羽生結弦クンも彼女と別れました。彼らは離婚まで追い詰められたっけなぁ。
人気者の業界人と一般女性アン・ハサウェイのラブ・アフェアです。
そして大スターのヘイズ・キャンベルにとってはこれこそ”ジャニーズ系の悲哀”だったのです。
冒頭、
趣味でもないぶっ飛び音楽イベントに
無理やり、保護者として参加する事になっちゃったお母さん=アン・ハサウェイの顛末です。
大人ゆえの、あれは仕方のない義務感ですよね。彼女は「元夫の」立てた計画=騒がしい音楽フェスタ参戦の「引率者」になってしまった訳です。
実は、僕も、これは経験がありましてねぇ、
友人の中二の息子さんを突如託されまして、
なななんと!プロレス巡業の試合をば、市立体育館まで「保護者代理として」一緒に観に行くハメになったのです。
ええ。お受けしましたよ。先方とのお付き合いもありましたから (遠い目)。
中世キリスト教音楽とその演奏、そして花と語学が静かな楽しみであった僕がまさかのプロレスって。どんだけー!
これぞ人生の、巡り合わせの不思議と云うものです。
で、そのプロレスですが、「席表」によりますと僕たちの予約席はリング間近の通路際の座席でした。
着座してみると「おや?一番端っこの席」のはずが、何故だか隣にもう1個パイプ椅子がさらに追加で並べられていて? ?そりゃあ臨時席も出来ますよね。憂鬱で、気分は最低でしたが場内は大盛り上がり。超満員の様相でしたし(汗)
ところが「そのパイプ椅子」がいけなかったんです。勘の良い方ならお分かりでしょう
⇒ 汗みどろ、唸り声!裸の巨漢レスラーたちが僕のすぐ隣でそれを引っ掴んで振り回し、血走った眼でぶっ壊れるまで敵に叩きつけてからの〜流血の場外乱闘をするための「パイプ椅子」だったんですよね。
遠い目・・
中二男子の上に僕は覆いかぶさって、お預かりしたご子息を必死に保護した次第です。
あれは滅多にないいい経験にはなったと思いますが、趣味では無かった。
う〜ん、恐らくたぶんこの先一生プロレスに行くことはないと思います。
アン・ハサウェイのイヤイヤ気分がよーく分かります。彼女は独りになりたかった。
・・
「映画の中のコンサートシーン」って、僕はむかしから好きでね。
ヘイズ (ニコラス・ガリツィン)のいい声のボーカルも最高。彼らのヒップ・ホップダンスもノリノリでご機嫌です。
ヘイズ君は太い二の腕に甘いマスク。維新の会の吉村洋文さんに良く似たナイスガイでした。
オーディエンスの彼女=アン・ハサウェイのために急きょリストを変更して歌う「クローサー」。ミドルテンポで、それはメロメロにとろけるラブ・ソングでした
《クローサー》
君の頬が赤くなる
僕はおしゃべりかな
そのとおりだよ まだ別れたくない
君が今したことをもう一度してほしい
お願いさ〜♪
少しだけ年上の君
僕の肩にもたれて
寒さが増す前に君を引き寄せたい
君に近付きたい
君は本気にしていない
帰る場所があるから
でも帰らないのは別れたくないから
君が今したことをもう一度してほしい
お願いさ〜♪
一晩中こうしていたい
月明かりの下で裸を見たい
連絡先を教えて 君を知りたいんだ
( 体を硬くしてたたずみ、照れるアン・ハサウェイを群衆の中からカメラが抜く)。
・・
どうだろう?読みが深過ぎるだろうか?
アン・ハサウェイの元夫が
元嫁ちゃんの新しい人生再起のためにと
もしかして「音楽フェス参戦」をわざと気晴らしに押し付けたのかもなぁと、想像を逞しくして見れば、
僕の「あのプロレス事件」も、いろいろの思惑もあって、あちらの親御さんが「中二病の僕と」(俺かよ 笑!)「まんま中二の手のかかる時期の息子さんの」新しい人間関係の接近のためにと
お膳立てをしてくれていたのかもなぁと、いま頃になって気付いています。
ティーンが大きくなり、親元を離れてしまうのはあっという間。
そう考えると、もっともっと、あの中二の男子にも、そして我が息子たちとも、一緒に遊んで行動して、彼らのためにもっと無駄な買い物も、羽目外しもしてやるのだったと、
その事も今さらながら気付いています。
ソレーヌがフェスに行った理由の決定打は、娘イジーを大切にするがゆえでした。
・・
劇中、「ヘイズの腕時計=タグ・ホイヤーのカレラ」が、いい味わいの小物として使われます。
時が経ち、5年を経ればもう自分は音楽シーンから消えてアイドルではなくなり、誰からも見向きもしなくなるだろう。その5年後に再会をしようと、ヘイズは自嘲する。そして失意の中で、約束をし、時計を置いていく。
ひとりの売れっ子芸能人の悲哀と、そしてもう一度幸せになるべき50を目前にしたひとりの女と・・
ラブ・ストーリーはこうあって欲しいよね、を完璧に体現してくれた作品でした。
サウンドトラックがいいんですよ。
ヘイズの歌うシーンはすべて役者ニコラス・ガリツィンの本人歌唱です。うまい。天は二物を与えたもうた。男の包み込む優しい歌声でした。
そしてアン・ハサウェイがねぇ、あんなに泣き顔が絶品の役者さんだとは知りませんでした。泣き顔が百とおりあるんです・・。