正体のレビュー・感想・評価
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純粋・悪・信じる心などなど
日本中を震撼させた凶悪な殺人事件を起こして逮捕され、死刑判決を受けた鏑木慶一が脱走した。
鏑木を追う刑事の又貫征吾は、逃走を続ける鏑木が潜伏先で出会った人々を取り調べる。しかし彼らが語る鏑木は、それぞれがまったく別人のような人物像だった。
さまざまな場所で潜伏生活を送り、姿や顔を変えながら、間一髪の逃走を繰り返す鏑木。やがて彼が必死に逃亡を続ける真の目的が明らかになり……(解説より)
あまり多くを語るとこの物語の核心に触れてしまうため控えるが、本当に純粋な心を持っている人間は、報われると信じたいと思った。
誰と、どういうタイミングで、どういうきっかけで、どういう場所で、どんな理由で出会って関わることになっても、その人の人間性が善であるならば、どういった人にも好かれる。
誤解や間違いが溢れる世の中ではあるが、自分もそういった「正しいものを正しい」と言える人間でありたいと思うし、またそういった人間が正しく扱われる世の中であってほしいと思う。
横浜流星の演技、素晴らしかった。
本当に別人物を演じているかのよう。
短い時間に感動をギュッとまとまってあります!
ドラマ版を前に観た事さえ忘れてしまう位引き込まれてラストは泣けました!
横浜流星さんの演技が凄く良くて、
個人的にはドラマ版より好きです。
重たい内容ですが最後はスッキリします。
人との繋がりが稀薄になっている社会だからこそ響くものが!
凡庸
賛
中盤までのヒューマンドラマは演技、演出の点で圧巻の出来。特に横浜流星と吉岡里帆の演技は素晴らしく、出版社勤務のパートはめちゃくちゃ良かった。居酒屋のシーンで「信じてる」と言われたときの横浜流星の表情の演技がすごい。
否
冤罪であることが割と中盤で明らかになってしまった(真犯人の登場)あとは、容易に展開が読めてしまって勿体なかった。本当に罪を冒したかどうかはラストまで引っ張って欲しかったが、中盤で明らかにしてしまっては、ラストの展開がどうなろうと中盤以上のインパクトは見込めないため、後半部分は正直どうでも良くなってしまった。立てこもりの場面での突入シーンも、わざとらしくスローモーションと音楽で緊迫感を演出しているところに作り物感を感じざるを得なかった。
横浜流星さん好演!
よかった
バッドエンドじゃ無くてよかった。
亀梨くんのドラマ版しか観てなくて、原作は未読です。
レビューで原作は結末がバッドエンドみたいな事をどこかで見ていた気がして、ドラマと違ってバッドエンドだったらどうしよ…とドキドキしながら観た。
死刑にならなくてよかった。
ほんと、その前情報があるから原作怖くて読んでない。これで死刑とか、映画だったとしても精神的に耐えられない。
ほんと冤罪の怖さよ…。こんなん観ちゃったら、誰かが助けを求めてても安易に助けに行って大丈夫か、って思っちゃうよ。
つか、東村山住んでるけどそんな田舎じゃないよ!
横浜流星くんの出演作もしかしたら初めて観たかもしれない。良い演技でした。ひきこまれた。
最初の印象と違いますね
慎太郎君がアカデミー新人男優賞に選出されたと聞き、映画館へ。受賞効果なのか23日終了予定が1週間延長されていました。原作を知らず、犯罪を犯した主人公が逃亡する話かと思ったが、第一発見者なのに犯人と誤認逮捕された男の逃亡劇でした。児童養護施設育ちの未成年というだけで警察に充分な捜査をしてもらえず、やっていないという言葉を、信じて貰えない怖さを感じた。
後に協力者となる複数の人物が、指名手配の男と気付くも、その優しく誠実な仕事ぶりから、本当は犯人ではないのでは?と疑念を抱く。その心境が変化していく過程が丁寧で良かった。自分だったら、自分の直感を信じて行動出来るか?甚だ疑問だ。
素晴らしい演技力!!
