とりつくしま

劇場公開日:

とりつくしま

解説

長編デビュー作「ほとぼりメルトサウンズ」で注目を集めた東かほりが監督・脚本を手がけ、自身の母でもある作家・東直子の小説「とりつくしま」を映画化。

人生を終えた者の前に現れて「この世に未練があるなら、なにかモノになって戻ることができる」と告げる“とりつくしま係”。夫のお気に入りのマグカップになることを決めた妻、大好きな青いジャングルジムになった男の子、孫にあげたカメラになった祖母、野球の投手である息子を見守るため試合で使うロージンになった母など、人生の最後にモノとなって大切な人の近くで過ごす人々の姿を描き出す。

物語で重要な役割を果たす“とりつくしま係”を小泉今日子が演じるほか、「めためた」の橋本紡、「よこがお」の小川未祐、「ドーナツもり」の中澤梓佐、「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」の新谷ゆづみが共演。ロックバンド「インナージャーニー」が主題歌としてオリジナル楽曲を提供。

2024年製作/90分/G/日本
配給:ENBUゼミナール
劇場公開日:2024年9月6日

その他の公開日:2024年3月30日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.5ほっこり

2024年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

なんとも優しい映画
「取り付く島もない」とは、航海に出た船が立ち寄り先の島を見つけられず、
途方にくれる様子をたとえた言葉 だそうです
未練があって取り付く…ので、ちょっとホラーなのかと思ってましたが
最初から最後まで温かいストーリー
個人的には1話目が良かったですね
とりつくしま“係”って役所なの?って感じですが、kyon2にピッタリ
観た人は自分だったら何に取りつこうかって絶対考えるはず
最後の曲も、映画にピッタリでしたね
いまどき珍しい後味の良いとても心地よい映画でした
ぜひ観てください

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かちかち

3.0自分なら何を選ぶ?と考えずにはいられない

2024年9月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

亡くなった人が、とりつくことのできる物を選べるという設定。これはもう、自分だったら何を選ぶだろうと考えずにはいられない。誰かと一緒に観るならば、観終わったあとにそんな会話で盛り上がるに違いない。
本編では、マグカップ、ジャングルジム、カメラ、ロージンを選んだ人たちが登場する。不思議なのは、ジャングルジムを選んだ男の子の話。他の3つは大事な誰かを思って、そばで見守るための選択。でも、ジャングルジムを選んだ男の子はそのへんの思いが若干弱い気がした。子どもだからなのか。これだけ若干変な雰囲気の話だった。原作があるから、仕方ないところではあるけど。
そばで見守りたいと考えても、1人の人間が同じ物を長い間所有または使用するってかなり難しい。大事な人をどこまで見守るのか、あまり長い間自分のことを引きずらずに前向きな人生を歩んでほしいという気持ちもわかる。やはり最後まで、自分だったら?と意識しながら観ることになってしまった。
一番重要な立ち位置だけど、スクリーンに映る時間は短かった小泉今日子。登場時間は短いが、さすがの存在感だった。

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kenshuchu

3.5ちょっと淋しいかな

2024年9月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

想いを残して亡くなった人がものに取り付き、大事な人を見守るが。手出しも声を伝えられず自分が亡くなった事を受け入れる時間のよう。人の心は移り変わり続けるため、悲しい事実も見てしまう。原作は更に沢山のストーリーがあるとのことで購入してしまいました。

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ショカタロウ

5.0「トークイベント付き満席でした」

2024年9月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

今年211本目。

16日祝日、トークイベント付き満席でした。
新宿武蔵野館で。
監督がここ1館でしか今上映してないと。

チャンピオン毎週買っていて38号が小川未祐さんの2ページのロングインタビュー。トリケラトプスの新しい恋人役ですね。レビュー書いてから読みます。東かほり監督のお母さんの東直子さんが原作。13編から4編を選んで映画に。

死んだら親しかった人のそばの物に移ることができるお話し。死ぬのは怖いけどこの作品見て少しでも死ぬのが怖くなくなったらいいですと監督が、自分もちょっと勇気湧きました。小川未祐さんも死後の世界があると信じた方が人生が豊かになると記事で。

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ヨッシー