先生の白い嘘のレビュー・感想・評価
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後半のテンポ、、、。
原作未読。
なかなか生々しかったし、痛々しかった。
ねじ曲がった3人がぶつかり合い、自分のねじれに気付き傷つきながらも修復して行く、、、そんな話。
後半説明的台詞が多いような気がした。
どれも重要な台詞のように思ったけどやっぱり絵の力に任せる部分を作らないとテンポ悪くなる。
ちょっと友人の三吉彩花が天使過ぎるなぁと思ったけどまあいいや。役者はみなナイスキャスティングだと思ったし、ダークな田辺桃子は新鮮でよかった。
映画のチケットに原作漫画無料で読めるQR付いてたから、見てみようかな。加筆するかも。
PS:原作自体モノローグの多い作品であった。
もう少し映像、演技で見せた方がよいとやっぱり思う。あとそれぞれのキャラに鬼滅みたくストーリーがあり、なかなか重厚で深みがあったが2時間にまとめるためには田辺や三吉の話はカットせざるおえないよね。原作を超えてはいない印象かな。
タイトルなし(ネタバレ)
生きている上で怖くて怖くて仕方がなくても戦わなくてはならない瞬間がある。私にとってとても心に響く映画でした。今にも消えてしまいそうな声で「助けて、助けて」と言う台詞の音がたまらなく私の心に響きました。
誰にも共感できないファンタジー
原作は未読なので、映画だけのレビューです。主人公はなぜ、友達の彼氏にレイプされてそれを黙ったまま、6年以上もその男と体の関係を続けるのですか?それって、「セフレ」と言いませんか?また男と女、どちらかに愛情がなければ6年以上もの間、体の関係を続けていけるのか疑問が残る。言い方を変えたら友達の彼氏を寝取ってるとも言えるのではないか?そんなに嫌なら着信拒否したらいい。電話番号変えたらいい、相談も出来ないなら友達とも関係を断てばいい。また教師という立場なのに生徒の事を全く考えない自己中の先生ですね。いつも被害者意識丸出しで、「男って、女って」のセリフも上滑りして頭に入って来ず。男の側、友達、生徒の心理も上っ面だけで、生の人間性が感じられない。演技力は皆さんあるんですね。しかしどうやって役作りされたのでしょう?辻褄が合わないまま演じるのって大変でしょうねとしか言えないですね。主要キャラすべての行動、心理が取ってつけたようで、何が言いたいのか全く不明。題材が近親相姦ならわからないでもないが・・・結論、後味が悪いだけの意味不明映画でした。やっぱり男社会特有のファンタジーなんじゃないでしょうか?それを上手くオブラートに包んでフェミ映画っぽく見せてるだけなのでは?と思ってしまいました。
よかったわ〰スッゴい。
なぜ美鈴は早藤に何度も会いに行ったのか
ポップコーンを食べながら観る映画ではない
期待度○鑑賞後の満足度✕ バカな女とバカな男で白けました。
①いやはやなんとも。学園ものかと思ったらニューロティックな昼メロみたいな話。
②これだけどの登場人物にも感情移入出来ない映画も珍しい。
どんな映画でも何処かに良いところは無いかと探すのだが、殆ど良いところが見当たらない。
ヒロインの自主性、主体性の無さにはイライラするし、理解してあげようと思うけど言ってる事はいまいちよく分かんないし、成長したというより勝手に自己完結している感じ。
風間俊介扮する男の言動も不愉快なだけ。こんな男が昼ちゃんと仕事出来ているとは思えないし、首つってるのに生きてたなんて、真面目に(?)首つってなかったんじゃない?
こんな男、昭和ではわからなくはないけれども、令和の時代にもいるのかね?
