私が俺の人生!?のレビュー・感想・評価
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タクシー会社は社会の底辺ということ?
2024年劇場鑑賞263本目。
パンフレットなしなのでマイナス0.5。
舞台挨拶付き。
中継ではなく、監督、主人公のそれぞれの彼氏彼女、友人、上司(舞台挨拶司会兼)が金沢イオンに来ました。登壇者より客席が少なかったらどうしようという心配をよそにそこそこ埋まっていて一安心でした。
さて、この映画の最大の特徴はとにかく登場人物がタバコを吸いまくります。吸わなかった設定の人まで最近吸うようになったということで、風立ちぬの次くらいに喫煙者率高いです。画面にいる七人くらいが全員タバコ吸っているのはきつかったです。
一番嫌だったのが、非喫煙者の設定の剛力彩芽の体に、ヘビースモーカーの設定の尾上寛之の心が入り込むので、女性が自分の身体でタバコを吸うなと何回お願いしても構わず吸うシーンが何度も出てきます。あるシーンで剛力の身体でレイプされそうになって、身体を守らなきゃ!と思うシーンがあるのですが、そのすぐ次のシーンでタバコを吸うのでなんなら処女でもない身体に心は別人なんだから、一回レイプされた方が身体的にはマシだろと思ってしまいました。
舞台挨拶でそもそもこの映画が剛力彩芽にタバコを吸わせたかった、という狂った理由で制作されたと監督が言っていたので、タクシー会社に働くようなやつは全員タバコ吸うような社会の底辺のクズだという表現されていても(映画での喫煙は闇落ちか人格的に問題がある、社会的地位が低いなどのメタファーとして使うので)納得かなという感じで、まぁとにかく不快な映画でした。
茨の道でも道は道
ランチパックで踊ってた頃は結構好きだったが、そういえばまともに演技を見たことがなかった剛力彩芽。
メイン2人の現況を提示しつつ、30分くらい経ってようやく入れ替わり。
その場で入れ替わるでもなく、翌朝目覚めるまでの記憶はなく、でも着替えてベッドにいる…
いきなりよく分からないし、声も部屋も違うのに「この膨らみは…」で気付くっておかしいだろ。
案の定お互いの恋人に誤解されるのですが、諦めが早すぎませんかね。
元に戻ったら、逆に誤解を解くのは絶望的ですよ。
かおりは極端に女々しく、大輔は急に横柄になるため、分かり易いが芝居としての細やかさはナシ。
トイレはずっと止めるのに、彼氏とキスはしろ、セックスも可というかおりの貞操観念が理解できない。
大輔の彼女も急にメンヘラになるし、まぁ尺の都合で単純化してるのかもしれないが…
かおりが金を盗み、その相手に襲われる流れは丸々要らなかったと思う。
ド頭の震災関連も完全に蛇足で、コロナだけでいい。
乗務員になる伏線ならともかく、かおりが高売上だったなんて有り得ない話を何故入れた。
入れ替わりの原因がマニキュアにあったとしてだから何だという話だし、色々余計なことやりすぎかな。
だったらせめて、かおりが彼氏とどうなったかは描くべき。(先立って大輔が謝罪電話する意味も不明)
終盤で女医がいきなり前に出てきたり、女性乗務員2人が消えたり(コロナ罹患?)、キャラ配置も今ひとつ。
まぁ自分が気にし過ぎなだけで、単純に見て笑うぶんには十分です。
目新しいものはないですが、ベタも悪くない。
冒頭の喫煙所のシーンだけ関西弁でしたよね?
男女の体が入れ替わる前提は、特に目新しい設定でも無いし、コメディにしては薄い笑いネタだし、チョコチョコと時事ネタで感動シーンを演出しているんですが・・・。
別に映画にする程の内容でもありませんよね!
でも、93分間剛力彩芽さんが程スクリーンに写っていますので、ファンの方は是非鑑賞して下さい。
いろいろなことがある人生
お互いの体が入れ替わってしまった男女が巻き起こす騒動を描いたコメディドラマ。
全体的にコメディとして描かれてますが、シリアスな面もあり、楽しく鑑賞できました。
自分が経験していないこと、経験できないことを映画はいつも教えてくれますが、まさに男女の身体が入れ替わるって経験できないですよね。
自分のまわりではいろんなことが起きてるけど、なんとなく流していてもイバラの道を通らず過ごしていけるって幸せなことだと感じました。
入れ替わった後の剛力彩芽さんと尾上寛之さん、笑っちゃうけど演技が細かくて素敵でした。
意味がないものは沢山ある
階段でぶつかり転げ落ち、身体と中身が入れ替ってしまった無職女性とその隣人のでクシー運転手の男性の話。
コロナ禍で仕事を失い彼氏ともケンカしてしまった女性をメインに、彼女との結婚に二の足を踏み攻められ揉める隣人男性を絡めて始まって行くけれど…家族を養うお父さんでもあるまいし、仕事を失ったのを言えないとかどんな虚栄心?自分が出来ない人間と普段から感じている人のコンプレックス?
そしていよいよ入れ替わり、『転校生』のツッコミはないけれど更に元ネタを匂わせたのはgood!
ただ、コスられ捲っているこの題材で、ある意味お約束なところを超えてくるものはなく、愉しくはあるけれどなんかモヤモヤ。
まあドタバタコメディなので基本ツッコミ処は無用だし、ネタであればモンクもないけれど、たったそれっぽっちでそんな執念!?&どうやって家(近所)を突き止めた?な流れだったり、とりあえず通報しない選択はありだとしても直後から普通に受け入れ過ぎだったり、そして何よりわざわざ電話した彼氏をセリフですら一切拾わないラスト&エピローグって…と大したことないことかも知れないけれど、その程度の感性で作られている作品だよなという感じだった。
そういえば、これって撮影してから公開までだいぶ経ってしまっているんですかね?なんか5類になってからのコロナの扱いが少しずらている様に感じた。
男はつらいよ、女もつらいよ
男女の身体が入れ替わっちゃうと言う、これまでもドラマなどで見たことが有るシュチュエーションですが、わかっていても設定が面白いからやっぱり笑っちゃいます。
主役の二人を始め登場人物みんながそれぞれ悩みや苦しみを抱えていて、それを上手く織りまぜてのコメディ映画です。
辛いことも多く中々思うように行かない人生だけど、前を見て生きて行きましょう的なことなんだと思いました。
身体が入れ替わっちゃうんだから当然今まで体験したことなど有りません。知らなかった事を知る事で相手への思いやりなども変わって行くのではないでしょうか。
剛力彩芽・尾上寛之両名の入れ替わってからのアドリブをまじえた演技はおかしかったです。随所で笑わせてもらいました。剛力彩芽ちゃんの足組んでタバコ吸う場面など本当に男みたいでした。
沖縄・石垣島の景色きれいでした。あの場所で再出発する彼らの前途が明るい未来であることを祈ります。
あれ?また入れ替わっちゃたの?
いい映画を見ました
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