劇場公開日 2025年1月17日

室町無頼のレビュー・感想・評価

全351件中、121~140件目を表示

3.5硬派ではなく人情派?

2025年1月20日
iPhoneアプリから投稿

無頼とは① 頼みにするところのないこと。 また、そのさま。 ② 一定の職業を持たず、無法なことをすること。 また、そのさまやその人。webから。

感想をあっさり言うと、まぁまぁという感じ。

もう少し、ハードボイルドなのかと期待していたのかもしれない。

人情派なのかと思いきや、全体的に駆け足で、泣くのも笑うのも沁みるのもほどほどという雑な仕上がりで、中途半端な印象。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
大粒 まろん

4.0珍しい室町時代。一揆シーンの迫力が見どころ

2025年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

「大泉洋作品にハズレは無い」と言うのが俺の経験則。プラス、いつも作品に厚みを持たせる堤真一も出ているとなれば観ない手はない。

【物語】
舞台は1461年の京都。大飢饉と疫病が同時に発生。民は日々の暮らしに困窮し、街はずれには死体が山積みになっていた。浪人侍の蓮田兵衛(大泉洋)は庶民の暮らしの惨状を目の当たりにして室町幕府の無策にやり切れない思いを抱いていた。

幕府から市中警護を任されている骨皮道賢(堤真一)は若い時に一緒に天下を取る夢を語り合った幼馴染であり、兵衛は骨皮に協力することもあった。あるとき、頼まれ事の報酬の一部として、骨皮が悪徳高利貸しから救い出した若者・才蔵(長尾謙杜)を兵衛は子分として受け取る。

兵衛は天涯孤独だが、志だけは高い才蔵の資質を見抜き、武芸の修行のために旧知の老人(柄本明)に預けて鍛える。また、一方で借金に苦しむ庶民の暮らしを救済するために1年掛けて密かに世直し一揆を企てていた。

1年後、兵衛の思いに共感した京周辺の浪人、無頼漢たちが兵衛の下に集結し、武芸を極めた才蔵も兵衛の下に戻る。そして、いよいよ兵衛たちは立ち上がる。

【感想】
かなりの大作であり、力作だった。

時代劇と言えば、半分以上が戦国時代、残りが江戸時代という感じなので、室町時代の作品は観た記憶が無い。かつ、中学時代から歴史に興味が薄い俺なので室町時代と言えば、室町幕府は足利家が興し、応仁の乱で戦国時代に突入、くらいしか頭に残っていない。こんな男が居たなんて知る由も無し(笑)

それでも、「実在のモデルが居る」と聞くと興味が湧くものだ。鑑賞後に調べたことだが、1461年とは応仁の乱の数年前だと知ると、なるほど作品で描かれる脆弱な幕府の体制が納得できる。 室町幕府は形式的には信長に将軍が追い出されるまでさらに100年以上続くわけだが、幕府の実効支配力というところでは、この作品の時代に既に末期状態だったのだろう。どこの国でも民の暮らしを守れない政治体制は長続きしないと思うので、至極納得。

そんな時代に民の不満を集めて、幕府に立ち向かうという話なのでストーリー的には痛快だ。幕府を倒すことが目的ではないというところも、面白い話だった。

ところで、そもそも”無頼”ってなんだ? と観てから思いググってみると、「一定の職業を持たず、無法なことをすること。 また、そのさまやその人。」と有った。なるほど、兵衛が興した一揆自体が“無頼”であり、兵衛の下に集まった輩は無頼と呼ぶに相応しいわけだ。タイトルにすごく納得。

設定的に面白いのは兵衛と骨皮の関係。現在の立場は取り締る側と取り締られる側、敵対する関係でありながら、旧知の仲である彼らは裏で持ちつ持たれつの関係にある。しかし、兵衛も志を果たすための大一番では骨皮を裏切らざるを得ない。骨皮も「クソッ」と思いつつも兵衛の裏切りを心中では赦しているように見える。兵衛の行動を赦した上で、自分の立場として兵衛と相見える。 そこに清々しさを感じた。