ヒロインの親友という女も、「あの人はあたしがいないとダメなの」とか「あの人を救えるのはあたしだけなの」とか、こういう勘違い女は昔からいるけれども、令和の時代にも堂々と生息していて且つ肯定的な描き方されてるし。
③人付き合いが苦手なのに先生してるなんてのも変な設定。
暴力的なチ○コと醜い(とヒロインが言う)ヴァ○ナなんだけれども、結合したら希望という名の赤ちゃんが生まれる、という持って行き方も陳腐だし。
④(後出しジャンケンですが)男女間の性の格差を描くのなら他にやりようがあったと思うんですが…
いやはやなんとも…
ありなしだけではさらいきれないものと たぐりよせられる誰かの存在を感じる
あと10円あれば、
何か問題になっているらしいが、できるだけ先入観を持たずに観ようと思って、予告篇以外の情報を入れずに観た。出演者の顔ぶれから、まさかこんなだとは思っていなかった。
奈緒さんと三吉彩花さんと風間俊介さん、熱演だけど、レ○プシーンは見たくない。(ラブシーンやポロリは好きなんですよ)
せっかく映像と音楽が美しかったから、生々しいシーンと「女の人のあそこがこわい」なんて台詞はなくして、先生と生徒の純愛物語にしたらよかったのに。それだとありきたりか。いっそのことR18にしてもっと過激にするか、、。
奈緒さんはあのタイミングで涙が出せるってすごい、もう大竹しのぶの域に達してるな。
風間俊介はいい俳優さんだから、もっと仕事選べばいいのに。テレビでディズニー・ランド愛語っててもこの映画の顔が浮かんでしまうだろうな。
面白かったけど、エピローグの、エピローグの、みたいな終わり方いいかげんにやめてほしい。
和田誠さんの句集に「白い嘘」ってのがありましたね。
真っ赤な嘘でなくて白い嘘。
ココロを殺す
インティマシー・コーディネーターの件は一旦置いといて、映画本編について率直にレビューしていきます。
見ていてとても気持ちのいい映画ではなかったが、切り込み方は非常に面白く、原作も相当な力作だと伺える。男女の性の不条理を問う物語として、かなり考えさせられる。男は強く、女は弱い。100パーセントそうとは言いきれないし、そのような凝り固まった考えは危険だが、男女間で格差が生まれてしまうのは生物学的に致し方ない。
しかも、性に関することとなるとより一層、その差は広がっていく。男は女を酷く苦しめる力を持っていることを、女は男が力を持つ種であることを知っておく必要がある。
女性はもっと立ち向かうべきだ、という男性サイドに変わることを求めない姿勢は気になったが、1人の男として、色々と思うところがあった。
何より役者陣の本気の演技に食らってしまった。風間俊介はこれまでのイメージからは想像できないほど、救いようのないクズ男を好演。終始怒りが込み上げてきて、あまりの演技の上手さから早藤だけでなく、風間俊介すらも嫌いになりそうだった。壊れていく三吉彩花もかなり良かった。あのぐちゃぐちゃな様、なかなか出せたもんじゃないよ。これまであまり役に恵まれてこなかったが、本作をきっかけに、演技派女優として評価されて欲しいものです。
そして、奈緒。近年映画もドラマも引っ張りだこの彼女だが、主演作は少なく、いつも主人公の友人や恋人役ばかり。それでもかなりの演技力の持ち主であり、いつか爆発するタイミングがあるだろうと思っていた。それが、本作だった。あまりに体当たりな演技に息をするのが苦しくなる。辛い、辛い。どうか、どうか彼女に幸せを与えてくれ。役という壁を超えた表現力。凄まじい。
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何故、せっかく手にした主演をお粗末に扱ってしまったのか。何故、彼女を大切にしようと思えなかったのか。大好きな監督だったがために失望した。この作品から何を学んだのか。少なくとも自分は、この映画を見てから女性をもっと大切にしたいと思えた。インティマシー・コーディネーター。働きやすい環境を整えて欲しいという意見を聞き入れるのは、上に立つ人間、責任者の最低限の使命だと思う。それは女性に限らず、男性に対しても。性が絡んでいなくとも。
