コウイン 光陰のレビュー・感想・評価
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こんな警備隊はイヤだ。
要人警護専門警備会社の仕事を描いた「第二警備隊」の続編で、どこぞの大使館からデータを持ち出したことで命を狙われているらしい女性を山奥のキャンプ場で警護するチームをみせる話。
あらすじ紹介には中国の工作員と記されているけれど、そんなこと言ってましたかね?
町中での警護はリスクが高いとキャンプ場にやって来た体だけど、そもそも狙われているという確証はあったのか、そしていつまでここにいるつもりだったのか…背景が見えない中で警備隊が過剰に反応するから一歩間違えたらコメディの様にもみえてしまう序盤。
明らかに不穏な事態が起きてようやくそれっぽくはなったけれど、それにしても何でその場所に拘るのかも良くわからないし、大騒ぎしている割に万一の為の準備も計画も無く、全て行き当たりばったりのポンコツ警備隊にみえて仕方ない。
ホントいつまでキャンプ場で過ごす気で?
せっかくのアクションの見せ場も暗くて良く見えないし、何ならみなさん待ったりわざわざ声掛けてから襲ったりしている様にみえたんですけれど気のせいですかね?
回想の挿し込みでテンポも悪いし、デカい口たたいてるヤツも結果オーライ?という感じだし、ちょっとあまりにも締まらなかった。
そういえばやけに強調していたけれど、自衛官で殺意や敵意を示す相手と対峙したことある人ってどれぐらいいるんでしょうかね…。
4人の警備員が1人の女性の命を守ろうと奮闘する作品。 本年度ベスト級。
自分が鑑賞した回がまさかの舞台挨拶付き。
観賞後のトークが普段聞くことが出来ない内容で満足度は少し上昇。
今まで体験した舞台挨拶で一番興味深いお話を聞くことが出来た感じ。
突っ込み所の多い作品と思ったけど上映後の監督のお話で、本作は実際にあった話から着想を得て作られた作品と知り驚く。
中国の工作員から命を狙われている女性が警護専門の警備会社に警護を依頼。
4人の警備員が彼女の命を守ろうとするストーリー。
依頼人の女性を守る為、彼らが選んだ場所は山奥のキャンプ場。
ドローンを操る子供がいる4人家族。
会話も笑もない女性2人。
外国人がいる男女混合グループ。
この3組のキャンパーがどれも怪しい。
だけど一番怪しいのはキャンプ場で場違いなスーツを来た4人の警備員(笑)
キャンプ場の管理人が何者かに殺され、4人家族の子供が何者かに連れ去られ、依頼人の女性にも徐々に工作員が近づいて来る感じ。
銃やナイフを持った工作員に立ち向かうのは警棒と懐中電灯しか武器の無い警備員。
工作員と戦う警備員のシーンは薄暗くて良く解らない(笑)
終始緊張感のある音楽が本作を盛り上げていた感じ。
ラストのどんでん返しは予想も出来ず。
実際の民間の警備員が本作の様に命を張って仕事をしている事に驚かされる。
舞台挨拶で警備員が瞬時に警棒を引き伸ばす話や警棒にはナンバリングされてどこの警備会社の警棒か管理されている事など興味深い話を聞けたのが収穫。
そして本作の監督が警備会社も経営している事にも驚く。
でも一番驚いたのは舞台挨拶に登場した子供の頃に憧れていた伊藤つかさサンの登場。
鑑賞中、解らなかったけど、4人家族のお母さん役でした( ´∀`)
初見の方はご注意ください
どこもかしこも違和感だらけ。キャンプ場にいる全員が怪しい!
序盤から音楽が煽ってきます。
驚きのラストには「だからあんなだったのか!!」と、イラっとしていたポイントが腑に落ちてスッキリしました。
疑心暗鬼のなか警棒だけで敵と戦う怖さと覚悟。
もはや日本も安全大国とは言えない。
監督の実体験に基づく映画とのことだったので、ドキュメンタリータッチを想像していましたが、程よくエンタメ。程よく社会派。
やたら回想シーンでイケオジが語ってくるなぁ。と思ったら、前作『第二警備隊』で殉職した先輩でした〜!知らずに見てごめんなさい;
私のように続編から入る不届き者は少ないとは思いますが、もし同じような方がいたら、是非ともここは押さえて見てください!
高城の中では、尊敬すべき中本の言葉がずっと生きているのね。
(監督談:中本には実在のモデルがいるそうで、野村宏伸さんがとても似ているから、本人が生きて話しているような感覚になったそうです)
同じく続編ってことで、もう一つ。
女性キャラに全く感情移入出来なかったのですが(^^;; 実はここもポイントでした。
女性隊員佐野の態度が悪すぎてドン引き。
社会人としてダメでしょ?
プロなんだから表に出しちゃダメでしょ〜!などとイライラしながら見ていたのですが…
実は前作『第二警備隊』からのキャラクターで、荒れた生活から更生すべく入社するエピソードが描かれているらしいです。
だから前作からのファンは「佐野ちゃん頑張ってるなぁ〜。」と目を細めて見ていたのでしょう。
仲間への信頼関係あっての、あの言葉づかいなのね。失礼しました。
他の女性キャラにも、なんで急に?とか、それで良いの?など、ツッコミどころ満載なのですが…ま。そこは見てのお楽しみ。フフフ。
ディテールにもこだわって作られているそうで、警棒の出し方一つとっても、リアルな動きがシャープで素敵。
無線の警備用語もカッコ良くて、子供の頃に見てたら絶対エステックごっこやってたな。
アクションも警備隊として違和感の無い動きらしいのですが、夜のシーンが多くて残念。もっと見たかった。
随所に監督の思いが詰まった1本。
“衝撃の展開”も含めてシベ超を彷彿とさせるので、ライフワーク的にシリーズ化するのかしら?
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