クライマックスの一揆シーンは迫力満点。いわゆる時代劇の合戦シーンと考えると、殺陣や両軍がぶつかり合う様は雑で完成度が低い感じもするが、“無頼”達は必ずしも訓練もされていなければ、きれいに統率された組織的集団でないことを考えればそれでいいのかも。 とにかく相当な人数を狭い都の街中を走らせ、ぶつかり合う様はとにかく迫力がある。

一方、やや疑問に思うのは才蔵の位置付け。才蔵の武者修行に結構な時間を割いているのだが、その割には本番の戦いでの存在感が薄い。実在ならまだしも、俺が調べた限りでは架空っぽい。 才蔵の存在が脚色であるなら半端感は否めない。 才蔵の存在を削って、その分兵衛と骨皮の若い頃の関係性描写に時間を割いた方が物語の厚みを増せたのでは?

と言うことで、不満もあるものの、作品の熱量を十分楽しめた。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
泣き虫オヤジ

4.5一揆の描き方がすごい!

2025年1月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

時代劇といえば武士と武士が戦うチャンバライメージ。もちろんこの映画にもそのシーンはあるのだが、農民や浪人そして町娘までが参加する一揆の描き方がとにかく圧巻!
大泉洋さんの渋さが増したカッコ良さ、堤真一さんの安定感のある殺陣も素晴らしかった。
何より才蔵の棒術アクションは普通の時代劇では見れるものではなくこれは見物。長尾謙杜さんはやや拙いところもあるが、それも含めて才蔵を良く演じていた。
兵衛と道賢のこれまでのストーリーも見てみたかったがそこまでするなら二部作になってしまうからいたし方ないか。
音楽が好き嫌いが別れそうだが、それ抜きでも見応えある作品。
私には言葉が難しく聴き取りにくさもあったので字幕あるならまた見たい。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
ながさき

3.0楽しまなきゃね〜^_^

2025年1月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ハリボテの大岩からはじまり、大衆演劇のような力みきった説明セリフ回し…世界的サムライブーム到来の中で、すわ本格時代劇!かと思いきや…なんだろこれ? マンガ原作だっけ? ちょっとキツイかな?😅
ーーと思っていると、やがて…「ああ、これはアニメだ…女子高生にも観てもらいたいアニメ調なんだな」と気づいて、楽しめました🤭
『室町無頼』
で、ついでに最後ちょっと泣いちゃった😆🦅🌈

コメントする (0件)
共感した! 9件)
MAZKIYO

5.0大変良かった!

2025年1月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

大泉洋がまさかこんなに格好いいとは!立ち姿の美しさ、殺陣もキレキレでびっくり。堤真一の声、殺陣がまたいい!まだまだ動けるわね。こういう時代劇映画を待ってました。劇団新感線みたいな展開の速さも飽きずに観られました。長尾さんはあまり知らなかったのですが、成長してからの殺陣のスピード感には本当にビックリしました。悪役は悪役らしく最低で憎らしくてたまりませんね。またこんな作品待ってます!

コメントする (0件)
共感した! 8件)
まよ

4.5動員がすごい!

2025年1月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本作品が史実に基づいた内容とあって、大変興味深い内容であった。
大泉洋の演技も良かったが、松本若菜の妖艶な女郎役には大変驚いた。
更に終盤の一揆シーンの壮大な規模には感銘を覚えた。一発勝負の撮影の迫力が素晴らしく感動した。
当時の日本社会の差別的社会への厳しい生活にも史実通りの表現が素晴らしかった。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
kentenpura

5.0ムシケラ魂

2025年1月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

萌える

これは、凄い!骨太のエンターテイメントジャパン、素晴らしい出来映え。虐げられた者たちの、魂の叫びが強烈に心に響く。原作も面白いが、それを凌駕する感動の秀作。パーフェクト!長尾謙社くんの成長して漢になっていく姿も感動的。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
DnaH

5.0文句無し!

