「四コマとキャラの性格が気になる」ルックバック ここさんの映画レビュー(感想・評価)
四コマとキャラの性格が気になる
美術ガチめにやってきてるんだけど、あまり響かず。
物語にハッタリとか意外な真実とか欲しかった。
四コマから二人の美術歴を細かく想像してしまい、それが本編のキャラの言動と一致している感じがしなかった
京本が都合よく背景しか描かないキャラだから成立していた漫画のタッグって感じがして、確かに楽しい時間ではあるだろうけど…。京本が藤野の嫉妬をギリギリ回避できたから成立した友情というか。
その上で最終的な結論が「一読者としての京本こそ藤野の創作の原動力」。それを美しいBGMで演出されていたのに混乱😵💫そんな美しいものかよっていうか…もっと生々しさを事実とした演出がみたかった
あと序盤の四コマ的に、藤野は人物描写と漫画の起承転結の上達を意識しており、京本は背景美術とか写実的なうまさに憧れが小学生の頃からあるように見えた。
本当の絵を描く原動力は互いの存在とは別の部分にあるからこそ京本の死後も藤野は普通に描いて当然と思えてしまた。
だって京本の絵見て本当に憧れて戦慄するなら背景美術の本買うよね、真っ先にルーミス先生買うってことは何か初めから凄い明確な目標あるよね藤野…
なんか細かい行動の違和感が無意識に積み重なり全然感情移入できず、突然の京本の死もコンセプトが曖昧っていうか💦
あと単純にどんでん返し的なエンタメ要素が欲しかった。
またifの中で京本が書いた「せなかをみて!」の四コマは、背景ばかり描いてた京本が急にそういうの描いてるのが不思議で。
コンセプトが判断しづらくどこに感動すれば良いのかわからず。自分が美術の道に進んだせいで京本の行動が当然の進路選択に思え、それに反対する藤野に共感できず感動や驚きもなく…
キャラデザはとにかく可愛くて京本の不器用でホワホワした感じが好きだった
人体の練習にスケッチブックはリッチだな!クロッキー帳にしとけ!と藤野にで思った