35年目のラブレターのレビュー・感想・評価
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せめて最後に奥さんを旅行に連れて行って欲しかった
あの歳になるまで勉強するチャンスはあっただろうにずっと奥さんに頼りきりで奥さんが可哀想だと思う。
奥さんが一生懸命頑張ってアルバイトみたいな仕事して小銭稼いで文句も言わず行きたい旅行も行けず脳の病気で旦那より早く亡くなって旦那の方はやっと字が書けるようになりましたとかもっと早く奥さんを楽にさせて欲しかった。
最後奥さんが可哀想で涙が出ました。
この映画の主役は奥さんの方だと思う。
素敵なご夫婦
文字の読み書き出来ない夫を支える、献身的な妻のお話だと、あらすじを見ただけだと思ってしまうのですが、それだけでは無くて、お互いが思い合っているからこそ、歳を重ねても笑顔溢れるご夫婦でおられたんだなって、感じました。
過去パートでは、保さんの辛さや悔しさ、申し訳無さを受け止めて寄り添ってくれる皎子さん。
現代パートでは、それを乗り越え過ごす中、出来ない事に立ち向かう保さんの背中を押し見守る皎子さん。
そうやって、支えてくれる皎子さんの幸せには、保さんは絶対必要だったんだなって、最後まで観て思いました。
過去と現代で、保さんと皎子さんは別の演者さんでしたが、過去のお二人を経て現代のお二人があるんだなと思える程、違和感がなくて、演技と言うよりこのご夫婦の日常を観ているような感覚だったので、微笑ましくなったり、クスッと笑ってしまったりしましたし、悲しさや辛さのあるシーンでは、一緒に泣いてしまいました。
この映画は、特別何かに強く訴えかけるようなお話では無いのですが、共感したり感情移入出来るので、観た後に、私もこうなりたいな、やってみたいなって自然と思えました。
また、観終わった後パンフレットも読んだのですが、シーンの補足的な事も載っていて、本当に実話なんだって更に感じました。
人を思い遣るって、どんな事なのかを自然と感じられましたし、諦めずにやってみる事の大切さも知れる、そんな映画だなって思いました。
優しい、一生懸命、かわいい‼️
不幸な生い立ちのため十分な教育を受けることが出来ず、読み書きができない65歳の主人公。定年を機に夜間中学へ通い、長年支えてくれた妻へ感謝のラブレターを書こうとするが・・・‼️感動的な物語です‼️物語だけは‼️天邪鬼な私の感想としては、表面的な取り繕いが目立つ映画、外ヅラがいい映画ですね‼️まず主人公が読み書きできない恥ずかしさや悲しさがあまり伝わってこない‼️妻からのラブレターを読めず、万年筆のプレゼントも使うことが出来ないみたいなエピソードはあるのですが、なぜ主人公は35年間も読み書きを習得しようとしなかったのか⁉️あまりにも忙しすぎて時間がなかった⁉️妻が一生懸命教えてるのに居眠りする主人公‼️あまり真剣味が感じられないし、仕事が忙しいなら忙しいで、その辺の深掘りな描写が欲しかった‼️そして夜間中学の描写もヒドい‼️担任の教師のキャラも薄っぺらく、教師と主人公の交流描写もホントに浅い‼️その夜間中学の同級生たちの描写も甘っちょろく、注目されるのがストレスになる男子や、小学校低学年から中学卒業まで不登校な女子など、問題ありそうな興味深いキャラはいるのですが、次の瞬間、主人公が彼らの問題をすべて解決してるみたいになってて、あ然としてしまう‼️そしてラストの主人公の卒業式で、たくさんの同級生たちが祝福してくれるのですが、主人公と同級生たちの人間ドラマが無いに等しいため、無理矢理感があってかなりシラケてしまう‼️そしてタコ焼きや公園のベンチ、万年筆といったこれみよがしの小道具も扱いにもう一工夫欲しかったですね‼️妻が病に倒れてしまったり、妻からの35年目のラブレターなど、いいアイデアだと思うのですがエモーショナル感がイマイチ盛り上がらない‼️すべての要素を活かしきれてない印象がある‼️これは監督の演出力不足ですね、間違いなく‼️主人公に扮する鶴瓶さんも読み書きが出来ない設定が妙に納得できてしまうのがミスキャストで、演技自体も悪フザケしてるみたいに感じられ、悲しみが観てる者に伝わってこない‼️もうちょっとキャラ設定やストーリーに奥行きが欲しかったです‼️ただ妻を演じる原田知世さんと上白石萌音ちゃんの、聖母マリアのような存在感は素晴らしかったと思います‼️
優しさと温かさに涙
字が書けないことで様々な葛藤があったと思います。書けないと告白するシーンではバレたくない気持ちや嘘をつき続けた事への罪悪感...色んな感情が映像からどんどん伝わり涙が止まらなくなりました。
鶴瓶さんと重岡くん演じる保さんと原田さん萌音ちゃん演じる皎子さんの夫婦愛はとてもほっこり温かくて、ずっと2人でいてほしいと思ったし、こんな風に支え合って生きていけたら素敵だろうなと思いました。
だからこそ最後のラブレターはとても感動しました。映像も儚く美しかったです。
なんだってやり直す事はできる、諦めないことの大切さ、そして人々の優しに触れまた明日から頑張ろうと思える映画です。
原田知世が素晴らしすぎる!
