラスベガスでの成功を夢見る野心家のボディビルダー、ジャッキーと出会い、瞬く間に恋に落ちる。官能的なまでに惹かれ合う二人の関係は急速に深まるが、ルーの父親は町を牛耳る凶悪な犯罪者であり、姉は夫からのDVに苦しんでいた。やがて、ジャッキーがルーの家族の抱える闇に巻き込まれていくことで、二人の愛は予期せぬ暴力と犯罪へと引きずり込まれる。甘美な恋物語は一転、先の読めないスリラーへと変貌していく。
■ 感想
序盤はルーとジャッキー、二人の女性の間に芽生える官能的な愛の物語に目を奪われます。お互いを激しく求め合う姿は、なかなか刺激的です。このまま情熱的なラブストーリーが展開されるのかと思いきや、物語は予想だにしない方向へと舵を切っていきます。
ジャッキーの暴走をきっかけに、一気にスリラー展開へと加速します。そのテンポのよさに目が離せなくなります。杜撰で行き当たりばったりにも映る二人の行動は、まるで激流に飲み込まれるかのようで、次々と巻き起こる出来事に翻弄されるばかりです。
そして終盤にかけての怒涛の展開は圧巻です。ルーの複雑な家族関係や過去の出来事、タバコへの依存、かつての恋人デイジーの存在といった、序盤から丁寧に張り巡らされた伏線が見事に回収されていく様はなかなか小気味よいです。もはや平穏な結末など存在せず、愛を貫くために全てを投げ捨て、逃避行へと身を投じるルーとジャッキーの姿に、なんとなく心を揺さぶられます。彼女たちの未来に明るい光が差し込む保証はどこにもありませんが、それでもこの二人の時間が少しでも長く続いてほしいと、願わずにはいられません。
はっきり言ってルーとジャッキーの行動にはちょっと共感しかねたり、物語の展開にちょっと引っかかったりする部分はあります。しかし、主演のクリステン・スチュワートとケイティ・オブライアンの熱量が、そのすべてを薙ぎ払って物語を力強く牽引していきます。まさに愛はステロイド!
展開が読めないストリー。
ポコペンポコペンダーレガツツイタ
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