2025年1月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

文句言ってる奴は誰だ!
スケール大
カタルシス
若菜可愛い
柄本明の棒読み演技、棒術の名人だからなんだね、納得
最高の映画

コメントする (0件)
共感した! 12件)
HAL1953

5.0私は音楽どハマりだとり思いましたよ?

2025年1月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

なんで、みんな否定するんでしょうね?

エンディングロール中、
入ってくるビロビロローンって音

この映画の監督の思惑でしょう?
私の勘違いなのかしら?
大泉洋さん主役にしているところってのが、
絶対あるでしょう?
どんなに史実に忠実に作り上げたとしても、ねぇ

好きな作品か?と、問われると全然違いますけど、
この監督の作品をもっとみてみたいと思いました。

凄いなぁ

コメントする 1件)
共感した! 10件)
ファジ吉

5.0どの役者さんも演技が素晴らしかった

2025年1月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

みなさんの演技が上手でもう一回観たくなるような作品です。特に才蔵役の長尾謙杜さんの演技に感動しました。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
?

3.5まずまず!マッドマックスの室町版的な・・・

2025年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

始めの死体のシーンとかちょっとリアリティを出しすぎて逆にやり過ぎに感じた.
実際は果たしてあんなだったのかな?化粧も少しやり過ぎ.
あと一人が無双するシーンとかはファンタジーなので,これもちょっと興ざめだった.
全体的にマッドマックス室町版の雰囲気であった.変に史実を混ぜるより,やるなら完全にマッドマックスに振り切った方が良い.

マッドマックス自体は好きな映画だし,全体的にはまあまあ楽しめた.

コメントする (0件)
共感した! 10件)
VIC

3.5音楽がなんか変で盛り上がらない感じ

2025年1月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

始まり時代背景とか説明した方が良いんじゃないかと

初めどこの時代か分からなかった

前半登場人物何をやってるのか良く分からなかった
少し退屈しました

後半から面白くなり 特に反乱のシーンはイキストラ
多く使っていて迫力がありました

主役の大泉洋よりも もう1人の若い人の方がアクションシーン見応えありインパクトありました

室町時代サウナあったのかな?

コメントする (0件)
共感した! 8件)
マツサキ

5.0クロサワとマカロニ

2025年1月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ここ数年、意欲的な大作時代劇が、製作され続けている。誠に良きことかな。以下、ざっくりとした印象。

①少年ジャンプを思わせる友情・努力・勝利。『用心棒』へのリスペクトを感じさせる対立構造と巨悪。『七人の侍』へのリスペクトを感じさせる連帯。このあたりはジャンプ的、ワンピース的でもある。

②音楽がマカロニ・ウエスタンすぎる?いつ太陽を背にイーストウッドが登場するか『待ち望む気分』にさせられた。

③戦闘シーン、とりわけ殺陣のカメラワークが凄い。斬新。武器の主観で回転までする。どんな絵コンテ描いたのだろう、入江悠監督は。

④結論。スッゲー面白かった。娯楽時代劇として堪能した。メインの二人の決着も腑に落ちた。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
t2law

4.0京の西部劇

2025年1月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

娯楽ウェスタン時代劇だ。時代劇を盛り上げる試みとして評価できると思う。京の西側を根城としていたようなので、西部劇とも言える。
カメラワークも面白い。刀を鏡として映したり、武器の目線になったり、わざと手持ちっぽくブレさせてみたり。
BGMはシーンと合わないと感じたところがあったが、監督の意図を汲み取って、BGM に気持ちを合わせることにした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ばななチャンプルー

4.0室町無頼

2025年1月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

興奮

とても出来栄えのいい映画だと思いますが、バックて流れる音楽が非常に安易だと思いました。音楽担当した人が無頼と言うタイトルからマカロニウェスタンを想像して作ったかは知りませんが、映像がシリアスなのに昔放映された西部劇をすぐに想起するような音楽で映画そのものがまるでパロディかと感じた。映画に合わせて音や音楽を作るのは簡単ではないですが、それこそ力の発揮できるところ。映画が良ければ音楽は付け足しでいいとは思いません。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
Ponta