西畑 保を演じた笑福亭鶴瓶、妻 皎子を演じた原田知世、
若かりしころは重岡大毅、上白石萌音。
この4人の演技がとにかく素晴らしいのだが、
原田知世が神すぎて、もうそれだけでやられてしまった。
セリフや表情や仕草が絶妙すぎて、保への愛情をハンパなく感じる、
保に感情移入できる、そんな演技でずっと目が離せなかった。
出番は少なかったが、これは上白石萌音も同様だ。
ただ、原田知世が群を抜いて素晴らしかった。
割とヘビーな社会問題が軸になっているものの、
重くなりすぎず、夫婦愛の物語として一貫して描いているがゆえに
説教くさくなりすぎず、感動できる作品に昇華していると思う。
特に秀逸なエピソードは、
8個入りのたこやきを5個食べた保にキレる皎子の場面。
これは現在と若かりしころ、いずれも発生するイベントなのだが、
皎子の反応が全く同じなのが笑える。
キレる皎子を演じる原田知世も上白石萌音もキュートだ。
ここだけで惚れてまうやろ!という演技で、お気に入りのシーンになった。
私も劇場の観客も最も泣いたのは、
保が亡くなった皎子の押し入れ(クローゼット?)から、
保宛てのラブレターを見つけ、読むシーン。
その内容と原田知世の声に、保と同じく胸を貫かれてしまい、涙腺崩壊で
ぐちゃぐちゃな顔になってしまった。
脇を固める、皎子の姉役の江口のりこ、保の師匠役の笹野高史、そして夜間学校の先生 安田顕。
娘たちもみんな素晴らしい演技で、主役を引き立てていて、感動もひとしおだった。
本作は予告だけでも泣けるので、本編はさぞかしと期待していたら、
全くその通りだった。
これも笑いとのバランスがうまくとれているからこそ、泣ける場面での涙腺のゆるみ方が
大きいのだろうと思う。
NHKのニュースで過日取り上げられていて、その時に実話であることを知り、
保さんの奥さんが亡くなったことも知ったので、大凡のストーリーのイメージはついていたのだが
わかっていても、やはり泣けた。
鑑賞後感も実に良く、多くの方へオススメしたい作品だ。
優しさの二重奏
現在の二人と過去の二人。時に過去を思い出す形で物語に絡む。それもとても優しい。
実話を元にしているが勿論いつもこうだった訳ではないだろう。時に気まずく、時に喧嘩もしただろう。でも夫婦の根本にいつも互いを想う優しさがあったのは本当だと思う。
原作では実際に数通ラブレターが書かれるのだが、映画では二通目は届かない。昔読めなかった妻からのラブレターを、亡き人からの新たなラブレターを読むことができたと涙するシーンはやはり胸にきた。
その後で読まれる二通目のラブレター。現実的には現在の夫一人で読んでいるのだが、そこに妻が加わりかつての二人が加わり、二つの時間軸の二重奏のようだった。
やはり相手を、私の場合旦那を想わないとなあと猛省する一方で憧れる。
夜間中学の先生、共に机を並べる生徒達もまた優しさに満ちている。日頃ギスギスした顔をする自分にまたまた猛反省。
相手への優しさを照れて隠さず素直に表す。こんな素敵な映画もあっていい。
たこ焼き4個ずつの気持ち。
文字の読み書きが出来ない65才の西畑保と、読み書きが出来ない保のために、目となり手となった妻・皎子の話。
…“キセキ”は落ちてないかと歩くとある日、学校へ向かって歩く外国人と年配者に付いていけば“夜間学校”の看板、そこへ通う年配者とクラス担任の話を聞き、35年越しに感謝の気持ちを込めラブレターを皎子に書くと夜間学校入学を決める保だったが…、現在と過去の行き来、保と皎子の出会い、保の小学生時代で見せる。(実話に基づく)
保というか笑福亭鶴瓶で少しコメディ、さらに後から江口のりこの登場で少し“あまろっく”?!と感じ見せるなか。
クリスマスの日に手渡すと決めてるラブレター、…そのため定年を機に学校へ通い始める保と、その定年を機にずっと仕事ばかりしてた保と旅行でもと計画する皎子と少しすれ違い。家族の温かさを感じながらも、少し雰囲気で展開は察せるもののやっぱり観ていて悲しい…。
