劇場公開日 2024年7月5日

先生の白い嘘のレビュー・感想・評価

全141件中、21~40件目を表示

3.0なぜ美鈴は早藤に何度も会いに行ったのか

2024年7月17日
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そこの心理をもっと掘り下げたところを見て観たかった。
と思うが、この映画はそこではなく性とは『ぶつけ・ぶつけられるもの』という観点を主軸に描いている。

ただ作品の良し悪しに関わらず、音(音響)が不自然に大きかった。
これは劇場の問題なのか、監督の意思でそうしているのか。どちらにせよこのボリュームでダンケルクとか観ていたら気を失っていた。

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はりねずみ。

4.5ポップコーンを食べながら観る映画ではない

2024年7月17日
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人生のどこかが違っていたら私もみすずみたいな状況になっていたんじゃないかと思ってしまった。
とにかく、人ごとには感じなかった。

最初はえっ、なんで?って思ってたけど、みなこの無性の愛には完敗。

風間俊介ハマり役すぎ。
ごめんだけど、もっと嫌いになりそう😂

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ひみ

4.0鑑賞後、疲労する程キツイ映画ですが

2024年7月17日
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鑑賞方法:映画館

ここまで、描写を緩めず
直接に表現した監督と脚本家には称賛に値すると思う。

この話のキーである早藤君は、もうちょい深みが欲しかった。

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ゆうすい

1.0期待度○鑑賞後の満足度✕ バカな女とバカな男で白けました。

2024年7月16日
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鑑賞方法:映画館

①いやはやなんとも。学園ものかと思ったらニューロティックな昼メロみたいな話。

②これだけどの登場人物にも感情移入出来ない映画も珍しい。
どんな映画でも何処かに良いところは無いかと探すのだが、殆ど良いところが見当たらない。

ヒロインの自主性、主体性の無さにはイライラするし、理解してあげようと思うけど言ってる事はいまいちよく分かんないし、成長したというより勝手に自己完結している感じ。

風間俊介扮する男の言動も不愉快なだけ。こんな男が昼ちゃんと仕事出来ているとは思えないし、首つってるのに生きてたなんて、真面目に(?)首つってなかったんじゃない?
こんな男、昭和ではわからなくはないけれども、令和の時代にもいるのかね?

ヒロインの親友という女も、「あの人はあたしがいないとダメなの」とか「あの人を救えるのはあたしだけなの」とか、こういう勘違い女は昔からいるけれども、令和の時代にも堂々と生息していて且つ肯定的な描き方されてるし。

③人付き合いが苦手なのに先生してるなんてのも変な設定。
暴力的なチ○コと醜い(とヒロインが言う)ヴァ○ナなんだけれども、結合したら希望という名の赤ちゃんが生まれる、という持って行き方も陳腐だし。

④(後出しジャンケンですが)男女間の性の格差を描くのなら他にやりようがあったと思うんですが…

いやはやなんとも…

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もーさん

3.0ありなしだけではさらいきれないものと たぐりよせられる誰かの存在を感じる

2024年7月16日
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難しい

心にハテナ?を浮かばせながら
黒を白で包みグレーに
人も
組織も
誰かのためのような顔を盾にして
自分を曖昧にしなくていいなら
どんなにいいか
憧れないなら
涙も落ちないのだろう

漂い続ける不快だらけが
その奥をのぞかせて問うとき
もしかしたら
渦中のひとかけらの救いになることに
繋がるのかもしれない

そう思ったら
レビューを書くのは
とても難しくて
1日中
ことばのなかを行ったり来たりだった

修正済み

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hum

4.5あと10円あれば、

2024年7月16日
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鑑賞方法:映画館

何か問題になっているらしいが、できるだけ先入観を持たずに観ようと思って、予告篇以外の情報を入れずに観た。出演者の顔ぶれから、まさかこんなだとは思っていなかった。
奈緒さんと三吉彩花さんと風間俊介さん、熱演だけど、レ○プシーンは見たくない。(ラブシーンやポロリは好きなんですよ)

せっかく映像と音楽が美しかったから、生々しいシーンと「女の人のあそこがこわい」なんて台詞はなくして、先生と生徒の純愛物語にしたらよかったのに。それだとありきたりか。いっそのことR18にしてもっと過激にするか、、。

