あのコはだぁれ?のレビュー・感想・評価
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素晴らしい
普段あまり映画を見ないのですが、友人に誘われて見に行きました。
ホラー映画というのはこの映画のような作品が多いジャンルなのでしょうか?
腹筋が壊れるかと思いました。
全編にわたってツッコミ待ちのシュールなコントテイストで話が進み、声を出して笑いそうになるけど映画館だからそれもできず我慢しすぎて涙を流しながら見ていました。
オチも完璧です。
まだ未視聴の方は是非見てください。
私は今回の体験が衝撃的で1日経っても忘れられないので、思わず映画.comに会員登録してSMS認証までして今レビューを書いています。
できれば公開中に映画館に観に行くことを強くおすすめします。
この映画を家で見るのはもったいないです。
前作が良かったので期待していたのですが、
前作がエグザイルジェネレーションズ主演のアイドルホラーだと思ってなめて観たら
予想外のジェネレーションズの好演、テンポの良さで思わぬ見つけ物となったのですが、
今回はジェネレーションズ抜きで前作の謎を掘り下げた内容になっていました。
主演の渋谷凪咲さんはなんかテンポがのんびりとした芝居をしていて
性格が優しいのか?ふんわりのんびりした謎の間が発生しているように感じました。
前回よりも普通のホラーに寄った感じがします。
前回一人大げさ過ぎてギャグになりかけていた校長先生の演技が今回は馴染んでいます。
校長先生の演技が変わったのではなく、
作品そのものが大げさな演技が馴染むものに変わっていました。
伊藤潤二先生の漫画ほど突き抜けた感じでは無いですが。
今回も脇を固める役者さんの力が強いです。
ジェネレーションズの個人差はあれど予想外に自然体な好演は作品をポップにしていたんだなと気付かされました。
高谷サナ役の穂紫朋子さんの演技は前作に引き続き素晴らしく、
これから色んな作品で観たいなと思いました。
大人が観たい上質ホラー
「あのコはだぁれ?」夏休み中の小中生グループがこぞって来場していて公開13日間で興行収入5億2千万、観客動員数44万人超えを達成しているそうです。本作、確かにグロい場面もなく子供たちに観てほしい映画なのですが、例えば臨時教師君島ほのかが1992年の高谷家に引き込まれて起こる恐怖の連続は、地価高騰を抑えるための不動産融資総量規制により1990年頃から始まったバブルの崩壊、倒産企業の増加、土地神話の崩壊により劇的に下がってしまったマイホームの資産価値等々恐らく日本中が襲われていた不景気の波に高谷家も飲み込まれている中、仕事にかまけ家庭に無関心な夫と疲弊し壊れていく妻。そんな時代だったなと頷く人なら一層の恐怖を味わうことになると思います。また物語序盤、ほのかの恋人七尾悠馬の部屋にあった「胡蝶の夢」という文庫本。荘子の夢の中で蝶になって飛んでいた自分が現実で、現実が実は夢ではないかという説話を示唆するものなのか想像の範疇でしかありませんが「蝶」はこの映画のキーワードになっています。。。と、長々偉そうに書いてきましたが疲弊し壊れていく妻=高谷さなの母、高谷詩織を演じる山川真里果さんがジャガモンド斉藤さんのYouTubeチャンネルに2回に渡り出演し演技の表情や仕草の背景を詳細に語っておられてそれが元ネタになっていますので是非ご覧になることをお勧めします。また有村崑さんのYouTubeチャンネルで清水崇監督自身がこの映画の意図を語られていますのでこちらもお勧めします。またまた渋谷凪咲さんや生徒役の早瀬憩さんのインタビュー記事にもその演技の意味が分かるものがあるのでそれも必見です。予断なく観ても面白い映画ですが予習すると尚更面白い映画なのでぜひ。
ホラー初心者向け作品
夏の伝統芸的快楽
やはり清水崇はパワフルだなぁ、の一作
前知識まったくなく見たのだけど、これは『ミンナのウタ』の続編? ネタは完全に「その後のミンナのウタ」。でもまったく知らなくても楽しめる。
