「題材は良いのに物寂しさが残る」35年目のラブレター 月子さんの映画レビュー(感想・評価)
題材は良いのに物寂しさが残る
ラブストーリーはやはり感情移入が難しい。
過去編での上白石萌音さん演じる皎子と、歳を重ねた原田知世さん演じる皎子はどちらとも演技がナチュラルで柔らかい空気感が纏っており好感が持てました。
保が読み書きが出来ず職に付けない中、同情ではなくしっかり誠意を見て寿司職人として採用した笹野さんの親方ぶりにも昔ながらの温かさを感じた。
夜間学校を通い始めた保が自分に居場所を感じられないような若い子との交流にも光明を見出すような演出も良かったが、本人の成長が芳しくなく、時間の経過が怠惰な時間に思えてしまって勿体なかったた。
もっと明るいエンドになるかと期待しましたが、2人の約束や万年筆など、キーポイントが活かされてなかったように思います。
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