べらぼうな脚本と演出
どう考えても凶悪殺人犯に見えない人がやっぱり凶悪殺人犯じゃなかったという話。それも予告の段階からわかりきってるわけで、はたしてこの作品はどこにおもしろみがあるのだろうか?
袴田事件を例とする冤罪がテーマというには話が杜撰すぎて警察・検察批判にもならないし、横浜流星がやりたいことがあると言っていたのも実は自身の冤罪を晴らす証言を得ることだったわけで意外性もなにもない。それどころか終盤のムショでの面会で、「もう一度世界を信じてみたかった」などとぼんやりしたことを述べたり、逃亡中に知り合った舞ちゃんが「これからは逃げないで生きる」とか突然言い出すに至っては、なんで感動シーンぽくなってるのか理解不能…。
展開のみならず演出も毎度の藤井道人監督らしい雑な印象。吉岡里帆の部屋で何度も悪夢にうなされるとか、そんなん今どきやるか? 駿河太郎や他のチンピラが無駄に和也を殴ったり事件現場がものすごい血の海だったりの過剰なバイオレンスもうんざり。横浜流星もオンかオフかの演技になっちゃっててツラい。一口食っては次の串に手を出す焼き鳥の食い方も気になったし…(爆)。
ツッコミたくなる部分が無数にある割に本作の点数は高いけど、結局さまざまなご都合主義やステレオタイプ、表現不足や不自然さは、横浜流星のファンムービーなので目をつぶるということなのか? また、本作が国内有名映画賞を受賞したり候補になっていたりとか、藤井監督は日本の映画界で大事にされる何かがあるんだろうか? 唯一よかった山田杏奈のブスかわいさに☆をプラス…。
横浜が魅せる。
わけわからんぐらい良かった
ベタな物語であるけれども
お願い!と祈る気持ちで観た
君には未来を生きる権利がある
年末、施設にいる高齢の母が体調不良で救急外来に連れて行き大事なかったものの、新春「ビーキーパー」1本観たら母がインフルエンザAに罹患し、付き添い、入院、面会等で評判だった映画も観られず。
1月16日(木)
母も無事退院したので施設から近いMOVIX川口でやっと「正体」を観る。
無実の罪で殺人罪、死刑宣告を受けた鏑木(横浜流星)は自傷し搬送される救急車から脱走する。
建設現場作業員、フリーライター、水産加工業者、介護施設職員と職を替えながらある目的のために逃亡を続ける。
高校生の時に冤罪で逮捕され3年後に死刑判決を受けた鏑木には就労経験が無いが、フリーライターを除けば人手不足で就労しやすい。家の近所の工事現場では外国人だらけ、母のいる介護施設の職員も外国人も含め良く変わっている。
それだけにフリーライターで採用された事の説明が欲しかった。
安藤(吉岡里帆)が父親の弁護士(田中哲司)が痴漢の冤罪で有罪になった事で鏑木の正体が判った時もやっていないと信じるのを補完する意味でも、最初のきっかけが何だったのかは重要だ。
私も映画に関するライターの仕事をバイトでやった事があるが、ライターの友人の紹介だった。いきなり出版社から依頼は来ない。何がきっかけだったのか。
安藤は、鏑木がやっていないと信じるから銃を向けた又貫(山田孝之)の腕にしがみつき鏑木を逃がす。「逃げて!」目があった鏑木の唇は「ありがとう」と動く。逃がしてもらえた事ではなく、信じてもらえた事への感謝だったと思う。本作のテーマは「信じる」
(しかし、東京都内であれだけの衆人環視の中、川に飛び込んで逃げ切るのは??ここが一番信じられない)
1960年代に「逃亡者」というTVドラマシリーズがあった。妻殺しの嫌疑がかけられ死刑を宣告された医師リチャード・キンブルが護送中の列車事故で脱走し、真犯人を探してあちこちの町で出会った人たちとの触れ合いを描いた。日本でもヒットした。4年に渡って放映され最終回の視聴率は米国で50.7%、日本でも31.8%だった(あ、これもTBSだ)。
