「リンク上の師弟三人が織りなす透明な世界」ぼくのお日さま シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
リンク上の師弟三人が織りなす透明な世界
全くノーマークだったけど、小品ながらとても心が浮き立つような作品でした。吃音の小6の男の子が、フィギュアのコーチと出会い、中学生の女の子とアイスダンス大会を目指すストーリーです。二人がコーチとじゃれ合うようにしながらスケートの表現がグングン上達していくのが微笑ましく、主役の男の子と女の子への作り手の暖かい視線が感じられるようでした。二人がリンクを滑るのをカメラマンが一緒に滑りながら撮影しているため、見ていて何か保護者みたいに応援したくなってきます。ところが、後半になってコーチの性的指向が3人の関係に影を落とす展開となり、今までのふんわりとした流れから変わってしまうのが痛し痒し、この展開必要だったのかな?役者では、池松壮亮が淡々とした台詞回しが上手くハマって、コーチと言うより子供達のちょっと歳が離れたお兄さん的な感じがよかったです。子役二人もよかったけど、中西希亜良ちゃんが正統派美少女で笑顔が魅力的でした。
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トミーさんのコメント
2024年9月15日
共感ありがとうございます。
目指せアイスダンス大会はあっという間に消えてしまいましたが、冬場は野球出来ないのでホッケー、コーチもグローブをしまってあった、イヌが外飼いと小ネタみたいに刺さる部分も多い作品でした。
トミーさんのコメント
2024年9月15日
何かしら“転”の要素は必要だったんでしょうが、またG・・とちょっと引っかかリました。でも他に考えると怪我か家族の離反位しか無いから・・、脚本って難しいですね。