奈緒さんはあのタイミングで涙が出せるってすごい、もう大竹しのぶの域に達してるな。

風間俊介はいい俳優さんだから、もっと仕事選べばいいのに。テレビでディズニー・ランド愛語っててもこの映画の顔が浮かんでしまうだろうな。

面白かったけど、エピローグの、エピローグの、みたいな終わり方いいかげんにやめてほしい。

和田誠さんの句集に「白い嘘」ってのがありましたね。
真っ赤な嘘でなくて白い嘘。

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大吉

4.0ココロを殺す

2024年7月15日
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悲しい

怖い

難しい

インティマシー・コーディネーターの件は一旦置いといて、映画本編について率直にレビューしていきます。

見ていてとても気持ちのいい映画ではなかったが、切り込み方は非常に面白く、原作も相当な力作だと伺える。男女の性の不条理を問う物語として、かなり考えさせられる。男は強く、女は弱い。100パーセントそうとは言いきれないし、そのような凝り固まった考えは危険だが、男女間で格差が生まれてしまうのは生物学的に致し方ない。

しかも、性に関することとなるとより一層、その差は広がっていく。男は女を酷く苦しめる力を持っていることを、女は男が力を持つ種であることを知っておく必要がある。
女性はもっと立ち向かうべきだ、という男性サイドに変わることを求めない姿勢は気になったが、1人の男として、色々と思うところがあった。

何より役者陣の本気の演技に食らってしまった。風間俊介はこれまでのイメージからは想像できないほど、救いようのないクズ男を好演。終始怒りが込み上げてきて、あまりの演技の上手さから早藤だけでなく、風間俊介すらも嫌いになりそうだった。壊れていく三吉彩花もかなり良かった。あのぐちゃぐちゃな様、なかなか出せたもんじゃないよ。これまであまり役に恵まれてこなかったが、本作をきっかけに、演技派女優として評価されて欲しいものです。

そして、奈緒。近年映画もドラマも引っ張りだこの彼女だが、主演作は少なく、いつも主人公の友人や恋人役ばかり。それでもかなりの演技力の持ち主であり、いつか爆発するタイミングがあるだろうと思っていた。それが、本作だった。あまりに体当たりな演技に息をするのが苦しくなる。辛い、辛い。どうか、どうか彼女に幸せを与えてくれ。役という壁を超えた表現力。凄まじい。

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何故、せっかく手にした主演をお粗末に扱ってしまったのか。何故、彼女を大切にしようと思えなかったのか。大好きな監督だったがために失望した。この作品から何を学んだのか。少なくとも自分は、この映画を見てから女性をもっと大切にしたいと思えた。インティマシー・コーディネーター。働きやすい環境を整えて欲しいという意見を聞き入れるのは、上に立つ人間、責任者の最低限の使命だと思う。それは女性に限らず、男性に対しても。性が絡んでいなくとも。
監督は不愉快な言動を取ってしまったことを反省していたが、行動そのものが間違っていたと、しっかり受け止めて頂きたい。しかも、いい作品だったのだから。奈緒だけでなく、共演者、スタッフが気持ちよく世に送れる作品であって欲しかった。見た人がこの映画は見るべきだと高らかに言える作品であって欲しかった。悔しい。

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サプライズ

3.0(別の意味で)考えさせられる

2024年7月15日
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観終わったとき、一緒に観た人と感想を語り合うのが難しい映画ってある。本作もそうなんじゃないか。一緒に観た人が異性だとなおさらだ。
男性に性的な存在として見られることに対する女性の嫌悪感を、男は本当の意味で理解できないと私は思っている。だから本作に登場する早藤の酷さやクズさを話し合っても深いところまで共感することはできないんじゃないかと恐れてしまう。美鈴が本当に嫌ならもっと拒む方法はあるだろうと思う部分もあるから。
たしかに早藤はクズだし抱える闇も相当に深い。でも、美鈴や美奈子がそこまで執着したり、拒めないでいる魅力を早藤に感じることはできなかった。実はここがこの映画で一番の問題なのかもしれない。もちろん美鈴と美奈子も相当に歪んでいる。だから所々で3人の行動が理解できない。なんでそんなことするんだろう?と思いながら観るのだから共感できるわけがないし、感情を揺さぶられるわけでもない。人間の行動ってそんなに理路整然としていなくて、自分でも理解できない行動をとってしまうことがあるってことなんだろうけど。彼らの抱える闇を描くには尺が足りなすぎたんじゃないか。
この映画が面白かったのかと聞かれると微妙な答えをすることになる。女性たちが傷つくのを見て暗い気持ちになる前に、メンドクセーこと言ってんな!とか、それじゃないだろ!とか、まず救急車だろ!とか、別の感情を持つことが多かった。そして何を訴えるのかがあまり伝わってこなかった。もっと嫌な気分になって男女の性差について考えさせられるのかと思っていたのに。
じゃあ、つまらなかったのか?と言うとそれも違う。なんだかんだで飽きずに最後まで観てしまったから。奈緒と風間俊介の演技がよかったり、(不満は残るものの)濡れ場が意外とうまく作られていたりするからかも。そう考えると、観た後に感想を語り合うのもそんなに難しくないかもしれない。製作者の意図とは別のところで印象に残る映画だった。