監督は不愉快な言動を取ってしまったことを反省していたが、行動そのものが間違っていたと、しっかり受け止めて頂きたい。しかも、いい作品だったのだから。奈緒だけでなく、共演者、スタッフが気持ちよく世に送れる作品であって欲しかった。見た人がこの映画は見るべきだと高らかに言える作品であって欲しかった。悔しい。
(別の意味で)考えさせられる
観終わったとき、一緒に観た人と感想を語り合うのが難しい映画ってある。本作もそうなんじゃないか。一緒に観た人が異性だとなおさらだ。
男性に性的な存在として見られることに対する女性の嫌悪感を、男は本当の意味で理解できないと私は思っている。だから本作に登場する早藤の酷さやクズさを話し合っても深いところまで共感することはできないんじゃないかと恐れてしまう。美鈴が本当に嫌ならもっと拒む方法はあるだろうと思う部分もあるから。
たしかに早藤はクズだし抱える闇も相当に深い。でも、美鈴や美奈子がそこまで執着したり、拒めないでいる魅力を早藤に感じることはできなかった。実はここがこの映画で一番の問題なのかもしれない。もちろん美鈴と美奈子も相当に歪んでいる。だから所々で3人の行動が理解できない。なんでそんなことするんだろう?と思いながら観るのだから共感できるわけがないし、感情を揺さぶられるわけでもない。人間の行動ってそんなに理路整然としていなくて、自分でも理解できない行動をとってしまうことがあるってことなんだろうけど。彼らの抱える闇を描くには尺が足りなすぎたんじゃないか。
この映画が面白かったのかと聞かれると微妙な答えをすることになる。女性たちが傷つくのを見て暗い気持ちになる前に、メンドクセーこと言ってんな!とか、それじゃないだろ!とか、まず救急車だろ!とか、別の感情を持つことが多かった。そして何を訴えるのかがあまり伝わってこなかった。もっと嫌な気分になって男女の性差について考えさせられるのかと思っていたのに。
じゃあ、つまらなかったのか?と言うとそれも違う。なんだかんだで飽きずに最後まで観てしまったから。奈緒と風間俊介の演技がよかったり、(不満は残るものの)濡れ場が意外とうまく作られていたりするからかも。そう考えると、観た後に感想を語り合うのもそんなに難しくないかもしれない。製作者の意図とは別のところで印象に残る映画だった。
なんかテーマが…
劇場の何かの予告でみてテーマに興味を持ち鑑賞。しかし公開直前にICの件でばかりテレビやネットで取り上げられてて余計な情報って感じ。
原作を読んでないので偉そうなことは言えませんが、テーマが性の格差で女性はいつも損をするみたいなことを奈緒が言ってるわりにそういうエピソードが少ない。猪狩君がアルバイト先の奥さんに強引に求められてトラウマになったわりにすぐに女性担任教師にせまる。
てことでテーマが消化不良気味でした。男女のシーンになるとどうしてもICが入るとどうなるのか、と雑念がわいて意味を深く考えられなくなってしまった。
もっと純粋にテーマを追求してほしかった。でもラストはほっこりして救いがありましたね。
星はいつも三つです。
三木康一郎監督『先生の白い嘘』
とても楽しみにしていたのですが、冒頭、主人公の女性教師の授業の場面で早くもズッコケました。残念です。
主人公は国語の教師で授業で漱石の『こころ』を朗読するのですが、普段本を読みつけていないとはっきりわかる声の抑揚とフレージング。国語教師でなければならない理由があったのでしょうか。数学教師じゃダメだったのでしょうか。どうしても国語教師でなければならないのなら、本当に読書好きの女優を使えばいいのに。
またもっとあとのほうになるとこの教師、蘇鉄や棕櫚も知らないとわかります。もう頭痛かったです。
教室の男女生徒のなかに妙にオトナな女生徒がいたところもなんだかなあでした。なにか重要な役割を果たすかと思いましたが、それもなく。