ホラーは描写であるところのキワキワの見せ方を本当に心得ているんだろう、一歩間違えば爆笑ラインの恐怖をガンガン攻めてくる。前作でもヤバかった“あのそそり立つ家”でのやりとりはぶっ壊れ具合がパワーアップした感がある。あとゲーセンのところ。アナログな不気味さの混ぜ具合がうまい。
と、描写は圧倒的職人技なのだけど、やっぱり世界観というかストーリーというか、理屈づけのパートになるとテンションが下がる。もちろんミステリーリードがあるのだからそれは必要なのだけど、「ということはつまり」とか「まさかあれは」みたいなセリフのやりとり。最後の屋上やエピローグ的なものもの前に興味が薄れていく。それと、劇中でも言ってるのだけど、恐怖の中心の女の子が特に恨みや何かがあるわけでもないので逆にそんなストーリーはどっちみち効かないのだから放り投げてくれていいのだけど。
でもこれぞ職人芸、を堪能できるのでよし
そしてほぼ主役みたいな活躍の『違国日記』の早瀬憩があの家の前に立っているのがちょっとした感動(笑)
2024年ベスト・ホラー・ムービー!⭐️⭐️⭐️✨✨
清水崇監督のここ近年の、と言うか、正直かつての『呪怨』シリーズ以外のホラー作品は大して怖くもないし、あまり面白くもない作品ばかりだなぁと思っていた。
この作品の前作『ミンナのウタ』もどこか『呪怨』の焼き直しみたいな設定の作品で、もうこの監督には怖い映画は撮れないんだろうと思っていた。これまでの作品は興行成績もそれなりに良かったらしいので、金の取れる作品しか撮らない…もう“魂”を売ってしまった…は、言い過ぎかも知れないが、もう“昔の名前で出ています”という地位に安泰してしまったのかと思っていた。“村”シリーズの頃は、正直もうこの監督のことなんてどうでもよくなった笑
日本にはまだ白石晃士がいてるから大丈夫だとね…。
で、この作品…。
正直、物語にも設定にも特に目新しいものなどはない。
しかし、演出や脚本、撮り方、編集でいくらでも新鮮味のある面白いホラー作品は作れるんだと知らされました。清水崇監督すごいね!笑
この作品が面白いのは、意外と人物像が描けていて各登場人物に感情移入しやすかったこともある…だから、あのラストの“オチ”は、恐ろしさが増し増しだった…どこかで見たことのある演出であっても、説得力があったし良かった。
清水崇監督の怖いホラー作品をもっと観たいと思わされた、なかなかサプライズな作品との出会いでした。
*エンドロールの後にオマケではなく、この作品の“大団円”が待っていますので、帰らないように!!
*前作『ミンナのウタ』は出来れば観ておきましょう…ストーリーの繋がりがありますし、怖さがもっと増すかと思います。
丁寧でこだわりのある創作
そこまで・・・
清水監督と家
納得いかない気持ちが結構‥
夏ということで、初めてホラー映画を観てみました。
前半は怖くてドキドキしていましたが、慣れたのと、全体像が見えてきたのとで、後半は怖いというよりも「そこまでするか」という感じの方が大きかったかな。
それと、ネタバレになるのであまり書けませんが、殺す理由が納得できず、そんなことでやめてくれよ という気持ちになっていました。
それから最後が、メインの結末は理解できるのですが、「?」と思うところが結構あって、???で、よくわからない感じになりました。
よくわからない話にして、気持ちを安定化させないことで不安を煽る意図なのかわかりませんが。私は、よくも悪くも結末がはっきりする方が好きなので、★の数は、個人的な主観が結構入った評価です。
作品としてはよく出来てる とも思っています。
ミンナのウタの続編
この音なぁに?
ホラー映画の巨匠・清水崇監督による最新作は、昨年公開された「ミンナのウタ」の続編的立ち位置であり、Jホラー界のニューアイコン・高谷さな主軸の新たな物語。
この監督の映画は基本全く肌に合わないんだけど、「ミンナのウタ」はなかなか面白く好きな作品。最近不調なJホラー。ここで一発かましてほしい!とそこそこ期待していたんだけど、期待以上のものを見せてくれました。いやぁ、面白い。何よりジャンプスケアじゃないのが非常に好感が持てる。じめっとしたストーリーながらに、暑い夏にピッタリな背筋の凍る良質なホラー映画。村シリーズは監督の本領が全く発揮されていなかったのか。これが、本当の清水崇。いいじゃん、いいじゃん!