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kenshuchu

3.0なんかテーマが…

2024年7月15日
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怖い

難しい

劇場の何かの予告でみてテーマに興味を持ち鑑賞。しかし公開直前にICの件でばかりテレビやネットで取り上げられてて余計な情報って感じ。

原作を読んでないので偉そうなことは言えませんが、テーマが性の格差で女性はいつも損をするみたいなことを奈緒が言ってるわりにそういうエピソードが少ない。猪狩君がアルバイト先の奥さんに強引に求められてトラウマになったわりにすぐに女性担任教師にせまる。

てことでテーマが消化不良気味でした。男女のシーンになるとどうしてもICが入るとどうなるのか、と雑念がわいて意味を深く考えられなくなってしまった。
もっと純粋にテーマを追求してほしかった。でもラストはほっこりして救いがありましたね。

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まままるこ

4.0動物的強弱と昨今の心情の在り方が交差した先へ

2024年7月15日
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2024年劇場鑑賞55本目 優秀作 70点

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サスペンス西島

3.0星はいつも三つです。

2024年7月14日
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フェルマー

4.5見応えのある映画

2024年7月14日
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性差と言うものを深く感じさせられた。男女平等ではあるが、体力差や実際の体の違い、出産の有無、によって左右されることは間違いない。
痛みと許し。

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morick

3.5不幸なお伽話

2024年7月14日
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不同意性交の巻き起こす不幸と純愛を描いた作品。
社会に生きる以上、守らなければならない決まりと生殖本能との狭間で皆生きている。
近い将来、夫婦や恋人でも犯罪が成立する社会になるのでしょう。
ジェンダーの人たちみたいに身構えないコミニュケーションがとれるようになるといいですね。

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rakugoya1

5.0【悲報】なお当作品で女性俳優の裸体披露はない模様

2024年7月14日
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悲しい

怖い

知的

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野川新栄

1.5三吉彩花

2024年7月14日
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ちゃんは事務所的にOK何でしょうか。凄い揉まれ方してました。映画は、モチーフと役者は良いけど演出と、特にセリフが駄目で辛かったです。
何より風間さんの怪演で何も入ってこない(笑)原作は映画のために未読ですが、あの役ってあんなサイコな感じなんですか?可愛さの中に毒みたいな背景がないと、主人公の腐れ縁が説明つかないと思います。
PS 原作読んでます。映画では描かれなかった背景が凄くてこりゃ傑作です。萩尾望都先生褒めてるし。で早藤くんは映画の通りクズでした…で主人公も同じくらい…あとは読んでください。

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michi

3.0「隠れビッチ」から力作連打の三木康一郎監督、期待し応援する。

2024年7月14日
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力作。支持。
男女が性衝動をバラバラに捻れさせ苦悶し傷つけ合う。
今撮るべきテーマだ。
渾身の演技演出だからこそ
エピローグの微かな緩さが惜しい。
同監督の快作怪作「隠れビッチ〜」の
不気味な森山未來から悪辣の極みたる風間俊介に至る。
俊英三木康一郎監督、期待し応援する。

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きねまっきい

3.5女優奈緒の今後のブレイクを予感させる作品

2024年7月14日
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知的

難しい

ここの厳しいコメントを読んでいたので、作品は期待しないで観に行きました。
しかし思ったより良くできた作品だと思いました。
主体性の無い女性が次第に自己を見出し自立して行くと言う視点で観ると、それなりの作品になっていると思う。
確かに暴力的なシーンでは目を覆いたくなる人もいると思うが、それはリアル感を出すためには仕方の無い演出と思う。
それも奈緒の演技によるところが大きい。アンニュイな女性から終盤の主体性の塊への変貌の演技は凛々しくもあり素晴らしかった。これほどの存在感が表現できる女優に成長したのだと思った。今後の奈緒の活躍に期待したい。

風間君の演技は頑張っていたとは思うが、後半の急速な展開の脚本では誰が演じても難しかったと思う。

これ程奈緒を見事に描いたのはおそらく監督は奈緒への思いが人一倍強かったのだろう。
「間に誰かを入れたくなかった」の気持ちは分からないでも無いが、やはり時代感覚が鈍っていると言われても仕方ない。

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cyberfighter

4.0迫真の演技はさすが。ギャップの中でも理解する努力をすること。

2024年7月14日
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ショッキングな展開の連続ではあるが、観て良かったと思える作品だった。

