「今この瞬間も命を懸けて命を守る人たち リアルな警備会社の行動が面白いが それでもリアルが足らない。ツッコミどころを減らしてほしい。」コウイン 光陰 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
今この瞬間も命を懸けて命を守る人たち リアルな警備会社の行動が面白いが それでもリアルが足らない。ツッコミどころを減らしてほしい。
ある女性を警備することになった民間警備会社の担当者たちは、山奥のキャンプ場にこもることになる。
怪しく見えるキャンパーたちが次々に訪れるが、決め手がない。
果たして、真相は?
続編らしいが前作は未見だが、楽しめる。第3弾希望!
実際の警備会社の代表が、監督・脚本・アクションコーディネートを担当。
確かに、その経験を反映したリアルな日本の警備会社の行動・専門ネタが面白い。
そういうウンチク、業界内幕ネタは好きです。
そして、武器も行動も限られた中で、今この瞬間も命を守る人たちを語る部分がイイ。
意外な敵の襲来、本当の敵の正体もいい。
しかし、事実をベースにして警備会社経営者が作ってるのに、テロリストが行動すると、やはりどうしてもリアルに感じない。
マルタイと隊長が一瞬イイ感じになりかけるカットなどは邪魔。
と思ったが、それはラストのための確信犯だったのか?
それでも、もっともっとリアルでもいい。
防災無線で「テロだよ、バカヤロー」では、誰も本気にしないでしょう。
また、切り札的な隠れ場所に来るのに準備が足りなすぎたり、先に予約が入っていたりも疑問。
もっとプロフェッショナルに、淡々と仕事をこなしていれば、カッコイイしよりリアルでぞくぞくするに違いないのに、もったいない。
あと、いかにもお金がかかっていないロケ、暗くて見えない肝心のアクションなど、課題は山積み。
特撮ファンとしてのチェックポイントは、「轟轟戦隊ボウケンジャー」のボウケンシルバー・出合正幸と敵役・風のシズカ・山崎真実、さらに「仮面ライダークウガ」の夏目実加・竹島由夏の出演が嬉しい。
なお、タイトルが良くない。韓国映画かと思った。ポスターも。
コメントする