とりつくしま

劇場公開日:2024年9月6日

とりつくしま

解説・あらすじ

長編デビュー作「ほとぼりメルトサウンズ」で注目を集めた東かほりが監督・脚本を手がけ、自身の母でもある作家・東直子の小説「とりつくしま」を映画化。

人生を終えた者の前に現れて「この世に未練があるなら、なにかモノになって戻ることができる」と告げる“とりつくしま係”。夫のお気に入りのマグカップになることを決めた妻、大好きな青いジャングルジムになった男の子、孫にあげたカメラになった祖母、野球の投手である息子を見守るため試合で使うロージンになった母など、人生の最後にモノとなって大切な人の近くで過ごす人々の姿を描き出す。

物語で重要な役割を果たす“とりつくしま係”を小泉今日子が演じるほか、「めためた」の橋本紡、「よこがお」の小川未祐、「ドーナツもり」の中澤梓佐、「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」の新谷ゆづみが共演。ロックバンド「インナージャーニー」が主題歌としてオリジナル楽曲を提供。

2024年製作/90分/G/日本
配給:ENBUゼミナール
劇場公開日:2024年9月6日

その他の公開日:2024年3月30日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

未評価 そして、やはり想像してしまう

2025年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

しんゆり映画祭にて鑑賞

 思いを残して亡くなった人はモノになって現世に戻れる4編のお話。マグカップ・ジャングルジム・カメラ・(ピッチャーの)ロージンに成った人々が観た自分が居なくなった世界は? 愛する人の傍で日常を静かに見つめる哀しさと優しさがジワジワ広がります。

 「僕だったら何に成りたいと思うかな」

と帰り道に考えてしまったのは本作が優れた作品であった証拠でしょう。おそらく、一緒に観た我が家の妻も同じことを考えていたと思うのですが、それがお互いにすれ違っていなかった事を祈るのみです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
La Strada

3.0 とりつくなら消耗品がいいかな

2025年10月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

単純

自分がもし死んだらどんなモノにとりつくか?を考えたくなる作品。好きな人が使ってるモノとか、たしかに良いなあって思ったけど、好きな人が幸せでいてくれたら良いって思うけど、やっぱりああいう場面に立ち会うのはつらいよね…逃げたくても逃げられないし。粉々にしてくれって気持ちになっちゃうよね。野球部の少年を子に持つお母さんのように消耗品が良いなと思った。ちゃんと成仏したいのかも。この世とお別れするシーンは泣いてしまうね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
羊

4.0 優しさがあふれる

2025年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

こんな世界なら安らかに生きて、逝ける。

優しい、とてもとてもやさいい映画です。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
バリカタ

2.5 原作を読みたくなりました

2025年3月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

中々良い映画でした。
原作があるのだけれど、原作を読みたくなりました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ねこたま