「お盆の楽しいひととき」化け猫あんずちゃん アベちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
お盆の楽しいひととき
うちの愛犬はもう13歳なので老犬である。あんずちゃんが「化け猫」で37歳(この先も死なない)であるならうちの犬も「化け犬」になりいつまでもそばにいて欲しいものである。
このアニメ映画は実写で撮影した映像からトレースし、アニメーションにする「ロトスコープ」という手法を採用したとのこと。あんずちゃんを演った森山未來のユルイ感じが妙にハマってたのはそのおかげなんだと思う。
そのあんずちゃんはいきなり原付に乗って登場し普通に話すし、マッサージはうまいし、料理はするし(いいかげんだか)、パチンコ好きだし、やたらに屁をこく。既に町のみんなに溶け込んでいた。そこらにいるオッチャンと同じだが、面倒見がよく傷心の小学生かりんの心の拠り所となる。
母に会うために行った地獄では、閻魔様と鬼たちと戦うことになる。あんずちゃんも良い仲間となった妖怪たちもコテンパンにやられたが、勝気な母は閻魔様となしをつけたようで、かりんもあんずちゃんたちも助かった。地獄に仏ありってことだろう。
かりんはこれからもあんずちゃんと過ごし成長していくでしょう。
お盆に故郷に帰省したら思いがけず楽しいひとときが作れた感じでした。とっても面白く素敵な映画をありがとう。
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