クリスマス数日前に渡せずじまいのラブレター…結果、逆ラブレターとなってしまったわけだけれど、とりあえず観てて保と皎子の関係性、何年一緒にいても互いに気を使いあえる、変わらない2人の愛の関係性、先立った妻・皎子に読んだラブレターにも泣けた。
皎子の若い頃を演じた上白石萌音さんのナチュラルメイクがいつもと違って見えて何か良かった。
初めて映画館で大号泣
私は重岡くん目当てで最初見ました。でも物語が進むにつれて西畑夫妻の愛情に見入っていました。原田さん、鶴瓶さんのお互いに手紙を書くシーン、重岡くんが萌音ちゃんに「字が書けない」と告白するシーン、上映中ずっと泣きっぱなしでした。何をやるにも遅いなんてことは無い。背中を押されたような気がします。素敵な映画でした。より多くの方にこの映画の良さが伝わればいいなと思いレビューを書かせていただきます。
大号泣の嵐
重岡さん 萌音ちゃん演技が好きで予告の時点もう涙が出そうだった。
試写会が当たり一番のお客さんになれたことの喜び
さて、見るぞ 原作は確か少しだけだったなと思いながら見ていたところ 「え ?こんなに出るんですか?」聞いてません。そして自分の好きな俳優さんでこんなに感情持ってかれ泣くのは初めてでマジでバスタオル持っていけばと後悔した
見終わった後、晴れ晴れしい気持ちと私も何かコツコツと頑張ろうと思った。
今公開されている秦さんの主題歌×予告編見るとわかるように1:18あたりは本当に涙が止まらないので見てほしい。
また鶴瓶さんの泣きの演技は重岡さんの演技見て乗り移ったとご本人がテレビで言っていたので、思い返すと確かにって思った。
初日実際にお金払って映画館に足を運ぶのがとても楽しみだ
大切な人と観に行ってください
この映画は多分既婚者は刺さりまくると思います。
まず、上白石さんから原田さんは何となく納得出来ますが、重岡さんから鶴瓶さんは、いくら年を重ねたとしても、ちょっと同一人物としては見れませんでした。
年月が過ぎても、鶴瓶さんは最初から高齢ですし、原田さんは綺麗なままなので、気になる方はいるかと思います。
ただ、本当にそれらが気にならない程、素晴らしい演技と内容でした。
過去は重岡さんの感情が篭った熱い演技、それを包み込む上白石さんの優しさ溢れる演技、どのシーンも魅力的で、心動かされた大部分はこの二人でした。二人が出会い、結ばれ、子供を育ててというシーンは、正直あの長さでは物足りません。もっと観たかったですし、何なら一本の映画として観たいぐらいです。
現在パートは、いい意味で鶴瓶さんがそのままなので、鶴瓶さんの日常を観ているようで、楽しかったです、ちょくちょく入るギャグシーンも、寒いものではなく、さすがどれも自然な面白さがありました。
そしてサブキャラがどの方も良く、安田さんの先生はもちろん、同級生ももっと掘り下げて欲しいぐらい素敵なキャラでした。コミュニケーションが苦手なあの二人が鶴瓶さんを通して仲良くなり、近くに座っているのは尊かったです。
ラストはラーゲリやあの花でもあった手紙で泣かして終わりかーとは思いながら観ていましたが、それでも泣かされる程、いいシーンでした。伝えることも、受けとることも出来るようになった鶴瓶さんに対する思いと、二人の夫婦愛は、他の映画では体験したことの無い感動でした。
それで終わりではなく、きちんとその後も描かれていたのも、非常に良かったです。観客が観たいものをきちんと見せてもらいました。
大変失礼な物言いになりますが、大切な人、特に夫婦やカップルではない方が観に行くと、正直イマイチかもしれません。家族愛というより、二人の夫婦の生涯を追ったラブストーリーなので、自分がいま大切な人がいて、映画を観ていてどこかその顔が浮かぶ、そんな方にはドンピシャで刺さると思います。
最後に、布団の上に僕の幸せがあったという文章が出てきますが、本当に刺さりました。鶴瓶さんが読み書きが出来る出来ないよりも、自分の当たり前の日常に、どれだけの幸せが詰まっていたのか、それを再確認させてもらった映画でした。
出来ることなら是非、大切な方と一緒に観に行って頂きたい映画です。
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