3.0室町無頼(映画の記憶2025/1/17)

2025年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

単純明快。分かりやすい時代劇。殺陣もなかなか。
個人的な感想だけど武田梨奈は地味に良かったな。
(目立たないんだけど
大泉洋は時代劇に違和感なくなってきた。
なんとなく、今の世の中に置き換えられそうなシナリオ感は、政治家に観てほしいもんだ。
まぁ劇中の将軍と同じような立場で世の中見てるだけでしょうが。
とりあえずまとまってる内容で楽しめました。
時代劇風の音楽じゃなくて、ああいう音楽使うのって昔の作品であったよねw
(個人的評価6点/10点中)

コメントする (0件)
共感した! 9件)
motorad_kira

5.0税金返してくれ!!!!!

2025年1月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

IMAXレーザーにて鑑賞。終わった後給与明細の引かれている金額を思い出し、うーーーーん、我々も一揆すべきか?という思考に。爽快なアクションシーンもありながら、弱者の描写や犠牲についても落とさないあたりが入江監督らしい。気持ちの良い映画だった。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
のの太郎

4.0あり得ると知ってたはずの、見知らぬ時代劇

2025年1月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

凄絶な飢饉の悲惨さ
一揆や焼き討ちを“仕掛ける側”の目線
棒術使いの兵法家
シリアスでアクションもできる大泉洋

一つ一つの要素には既視感があったり知識としては知っているものも少なくないのだけど、組み合わせの妙で馴染みがあるような気がするのに新鮮に見られる、という不思議な感覚の連続

スケール感、迫力、盛り上げ方の表現が上手くて没入感、満足感がとても高く感じられた

難があるとすれば「十一人の賊軍」でも感じられた「本当はもっと掘り下げがあったんだろうな」という、人物描写やストーリーの一部が切り欠かれたような“ぶつ切り”感が、やや強かったこと
小説を原作として二時間前後の上映時間にまとめることの難しさなのかもしれないけれど、そこで没入感が些か損なわれてしまったのが口惜しい
とはいえ「それはそれとして」とばかりに殺陣のアクションがかっこいいので、その辺りで評価が分かれそうな印象はある

ともあれ、エンタメとしての満足度はとても高かったように感じられたし、アクションの派手さ、群衆の規模の大きさが生む迫力など映画館で見ることをオススメできる映画だと思う

コメントする (0件)
共感した! 11件)
路傍立石

3.5高利貸しの金貸し業から借用書を家ごと全て焼き尽くせ!みたいな映画。 本年度ベスト級。

2025年1月20日
PCから投稿

期待していたものの、期待を上回る事は無くちょっと残念だった。

出だしから西部劇で流れる様なBGMにずっこける(笑)

大泉洋さん演じる蓮田兵衛が世直しの為、高利貸しの借金に苦しむ人達を救う為、一揆を起こし金貸し業から借用書を家ごと焼いて借金をチャラにしようと奮闘するストーリー。

蓮田兵衛の弟子となった才蔵(カエル)の修行のシーンが熱い!
柄本明さんの教え方がスパルタなんだけど才蔵が見事に修行をこなして行く姿も熱かった!
才蔵を演じた方。
鑑賞後に調べたらアイドルグループの方だった(笑)
素晴らしい演技でした!

堤真一さん演じる骨川は蓮田兵衛と腐れ縁なんだけど2人が戦うシーンには泣ける。

エキストラもかなりの人数を使った感じで夜中のタイマツの数の迫力は凄かった。

室町時代にこんな暗黒の出来事がホントにあったのか?
気になります( ´∀`)

コメントする (0件)
共感した! 8件)
イゲ

4.0迫力ありますね

2025年1月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

室町時代終盤の一揆を描いているが、大泉洋の明るいキャラクターが重くさせずに安心して観れる。大量のタイマツのシーンなど美しくも感じます。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
ショカタロウ