話も理解できない展開でした。
主人公の女性は何人にもわたって親友の婚約者からひどい性被害を受け続けています。
登場人物それぞれの『心の叫び』みたいなセリフがところどころで披瀝されるのですが、どれも観念的でよくわからんのです。
主人公のされた仕打ちが表現されていますが、暴力的直線的な描き方で、そこから登場人物たちの『心の叫び』が導き出されるとはどうしても思えません。
見ていてさっぱりわからん映画でした。
不幸なお伽話
【悲報】なお当作品で女性俳優の裸体披露はない模様
2024年映画館鑑賞65作品目
7月14日(日)MOVIX仙台
通常料金2000円
高校教師の原美鈴は親友渕野美奈子の婚約者早藤雅巳と不本意にも不倫をしていた
強引に処女を奪われ脅迫され関係は続いていた
そんなある日にバイト先の花屋の主婦とラブホテルを出てきたところを目撃された受け持ちの生徒新妻祐希と進路相談室で話し合ううちに2人は親密になっていく
過激な性描写より早藤にボコボコに殴られ顔面が腫れ上がる美鈴の無惨な姿がR15に跳ね上げたのか
おそらくKARAのギュリも同じように殴られたに違いない
可哀想でならない
性描写で言うとパンツが切れかかるシーン好き
全体的に不愉快極まりない内容
男女論もうんざりだが
でもU-NEXTで配信されるかDVDレンタルされたらまた観ようと思う
何度も何度も観て味わいたい作品
噛めば噛むほど味が出るスルメイカのような映画
最後はハッピーエンドかな
殺されなくて本当に良かった
性描写に関しては乳首の露出こそなかったものの奈緒と三吉はナイスファイト
三吉はわりと胸が大きくめちゃくちゃ揉まれていた
あとインティマシー・コーディネーターは日本の場合必ずしも必要はないと感じている
ハリウッドはエージェントが仕事をとってくるが日本ほどサポートはない
日本の場合は事務所が所属タレントを守りマネージャーがいろいろとサポートしてくれる
インティマシー的役割はマネージャーがやればいいのだ
タレントのイメージが損なわれる役柄ならCM契約など事務所としても大打撃だし
奈緒の事務所はアービング
アービングがやれば良い
だいたいインティーマシーなんとかはとってつけたような役職
園子温監督のような問題を防ぐことはできまい
所詮は胡散臭いミートゥー運動の産物
給料は誰から貰っているのか
どれだけの権限があるのか怪しいもんだ
映画会社側のやってますよ感がハンパない
インティマシーなんとかが映画制作に参加していれば単純なヤフコメ民やX民が「ヨシヨシよくやってるな」と上から目線で感心するだけのこと
自主制作ならともかく雇われの映画監督が絶対的な権力を持っているというのも事実誤認もいいところ
原作未読
原作は『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の劇中漫画を描いた鳥飼茜
監督は『のぞきめ』『旅猫リポート』『“隠れビッチ”やってました。』『弱虫ペダル』『恋わずらいのエリー』の三木康一郎
脚本は『ひるなかの流星』『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』『劇場版 きのう何食べた?』の安達奈緒子
配役
高校教師の原美鈴に奈緒
美奈子の婚約者の早藤雅巳に風間俊介
美鈴のクラスの生徒の新妻祐希に猪狩蒼弥
美鈴の親友の渕野美奈子に三吉彩花
男子生徒を誘惑する新妻のクラスメイトの三郷佳奈に田辺桃子
新妻を揶揄うクラスメイトの和田島直人に井上想良
美鈴の担当看護師に小林涼子
新妻をラブホテルに連れて行き関係を迫る主婦の青田有美子に森レイ子
美鈴の同僚の先生に吉田宗洋
美鈴の主治医で心療内科医の清田恵里に板谷由夏
新妻の祖父で植木職人の池松和男にベンガル
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