1本でこんなにネタ消化して大丈夫?って不安になるほど、これまで見た事のない恐怖がいっぱい。なんだか贅沢な気持ちになれる。ゲームセンターを最大限活かしたり、影を使ったトリックがあったりと、飽きることなく常に楽しい。テンポもいいからずっと見れられる。個人的にはやっぱり、メインであるカセットテープネタが超好き。いやぁ、それは怖い💦 うわ!ビックリした!じゃなくて、身が震えるような怖さ。これだよこれ。こういうのが見たかった。
ただ、怖いを優先したがばっかりにストーリーの終着点を見失っていて、結局何も解決してないし、どうしてそうなったの?で終わっちゃうのは残念。ツッコミどころもある程度あるし、やけに気味の悪いところに目を向けようとする主人公にはちょっと違和感を感じちゃったし、どうしても色々気になるところはあるけれど、演出の秀逸さやホラーという観点から考えれば、相当な力作だと思う。
高谷さな、まだまだ不思議がいっぱいで面白いな。本作のベストキャラはまたしてもお母さん。過去に囚われている姿があまりに怖い...。早瀬憩、やっぱめちゃいい味出すじゃん☺️
本作鑑賞の最大の注意点は、客層が過去最大レベルで劣悪だと言うこと。自分が観た映画館だけじゃないはず。夏休みになったばかりの小中高生たちが大暴れ。劇場内が暗くなっても喋り続け、発狂し、騒ぎまくっては、訳の分からないシーンで大爆笑し出す。楽しいのはわかるけど、ここは映画館だからね。しゃべってること以上に、声量がデカすぎ。とは言っても、このレビューをそんな子たちが見ているわけないので、真面目に鑑賞したい私たちが考慮する必要がある。
見る時間帯は朝っぱらか、最終上映のどちらか。できるだけ、子供たちの入らないタイミングを狙って鑑賞しましょう。それか、公開終了ギリギリがいいかもね。はーー、、疲れた。
日本的怪奇映画の現在の到達点
ジャパニーズホラーの新たなシンボルになりえるのか?
最初に言っておくと、前作であるミンナノウタの続編ですので、事前にミンナノウタを視聴した上で見ないとたぶんよくわからない映画になります。
自分的には想像以上に楽しめました。
呪怨で惚れ込んだ清水監督ですが、村シリーズ3部作で絶望を味わい、ミンナノウタではGENERATIONSの広告的な映画で色々アレだったんですが、今作はそこまで悪くはなかったです。
村シリーズのある意味惨劇に比べれば、どういうことはないのだよ。
内容については割愛しますが、清水監督も登場人物に対して随分とお優しくなったものです。
呪怨の時のような問答無用、阿鼻叫喚、理不尽極まるような被害は影を潜めているのは、たぶん時代なのかなぁって。
かつての監督なら、あの人もこの人も、ついでにコイツもアイツもっていうくらい亡き者にしてたでしょうし。
今回でハッキリとしたことは、ジャパニーズホラーの新たなシンボルを作ろうとしているってことかなって。
それでもやはり、伽椰子や貞子に比べると圧倒的にインパクトは弱いです。
徹底的に凶悪にして最悪な悪霊にはなりきれていないように見えるので。
しかし、これからだと思います。
もしも彼女をシンボルに据えて次回作を作るのなら、もっともっとかつての清水監督のブラックさを出す必要がありますし、そうなったら、たぶん彼女は新たなシンボルになりえると思います。
色々書きましたが、冒頭のとおり悪くはなかったです。
色々惜しいところは多いですが、ヒンヤリとしたホラー映画として楽しんでみてください。
まあ、それなりに!
最後はよし!
前作?ミンナのウタはなかなか良かった
しかし…今作はありきたりなJホラーになった
前作は新しい流れを感じたんだけどなぁ
イマイチ評価の原因は主人公役の人かも
演技がアレすぎて感情が伝わってこない
全然怖がってるように見えなかった
第一声『UMAぁ❤️』もなんだか不快だったなぁ
でも慣れたのか後半は少しマシに感じた
演技頑張ってね
お話の筋としては
前作の迷惑系悪霊SANAが今回も暴走
現役高校生を巻き込みまくる
悪霊が理不尽だとちょっと楽しい
この調子でメチャクチャを続けて欲しい
メンディのジェネレーションズ離脱も呪いの影響?とか考えてる時が1番楽しかったかな
お話のつくりはもっと頑張って欲しかったけど
最後はちょっとよかった
次回もやるなら懲りずに観に行きます
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