あのコはだぁれ? : 特集
【この夏“映画.com激推しホラー邦画”みいつけた】
“あのコ”に見つかったら殺される…あなたは、生き残れ
るか!?「ミンナのウタ」のDNAを継承した清水崇の新作
7月下旬のホラー邦画はコレだけ…劇場で極上絶叫体験
うだるような暑さが続く今日この頃――そんな
「NMB48」の元メンバー・渋谷凪咲が初主演を務めた本作は、映画ファンを唸らせた良質ホラー
舞台となるのは、夏休みの学校。そこにいるんです……危険すぎる
本記事では、映画.comが映画ファンのために
【夏といえばホラー】“あのコ”に見つかったら死ぬ…
映画館が絶叫空間になる秀逸作、“激推し”5つの理由
実は本作、
[激推しの理由①:震え上がる設定]
夏休みの学校、いないはずの生徒がいる……え、一体、誰? “あのコ”に見つかった者から悲鳴とともに“消えていく”
激推したい理由として、まずは
物語の発端は、夏休み中の補習授業。臨時教師・君島ほのか(渋谷)が受け持ったクラスには、不穏な空気が漂っていて……。確かに
しかもですよ、ここから恐怖の度合いがアップ! “あのコ”は理解を超えた思想の持主で、ターゲットにされてしまうと逃げることは絶対不可能。
[“激推しの理由②:SNSで大注目]
まさかのTikTokで映像が“連続掲載停止”→特報は10日間で200万再生!! 本予告は5日間で340万再生!! 「ミンナのウタ」を超える注目度
公開前に起こっていた
“あのコ”が放出する恐怖のパワーが度を超えていたのか、
そもそも映像の初出しとなる特報が“掲載停止”ってヤバいですよね……。
で、ですね、驚愕の事実が判明しました。最初に聞いた時は、耳を疑ったんですが……本予告のTikTok掲載も
これらの映像が一体どんな内容だったのかと言うと……
ちなみに、特報&本予告で描かれている内容はまだまだ序の口。本編では、それとは比べ物にならないほどの“衝撃”がたっぷりと待ち受けているので、
[“激推しの理由③:予告映像が上映中止に]
「観客に強い恐怖感を与える?」と一部で話題に…WEBで限定公開中、閲覧は自己責任で
そうそう、まだありました、公開前の“異常事態”が……。実は、本作のプロモーション映像には
その映像は、学生たちの間で囁かれる“あのコ”の噂からスタート。
[激推しの理由④:話題作チームが製作]
映画ファンにぶっ刺さった「ミンナのウタ」チームが再結集! “恐怖の遺伝子”が組み込まれ、納得のクオリティに
そんな映画ファンからの支持も熱かった「ミンナのウタ」チームが「あのコはだぁれ?」で再集結。
[激推しの理由⑤:“体感型”映画]
映画館が大絶叫空間に! 斬新な展開が連続、驚愕のラスト→終了後は声が枯れてるかも…?
“日常に潜む違和感”が重視されている本作では、
しかも“現在”だけでなく、“過去”からも恐怖はひたひたと忍び寄ってきて……上も下もわからなくなるほどの“ゾク怖”シーンがこれでもかと突きつけられるので、
【本当に優れた映画なのか検証①】ガチ映画ファンが
観たら「想像以上の傑作。“一つの正解”の誕生だ」
ここからは本作の“真価”をお伝えするために、趣向の異なるレビューをお届け! まず登場してもらうのは、X(旧Twitter)の映画界隈で知らぬ者はいない
●筆者
●この映画、想像以上に恐ろしい傑作 後引く怖さを嫌というほど堪能できた
清水崇監督は昨年の「ミンナのウタ」が素晴らしかったので本作も期待していたが、
この映画、なんといっても
その代わりに、背景にふと映り込む影やシチュエーションなどで観る者の背筋を凍らせる。絶叫タイプではなく、ひたすらゾッとさせられる。
“あのコ”にまつわる惨劇のドラマもかなり禍々しかった。心霊描写の物量も多く、
●目が離せなくなるミステリー展開 “ビビらせるだけではない”物語の完成度が高い
冒頭から不安と死と謎を散りばめて、その因果に絡めとられた登場人物たちが答え合わせをしていく
学校に現れる“あのコ”とは何なのか。過去に起きた事件は。親たちはそれを知っている? 思わず目をそむけたくなるほど陰惨な状況なのに、目が離せなくなるストーリー。
●緩和を挟むバランス感覚が巧い! “多くの人”が楽しめる&満足できる「一つの正解」が誕生
また、教師を演じる
後半にかけては、ほんの少しコメディリリーフ的役割を果たすとあるキャラも登場。
Vシネ版「呪怨」を彷彿とさせる恐怖・理不尽を繰り出しつつ、そこにほんの少しとっつきやすくなるフレーバーを盛り込んだ本作は、
【本当に優れた映画なのか検証②】ホラー絶対にムリと
いう人が観たら?「やっぱ怖い…でも観て良かった!」
続いてレビューしてもらうのは、映画.com編集部のメンバー。実は彼女
前述の人間食べ食べカエルさんは「ホラーのハードルが高い人でもきっと満足できる」と語っていますが、果たして彼女は……やがて
●筆者
●ホラーNGでも観てよかった①:一緒に叫びまくってくれるキャストがめちゃくちゃ心強かった
今回“ホラー絶対NG”という点を逆に狙いうちされ、本作を鑑賞することに(涙)。レビューを依頼してきた編集部のあいつは、
結論としては、めちゃくちゃ怖かった(ホラー映画苦手なので、たぶん普通の人の5割増しくらい)。でも、
まず
その恐怖のリアクションで余計に怖くなる人もいるかもしれませんが、
●ホラーNGでも観てよかった②:怖いものは怖い……でも、面白さや展開への好奇心が恐怖をギリギリ上回る
舞台は、夏休み中の学校。怖がりゆえに想像力がたくまし過ぎるので、頭の中では
そんな人気のない学校では、瞬発的な恐怖というよりも、
そんな“静かな”恐怖が、徐々に増幅。
そして待ち受ける戦慄のラスト! 普段ならギブアップですが、
●ホラーNGでも観てよかった③:「ホラー絶対NG」という“意識”に変化!→結論:誰でも前のめりに楽しめる「本当に優れた映画」だった
しかも、この映画、
劇中で何度も流れる、
これまで“絶対NG”を掲げていたホラー映画。今後は面白そうだったら、ちょっとは見てみようかな……まずは予告編だけでも……と思わせてくれた、