「人生の詰まった大きな家」大きな家 tedさんの映画レビュー(感想・評価)
人生の詰まった大きな家
上映終了まであと2日、なんとか滑り込みで観れました。近所の映画館で見逃してしまった結果、夜勤明けに車で見知らぬ道を2時間かけ観に行く事になるとは……。
でも、観て良かった。。
なんとなく知ってるようで知らない事を改めて知る事が出来る映画って大事。
私は 感情移入がぶっ壊れてるので終始うるうるしてしまったのですが、
子供同士、子供と職員さんの会話の掛け合いにクスッとしたり、誕生日のケーキとプレゼントは自分で買いに行くとかも新鮮で良かったし、男の子の誕生日の場面で調子にのってると一瞬で空気悪くなる『チャンスはピンチ』みたいな場面も あるあるで良かったです。
出てくるごはんも美味しそうだなぁ
子供に信頼されている と分かる職員さんたちの愛も素晴らしいし お互い思いやっている子供達の姿にまたうるうる。。
血の繋がりを気にしてる子もいるけど、結局は産みの親より育ての親だと思うから気にしないでほしいな… この大きな家で育ったら安心できるし、ここでの経験があれば自信持って自立できると思う。
山登りの場面とかもスタンドバイミー感あって良かったなぁ… パンフレットに載ってる山小屋前の写真も良い!
この大きな家で過ごした時間は計り知れない程の生きる力になると感じました。今はまだその事に気づけないかもしれませんが、『普通』にとらわれず、不安に思わず成長して欲しいです。そのうちに『普通』ほど『曖昧』で意味のないものと気づくはず、、
児童養護施設にも当たりハズレはあると思いますが、外的要因にとらわれず どんな親だろうと気にせず『産まれちまえばこっちのもん』なので、今 この世に存在する事実に目を向けて 自分の人生を夢中で楽しんで欲しいです。
寧ろ この大きな家で育つ事を羨ましく思います
私もこんな実家欲しいなぁ…。
どんな映画も霞んでしまうドキュメンタリー作品でした。また観たい!!