正体のレビュー・感想・評価
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脚本、キャスト全てドラマの上をいく
横浜流星さん、ただのイケメンかと思ったら
迫真の演技で素の純朴な雰囲気も
刑事から逃げる体当たりな演技も
素晴らしかったし、友達になれたかと思った相手が通報している所に居合わせたシーンでは得体の知れない鳥肌ものの恐怖でした。
ドラマバージョンと比べて脚本もうまく短くしながらも
刑事との対立や、苦悩もきちんと盛り込んで
ラストの判決への説得力が増しました。
吉岡里帆との関係も変に恋愛感情より
人としての信頼が強く感じられて話に重みが加わったように思う
役者の演技は5星ですが。作品の出たタイミングが…
今年は特に、冤罪や逆転無罪のリアルな事件が多く報道された印象が
あり、よく言う「事実は小説より奇なり」…フィクションが事実に勝てない
タイミングだったかもしれません。原作もこの作品も。
TV番組でも月に1、2は実際の冤罪事件の経緯、人物像、なぜくつがえり
過ちが正されたのか(どんでん返しの山場)の
「クオリティの高い再現ドラマ」を多く目にした中、
今回の映画は、犯人扱いされた人物と逃亡中に接した人々の「彼」への印象
でほぼ8割で組まれた事で「2時間完結エンタメとしての物足りなさ」を
感じた私がいました。私はいつの間にか現代の「わかりやすい派手な起承転結
を求める毒」に侵されているのかもしれません。
演者さんは素晴らしかったと思います。このフラット気味な本で2時間
「もたせる」のには有名なキャストしか難しかったのかもしれません
(住之江の現場の社長?だけ少し誇張しすぎな台本、演出、表現に感
じました。私は関西人ですがあそこまで「訳あり人」を煽る社長は、
あの現場なら⚪︎されるだろうと思います。大阪人をステロタイプの悪人
に色付けしたのは安直かと。冷めました)
動員が見込めるキャストで製作しなければならないのは理解できますし、
横浜流星さんの芝居は他の作品でも好きなのですが、
顔が綺麗すぎて、劇中人物の鏑木ではなく、時折横浜流星さんとして
変装がコスプレに見える時も。商業邦画の特徴で仕方ないですが。
全体的にTV鑑賞用なのか、絵(画)にあまり変化がないのは残念に感じました。
演者は5です。総合的にはすみませんが私には…
正体過去1でした(^^)!
横浜流星くんデビュー当時から大好きで、正体の公開が発表されてから凄く気になっていて1人で観に行きました。始まってすぐに映画館に来るべき映画だと直感で感じました。流星くんの演技がリアルで迫力全開で振り切って演じてると感じました。初めから終わりまで釘付けでスリルがあって感情を揺さぶられて、感動して自然と涙がこぼれました。流星くんと山田孝之くんとの掛け合いも凄い迫力満開です。吉岡里帆さんもいい仕事してますよ。会う人みんなにおすすめしてます。2回1人で観に行きましたが、2回共最後まで釘付けの映画でした。流星くんこれからも益々の成長を楽しみにしてます。ありがとうございました。
客観的な正しさと主観的な正しさ
横浜流星の演技が素晴らしいのはもちろん、彼と関わる人たちの行動も、それぞれの立場がうまく反映されていた。また、関わった人たちは、最初は客観的な正しさで鏑木を見ていたけど、彼と関わることで彼の主観的な正しさを信じた。展開は彼の思っていた通りではなかったけど、彼を信じる人の存在は、まさに彼が信じたかった世界の形なんだろう。
ただ、酒井さんは恋していたとはいえ、安藤さんたちと活動する動機まであったのは少し不思議。他の2人と違って普通の境遇だけど、それだけ当事者になるということの影響は強いんだろうな。
あと鏑木にフォーカスするのはわかるけど、ストーリーが進むにつれて、亡くなった家族が忘れられている感覚になった。鏑木は亡くなった人のことはどう思ってたんだろう。考える余裕はなかったのかもしれないけど。遺族の記憶が戻った後の第一声が謝罪なのも都合よすぎる感じが。
でも面白い作品だったし、映画館で1人で泣いてました。横浜流星はかっこよすぎ。逃げるたびにかっこよくなる能力でもあるの?
警察の捜査がポンコツすぎる
亀梨くんのドラマと同じやつか!
いやごめんなさい
気付かない私が悪いんですけど
予告編見て
観てみたいなと思ってこちらの映画を観たのですが
亀梨くんのドラマと同じ話だとは全く思っていなくて
笑
ドラマも映画もいっぱい見過ぎて
タイトル覚えてないんですよねいちいち
言われてみればタイトル同じやん、と
笑
と、いうわけで
観たことないストーリーの映画だとばっかり思いながら見始めた私は
知ってる話が展開されていって1人で勝手にびっくり
笑
ちょっともうその驚きが強すぎて
純粋に映画の評価ができません
申し訳ない
まぁまぁかな
原作に触れています!
