「ふたりの少女の出会いと別れ」ルックバック シンおやぢさんの映画レビュー(感想・評価)
ふたりの少女の出会いと別れ
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クラスの人気者のマンガが得意な調子の良い女の子と、背景の絵が凄く上手な引きこもりの女の子の出会いと別れを描いた秀作。
原作は以前にネットで流し読みをした記憶があり、チェンソーマンの原作者がこんなマンガも描くんだと思った。
原作が短編マンガなので映画も1時間くらいがちょうどよい感じ。
少女の生活が淡々と描かれていくんだけれど、作画も良く、主役二人は(後で調べたら)声優が初めての若手女優とのことだが違和感は全くなく、特に京本の方言を使った引いた演技は素晴らしかった。また、バックに流れる音楽が凄く美しいメロディーも印象的。
ふたりが共作したマンガが認められ、連載が決定後に引きこもりの女の子が初めて自分の意思を通したが故に解散とその後に訪れる悲劇。
その後、本ストーリーとは別の世界線が描かれるけれど、あのシーンがあったからこそ、悲劇の中に救いが感じられたので満点にしました。
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