これを元に逃げる医師キンブルをハリソン・フォード、追うジェラード警部をトミー・リー・ジョーンズで映画化したのが映画「逃亡者」(1993)である。追跡、捜査をする内に本当に真犯人なのかと思うようになる又貫は映画版のジェラード警部か。
本作もTVドラマ版があるらしい(未見)が、一部改変して映画向けの脚本にしてあるようだ。それがSNSによる証言のライブ配信で、その最中に署長命令で突入されて鏑木は右肩を撃たれる(鏑木は左利きなので一番ダメージが無い所)。そして又貫は上司の意向を無視し、記者会見で誤認逮捕の可能性に言及する。
ラスト、約3年後の鏑木の再審の判決言渡しのシーン、又貫や後藤も傍聴席で固唾を飲む中、裁判長の主文以降無音になる。しかし、法廷内の風景から無罪になったのが判る。「CODA あいのうた」の無音のような演出。
横浜流星と山田孝之は見事だった。特に上司の署長(松重豊)の理不尽な指示に従うしかない寡黙な刑事の苦悩が良く出ていたと思う。
本作も編集は見事である。また、長野や地方の風景を美しく撮るのも藤井作品か。
1年で二度藤井監督作品に泣かされた。
「青春18✕2 君へと続く道」「正体」と邦画マイベストを2本も撮った藤井監督、今度は公開されたら直ぐに観ます。
ひきこまれた、でもひとつ疑問
山田孝之を魅るために観たけど、横浜流星を初めてちゃんと観た気がします。
ストーリーは良かった。人と人との関わり、つながり、などを感じられた。
最後はハッピーエンド過ぎてありきたり…チープに感じた。
冤罪、無罪だと認められて拍手喝采のシーンがあったけど、あれは実際にありえないのでは。
海外ならまだしも、日本で法廷という重んじられている場であんなに日本人が感情を爆発することは映画ならではの絵空事?
リーガルハイでコミカド先生が拍手して侮辱罪だと言われていたような…これもドラマだけど。
真実
WOWOWドラマ、主人公亀梨君で観ていたので内容知りつつ鑑賞
横浜流星君も良かった
無実の罪で捕まり、
逃走するなかで
色んな人に出会い
知識を蓄え、無実をつかむドラマ
再度捕まり、面会の場面で逃走した時に出会った人達とのシーンには
まんまと泣かせられる
正しい事を正しいって言える自分でいたい
重すぎず軽すぎず暗くなく光も兆す
2つの冤罪と接点のある人たちの物語。
横浜流星×森本慎太郎のタッグをまた観たい
始まってすぐ、かなり激しい暴力の演出に引きつつ…
どうやって服変えれたの?仕事なんでできてる?とかはいいこっなしの、仕事を変え、人相を変え逃げまくる横浜流星
そりゃ、その美しさと儚さに女たちはメロメロになるわ
とはいいつつ、この映画の功労者はなんといっても
森本慎太郎
ドラマ『だが、情熱はある』の演技、最高でした。
また演技が見たいと思っていたら…やっぱいい男
話の内容としては、映画の2時間でまとめるにはいい感じに落ち着いたハッピーエンド。
しっかり泣きました。
微妙なツッコミとしては
『なぜ逃げたのか?』という問いに対して
『人の優しさに触れたかった。信じたかった』
みたいなこと言ったけど…
いやいや違うじゃんw
『死刑になってたまるかーーー!!
記憶喪失のおばちゃんに真実を話してもらうんだ!!」
って思ったから、どうにでもなれ!
ってあんな警察をボッコボッコにして逃げたんでしょ?
最初はこう思ってたけど、人の優しさに触れられてよかった
とか、なんとか言って語ってほしかった。
うすーーーい言葉になんじゃそりゃ!ってなったかなw
でもそれ抜きにしても評価の良き映画!
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