原作を読んでから観ました。
ラストの改変⁈にはビックリしました。原作と映画では印象が大分違ってくると思います。
個人的には映画の方が良かった。登場人物の役割を上手く変更して、良くまとまっていたし、ラストすごい感動だった😭
終盤の又貫刑事の男気もすごく良かった!山田孝之さんがハマり役でした。
横浜流星さんも素晴らしかった。日本アカデミー賞主演男優賞は彼で決まりでは。と思えるほど良かったです。
悲哀感 最高に似合う横浜流星…
良い映画だと思います
クリスマスイブイブの今日。
映画を観よう!っと思い立ち、高評価に惹かれて今更ながらの鑑賞。もちろん原作未読。
横浜流星さんはかろうじて顔と名前が一致する程度の認識で、きれいな顔立ちのタレントさん、くらいの知識だったのだけど、いやどうしてどうして。演技派俳優さんなんですね。おみそれしました。
いい映画でした。
冤罪をかけられた青年が、警察で何を言っても信じてもらえないと悟り、一縷の望みを託して脱走する。
大阪・東京・長野と変装しつつ潜伏先で携わる人たちは、彼が指名手配中の殺人犯と分かってからも彼を「信じて」、自分の力で冤罪を晴らしたい彼の目的に手を貸す・・・
令和の現在、まさかあんな杜撰な捜査はなされていないでしょうが、長年の冤罪は今年に入ってからもニュースで騒がれていたし、本当に重いテーマです。
そして、いいストーリーでした。
それまでの人生ほぼ養護施設と刑務所の中で終始した主人公が、様々な人と関わって“生まれて初めて”を積み重ねる中で顔つきや佇まいも成長していくこと。
関わった人たちも、法の裁きよりも彼を、というより自分の目を信じるようになること。
山田孝之の葛藤を抱えた板挟み刑事もぐっときました。(正しいことをしたかったら偉くなれ~と、以前どこかの刑事が言っていたような)
途中、一家惨殺やら血まみれの斧やら、クリスマスイブイブに一人で見る映画じゃなかったかと後悔もしましたが、ラスト10分で回収。満ち足りた気持ちで終えられました。
レビューを読むと、原作のラストは違うようですね。
でも、私はこの映画版で良かったと思う。
やっぱりハッピーエンドが一番なのだよ。いや、コテコテのハッピーエンゃなくても観終わった後の余韻が良いものであればそれが何よりだと思うようになりました。
以下、ひねくれ雑感。
〇現実的にみると捜査も逃走劇も突っ込みどころ満載で、今作のメインテーマはそこじゃないから全部すっぱり捨てて観てましたが、リアリティーを追求すると気になります。
〇最近こういう業界モノで思うのですが、例えば警察の監修なんかはどの程度入るのでしょうか。フィクションだから全面的に目をつぶるのか、松重豊のキャラに文句は来ないのか。
〇鏑木のキャラは横浜流星的な人でなくても成り立つのだろうか。すなわちずんぐりむっくりモテナイキャラでもこのストーリー展開は成立するのか?でなければ、このラストはイケメンだけが実現可能というミもフタもない話になってしまうのだけど、いやそんなことない真実の前に人は平等だと思おう。今日はクリスマスイブイブだもの。
引き込まれた作品!
A275 人の家に入るのは違和感があってもやっぱりやめましょう
2024年公開
結構リスクを承知で潜入する横浜流星。
おっとこ前と背の高さは隠しきれない。
山田杏奈みたいに「どう?ワタシの彼氏」と
ご丁寧に拡散する勘違いもいるでしょうし。
しかしライターならこの事件を匿名で拡げることも
可能だったのでは?それと専属は足取りつくんでね?
吉岡里帆ちゃん、男前なら家に住ませるのか?
と里帆ちゃんの部屋をあんだけあからさまに
ぐちゃぐちゃにして警察ええのか?
逃げおおせるところも現実だったら警察間抜けでしょう。
立てこもりはあんなに広い場所でいいのだろうか?
部下はショットミス?わざと?
こいつの心のうちが山田孝之ほど見えなかったのは
モヤモヤする。
松重豊、官僚本部長を見事に演じる。
西田尚美サマこんなに老けてたっけ?