俳優陣、特に奈緒はさすがの演技である。
体当たりはそうだが、震えるさま、抑揚がとても伝わり、感情移入ができ、応援したくなる。
三吉彩花も最初は役柄上好感がもてないも、後半にむけての芯の強さには、ここまで隠していたとみて、恐れ入る。私が知らないだけで、こういう思いの女性は多いのでは。

風間俊介は、オーバーすぎるところはあるものの、ジャニーズの問題から、独立しこのような作品に出ている心意気が感じられる演技ではあった。

女の友情のカミングアウトのシーンではふと涙が出てきた。このシーンでうるっとくるとは。

肝心のテーマでは性差問題に直視している作品として。
男性目線では、いくら頭ではわかっていたとしても、体と体験ができない以上、心からは理解はできないものである。そのギャップが奈緒のセリフの節々の私自身の理解の難しさにもつながっていたのかとも思う。
結末がどうあれ、埋められない物がある中で、どう生きるか、相手側を想像して、行動することが大事であると感じる。

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ひでぼー

3.5きちんと作られていた作品でした

2024年7月14日
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公開前にいろいろありましたが、見ないと何にも言えないと思ってるので見てきました。

感想は人によるだろうというのは前提として、きちんと作られた映画だと私は思いました。エロだとも男性目線だとも思わなかったです。

監督は「美鈴の気持ちがわからないところがあった」とインタビューで言っていたけれど、だからこそそこは女性である脚本の安達さんと奈緒さんの解釈、演技にゆだねてる印象。キャストも脚本も監督も制作陣もふんばってると思います。

ただやはり映画では尺が足りないですね。例えば母親役が片岡礼子さんであることを考えると、早藤親子のシーンも撮っていたけど、編集で削らなければならなかったのではないかと。こういうことがほかにもあって役の奥行きは出し切れなかった。

それでも主要人物、特に美鈴、早藤、美奈子、それぞれのゆがみや嫌悪、一筋縄ではいかない関係性、自分でも理解しきれない感情は感じられたし、いろいろ制限ある中、がんばってつくったんだろうなと思います。

インティマシーコーディネーター問題については、私も記事でつけなかったと知って驚いた側です。俳優が希望したのにつけなかったのはまずかったと思います。

ただ、映画を見たあとで正直「間に人を入れたくなかった」と言った監督の気持ちも想像できてしまいました。

記事によると、企画から公開まで10年かかっているそうです。その間に10人以上の女優に断られた。当時奈緒さんは美鈴役には若すぎて検討にも入ってなかった。それが年月たつうちに奈緒さんが対象年齢に達し、「受けてくれたことに感謝している」と。

今でこそ一般人にも認知が進んでいるけれど、企画段階ではインティマシーコーディネーターなんて概念は日本はもちろん海外でもなかったはずです。Wikipedia情報で恐縮ですが、米国でさえガイドラインができたのが2017年、HBOが初めて導入したのが2018年だそうです。

それ以前からこの映画は企画され、出来を見るに多分監督と脚本家は深く議論し、作者とも丁寧にコミュニケーションを取って練り上げてきたんじゃないですかね。女優含め方々に話を持ち込み、断られ、苦労してやっと制作にこぎ着けたんだろうなと思います。

その過程でインティマシーコーディネーターという役割が出てきた。日本に今でさえ2人しかいない状況、撮影が始まる段階では、インティマシーコーディネーターが何をしてくれるのか、挟むことで俳優とのコミュニケーションはどうなるのか、脚本や撮影はどうなるのか、そもそもインティマシーコーディネーターとどうコミュニケーションをとるのか、専門家ってどういうことか、制作陣は具体的にイメージできなかったんじゃないかと想像します。

そんな状況で、長年丁寧に取り組んできた作品に、その過程を知らない第三者が入ることに不安を感じ、今回についてはむしろ俳優と丁寧なやりとりをして取り組んだほうがいいんじゃないかと判断したとしたら、、、想像に難くありません。知ってるのと実際に制作に入れるのでは違いますから。監督が挙げてたスケジュール問題ももちろんあったと思います。

あと監督が主に責められているけれど、それならその責めは事務所も負うべきではないかと思いました。事務所は所属俳優を守る立場だし、突っぱねればいい。失礼ながら三木監督にそこまで力あるとも思えません。

本作は進む理解と実際の環境整備の狭間にできた作品かなと。今後はインティマシーコーディネーターが活躍する環境になるととてもいいと当然ながら思います。

なお、もしもこの映画につける前提で考えるなら、ケアは風間俊介さんにもつけてほしいです。暴力を振るわれる女性の役をやる奈緒さんはもちろんだけど、「全く理解できない」と思いながら加虐する役をこの精度で演じた風間さんの精神的負担は相当なものではと思いました。

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kab_mtr

3.0キャストの違和感と原作との同調性

2024年7月14日
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知的

難しい

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Kchun