最後「被告人は・・・」
えー音に出すの?聞いてる方が恥ずかしいやん
と思ったが、そうするとクサイというのは監督も
感じたんですかね。
60点
鑑賞日 2024年12月20日 イオンシネマ草津
配給 松竹/TBS
初の横浜流星さん作品
原作未読、WOWOWドラマは見ていました。
横浜流星さんはテレビドラマでは見たけど映画は初めて。
正直見た目はカッコいいよね、くらいの印象しかありませんでしたが…
高校生、埃まみれの労働者、物書き、介護職員。背中を丸めた陰気な感じから清々しい感じまで見事に演じ分けておられました。素晴らしかったです。
吉岡里帆さん、山田孝之さん、脇を固める役者さんも皆さん素晴らしい。
テーマは重いですね。現実に起こっている冤罪。警察組織がこうでないことを真に願います。
役者陣の熱演が素晴らしい
観よう観ようと思いながらも出遅れ、評価が高いので是非劇場でと観賞。結果…
もっと早く観ればよかった(泣)
主演の横浜流星さんは勿論、山田杏奈さんや宇野祥平さん、西田尚美さんのバイプレーヤーが良かった。その中でも吉岡里帆さんのさりげない演技は特に素晴らしかった。良い俳優になりましたね。助演女優賞も納得です。
横浜流星×藤井道人監督と言えば「ヴィレッジ」を思い浮かべるのですが今作はそれを超えています。もっともっと二人の作品を観たいですね。そして「正体」という作品も突き詰めたいのでWOWOW版ドラマもチェックしたいと思います。
1/4(土)WOWOW版ドラマ観ました。こちらは60分×4話なのでより細かなストーリーが楽しめます。亀梨和也くんバージョンも良かった。
法というしがらみ
こ、これはすごい...。
藤井道人監督、今年凄いです。「青春18×2」に引き続き、超高品質なヒューマンドラマを日本中に届けてくれた。映画ファンもうなる大傑作。サスペンスの皮を被ったこの作りに、不覚にも圧倒されてしまう。
面白い!最高だ!と周りから激推しされながらの鑑賞だったのにも関わらず、想像を遥かに上回る大感動。口では多くを語らず、息を飲む映像美で観客に伝える藤井監督特有のスタイルに、いつだって魅了されてしまう。あぁ、最高だ。大好きだ。間違いなく日本でいちばん好きな映画監督。なんでこんなにバンバン傑作を生み出せるんだよ。。。
役者の気迫にノックアウト。
みんな言葉にならないほど素晴らしくて、シンプルに監督の人物描写がうますぎるというのもあるんだろうけど、登場してから一瞬でその人物に引き込まれてしまうし、キャラクターの境遇がこの映画のメッセージとブレることなく合致していて、定期的に心がぐちゃぐちゃになってしまう。
みんなすごく人間的で劇映画にありがちな偽善者ぽさが全くないから、自分が同じ状況に立ったらどうするだろうと、見ている側は想像力を働かせてしまう。とてもスクリーンの向こう側の話とは思えない。他人事に感じられない、というのがこの映画のすごいところ。
思い返してよーく考えてみればツッコミどころもあるんだけど、それを考えさせる隙を与えないというのが本当によくできてる。他の映画では味わえない、ただならぬ説得力がこの映画にはあるもんだから、メッセージの重みが段違い。セリフの言い回しも秀逸だし、いい意味で映画を見ているように感じない。言葉に魂が宿っている。
それも、横浜流星、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈と今をときめく日本映画を牽引する若手俳優が演じているもんだから、胸に刺さる刺さる。影で支える山田孝之を加えた5人に感嘆するばかり。なかでも主演の横浜流星。もう、とんでもないところまで来たな。演技という域を超えた表現技法。えぐい。
ストーリー展開も次から次へと軽やかに進んでいくのではなく、しっかりひとつひとつ丁寧に、余すことなく描ききっているのがものすごく好感をもてる。映画というエンターテインメントではあるんだけど、面白いだけで終わらせない、最後までやり遂げるという作り手の意地みたいなものを強く感じる。
死刑判決を受けた1人の男の逃亡劇を描いた作品ではあるんだけど、それを通して様々な社会問題に切り込みを入れており、とても身近な話ばかりであるため、本筋とは別に色々と考えさせられる。一筋縄ではいかないこの構成が、作品にグッと深みをもたらしている。名誉が一瞬にして消え去る。SNSがある現代最大の恐怖。言葉は武器になる。。。
出来るだけなんの情報もなしに鑑賞して欲しい。いまを生きる人々に送る映画だと思うし、今後とも語り継がれる傑作だとも思う。「青春18×2」がスゴすぎたばっかりに、この程度の点数にならざるを得なかったけど、今年を代表するといっても過言では無い作品だった。
横浜流星×藤井道人。何度もタッグを組んできたけど、間違いなく本作がベスト。ぜひともまた一緒に映画を作ってください。さて、未発表の監督次回作はどんなものになるのかな...?
女子なら安堵するエンディング ちょっとまとまり過ぎたかなぁ〜
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